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未来学とは?
未来学というのがあると知りました。 これはいったいどういうものなのでしょうか。 理系でしょうかそれとも文系でしょうか? 実際どういうことをやっているのか、どのくらい発展しているのか、起源や関係する学問についてなどに興味ありです。
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未来学とはその名のとおり、さまざまな手法で未来を予測する学問です。1970年前後、未来指向のテーマを持っていた大阪万博をきっかけに、科学的手法で未来のあり方を探ろうという運動として誕生したものだと思います。万博にも関わった堺屋太一氏や小松左京氏が中心となって、未来学会という団体があったようです。 分類としては文科系の社会学の一種でしょうが、予測対象や予測手段として理系の要素もおおいに含まれているため、学際的な学問と呼ぶのが正解でしょう。 '70年代には国土開発予測などで一定の成果を挙げていたようですが、世間が未来予測に対してあまり関心を持たなくなってきたころから、あまり聞かなくなりました。現在組織だった活動があるのかは不明ですが、三年ほど前に朝日新聞に連載された堺屋氏の「三十年後」という小説などは、未来学の手法が活かされたものだったようです。 余談ですが、1970年当時は、「21世紀までわずか30年」というのが合言葉だったようです。それがいよいよあと2日にまで迫ってきちゃいましたねえ。
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うっかりnutsさんの回答を読み忘れていて、恐る恐る事典を繰ってみると…… 有斐閣の『社会学小辞典』と『現代政治学小辞典』には「未来学」が載っていました。社会学は現実指向型、政治学になると、トマス・モアまでさかのぼるんですね。 詳しくは、各辞典をご参照下さい。 答える側としても、勉強になりました。
小林信彦『現代<死語>ノート』(岩波新書)、1968(昭和43)年の欄に<未来学>があります。 「高度成長をバックにして、この年、<バラ色の未来>を考える<日本未来学会>(会長は中山伊知郎)が設立された。当時でも、楽観的すぎるという批判はあった」 ということは、1968年に誕生した学問ということでしょう。 ちなみに、中山伊知郎は日本で有名な近代経済学者。 また、中曽根内閣のブレーンとして働いた自称「未来学者」香山(こうやま)健一・学習院大学教授(1933-1997)は法学部で「社会工学」講座を担当し、やはり経済学部の出身でした。ただし、彼の所属学会に、「日本未来学会」というものは見当たりませんでした(「学習院大学法学部 hand book 1995-1996」より) どうやら、主体は経済学のようです。 現在は死語なんですね(^_^;;
お礼
ありがとうございます。お返事遅れました。 私が知らなかったのも無理なそうかなと思いました。 勉強になりました。(^o^)
お礼
ありがとうございます。お返事遅れました。 やはり学問としてあったわけですね。 勉強になりました。