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ギブズ・ヘルムホルツの式を使った問題。
テスト前でわからない問題があるので質問させてください。 反応、N2(g) + 3H2(g) →2NH3(g)の標準反応ギブズエネルギーの298Kの値(-16.45kJ/mol)から、(a)500K,(b)100Kの値を求めよ。 という問題です。(HとNの後ろの2や3は小文字です。) ギブズ・ヘルムホルツの式を使ってとくと先生が言っておられたのですが、ギブズ・ヘルムホルツの式の使い方がわかりません。 エンタルピーは温度変化に対して一定としてよいのでしょうか? その場合、ギブズの自由エネルギーをTで偏微分してしまうと、ギブズエネルギーとエンタルピーが等しくなってしまう気がします。 もしわかる方がおられたら教えてください。 初めての質問なのでもしかしたら、失礼な書き方をしてしまっているかもしれません。その場合は申し訳ありません。
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- c80s3xxx
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一般論からいえばエンタルピー変化は当然温度依存です.これは反応系と生成系の比熱の差から計算する必要があります.ΔCpは与えられていませんか? ないしは,各気体の比熱データが教科書のどこかに載っているならそれを使います. 詳しい変形は教科書とにらめっこして欲しいところですが, Gibbs-Helmholtz 式を変形すると,圧力一定条件では ∂(ΔG/T)/∂(1/T)=ΔH これを温度T1とT2の間で積分すれば, ΔG1/T1-ΔG2/T2 = ∫(ΔH/T^2)dT (実際は定積分) 右辺の積分をするために,ΔHの温度依存性データが必要で,それはつまりCp=(∂H/∂T)p から計算できる,ということになります. もちろん,ΔCp (の温度積分) を無視していいなら,質問にある通りですが,エンタルピーデータ自体が与えられていないのならそこで手詰まりになりますね. なお,うるさいことを言えば Cp 自体も温度の関数ですから,教科書の Cp の表を見ただけでは正確な計算はできないことになります.しかし,通常は Cp の温度依存性は無視してもいいでしょう.
お礼
Cpの値は、同じ表の中にありました。 詳しい説明、ありがとうございました。 無事解けそうです。