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精神病を抱えた作家
大学のレポートで「文学の中に出てくる精神病理的な問題を抱えた人たち」という課題が出ました。文学に出てくる登場人物、または作家などで精神病を抱えた人でも良いそうです。 できれば近代の作家で書きたいと思っています。 どなたか良い人物をお知りでしたら教えてください!
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偉人の作品や伝記を精神医学の立場から解明して、精神の病気がその人の創造活動に与えた影響や意義を明らかにしようという学問分野で、「病跡学」とか「パトグラフィー」というのがありますが、その手の本をちょっと覗くといろいろな固有名詞が出てくるので選択肢が拡がると思いますよ。(まあその手の授業なんでしょうが) 私の手元にはこんなのがあります。 『天才の心理学』 E.クレッチュマー 『天才』 宮崎音弥 『天才 創造のパトグラフィー』 福島章 福島先生の本には巻末に参考文献が40ほど紹介されていて便利です。 上記の本で言及がなく、いま思い浮かべられる作家ですと、河に投身自殺したバージニア・ウルフ。 好み問題があるので何ともいえませんが、参考文献の豊富さと作品の短さ(作品を読む必要に迫られた場合に都合がいい)を考えると芥川龍之介が書きやすいと思います。 もし気が変わって登場人物を取り上げるのなら、土居健郎という精神科の先生が漱石の十の作品から主要人物を取り上げて論じた本があり、参考になると思います。 もちろん精神科医が興味をもつくらいですから「問題を抱えた人たち」という切り口に適合しています。 『漱石文学における「甘え」の研究』
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- TY79
- ベストアンサー率40% (26/64)
島尾敏雄『死の棘』 めちゃくちゃ重い長編小説ですが、テーマにはぴったりかと思います。マイナーなのでレポートは非常に書きにくいのですがね。。。
お礼
ありがとうございます!
美術家の草間弥生は作家としての顔も持っていますが、自身の強迫神経症をベースにした作品を書いています(もちろん版画等の美術にも作者自身の精神病が投影されています)。 著書も『すみれ強迫』『蟻の精神病院』等といったものがあります。
お礼
ありがとうございました!
- guitarist19xx
- ベストアンサー率55% (5/9)
村上春樹の『ノルウェイの森』に出てくる「直子」は精神病でした。
お礼
この本、ぜひ読んでみたいです。 ありがとうございました!
- gbrokk
- ベストアンサー率26% (146/541)
精神病院で治療して再び文壇に蘇った宇野浩二、精神病院で亡くなった島田清次郎、母親が狂人だったので自分もと恐れた芥川龍之介、死後夫人に精神病だったとと公表された夏目漱石、衝動的にいきなり居合わせた人達をぶん殴った徳富蘆花、黴菌を極端に恐れた泉鏡花、狂言自殺の繰り返しで現状から逃れようとした太宰治・・・ 戦前の文学者の例は多いです
お礼
ありがとうございました!
一つ前の芥川賞を受賞された女流作家、糸糸(で一つの漢字です)山秋子さんは躁鬱病だとインタビューで答えていました
お礼
躁鬱病の作家さんて多いんですね~。 ありがとうございました!
- Swordline
- ベストアンサー率42% (291/688)
亡くなりましたが、中島らも氏は、躁鬱病でした。 病気との闘いをつづった作品があります。(下記リンク)
お礼
ありがとうございます!
- matui2000
- ベストアンサー率19% (30/155)
北杜夫は躁鬱病でした。躁の時の作品と鬱の時の作品を読み比べたり比較したりすると面白いかもしれません。
お礼
読み比べ、ぜひしてみたいです! ありがとうございました。
お礼
たくさんの情報ありがとうございます!