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ビッグワードの必要性
先日ある英語教室に見学に行きました。 そこは日本人の先生が生徒に英語を教えるというものです。 題材はTIMEなど難しい読み物を扱っていました。 私自身英語検定1級の1次を先日合格しているので、TIMEなどの雑誌を読むことが中上級者の勉強に必要なことだというのはわかります。 しかしながら、授業を拝見していて、うまく説明できないのですが、違和感を感じてしまったのです。 もちろん、ディベートや時事会話をしようとすれば、その話題に沿ったボキャブラリーが必要ですし、何かを読んだりするには難しい単語の知識があるに越したことはありません。それに聞くということにおいても、知らないよりは知っていた方が絶対にいいだろうとは思う。 しかし、私くらいの会話レベルのうちは、逆にTIMEのような読み物をじっくり精読することに時間を取られることがどのくらい効果があるんだろうか、ビッグワードを習うのは、もっと言語運用能力を伸ばしてからでもいいのではないか・・と思うこともしばしばです。 私もいつかいろんな話題において気負いなくディベートできる(日本語のようにいろんな会話を操る)ようになりたいという目標があります。しかし、簡単なことをもっと自由に言えるレベルまで上げてから、ビッグワード(会話ではたぶん使わない。もっと基本的なget,take,have,go, come,などの単語と前置詞などで置き換えの表現ができるから。読み物などには効果的だと思う)を学ぶ方が無理がない気がしました。実際、生徒さんたちの会話能力は、読んでいる題材に比例していないと感じました(私も同様)。 木を見すぎて森を見ていない感じがするのです。 私の考えは違うでしょうか。 教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
既に参考になる回答がありますので、屋上屋の感でしょうが、私の経験を聞いてください。 1.英会話を学ぶ目的によります。大きく分類してみましょう。 A. 単なる旅行程度で、観光地、ホテル、路上、ショッピングなどでまごつかない程度の会話力。 B. 例えば、海外赴任の家族として、海外に住み住人として、近所、子供の学校など世間的付き合いをするような会話力。 C.ビジネスにおいて、主として会社内外で誤解無しにやり取りし、交渉する会話能力。 D. 専門的な分野(科学、技術、IT、特許、法律、会計、監査などなど)での会話力。 E. 現地の新聞やニュース、またお昼休みのジョウクなどが分かる英語力 2.恐らく、Aや、B程度を目標にするのであれば、会話中心の、耳が慣れるような、Nativeの発音を聞くような学習が効果的かもしれません。 どちらかと言うと、Timesを読解する訓練のような文法や語彙力を問う英語力は、赴任してから現地で学べばいいかもしれません。生活の中の会話の話題のような単語や語彙は、いい教材がないと思いますし、現地で習得できると思います。 3.しかし、Cとか、D、またEのレベルになると、話は全く違います。単なる耳のトレーニングや幼児のような日常会はではやはり役に立ちません。ビジネス上では、会話と言えども、語彙と文法がしっかりしていないと、うまく通じないでしょう。発音もまた、和製英語の発音に惑わされて通じないことが多いです(例:モデルModelやルールRuleなど、日本語調ではまず通じません)。この外に、英語の交渉力では、論旨の論理的展開が要です。 4.CやDでは、書物や英語文が読め、書けることもまた、きわめて重要ですが、これはやはり、単語語彙力と文法力に多く依存します。 (なお、私の経験では、Eのレベル、新聞などは語彙力と構文力不足でなかなかすらすらとは読めないのが本当のところです) 5.中学校から6年、大学で10年学んで、英会話ができないと批判が多いですが、ナンセンスな日本人による発音会話練習、文を後ろから訳していく(戻り訳)翻訳の教授法の誤りなどがあると思います。その上に、日本語構造(動詞が最後にくる)の違いから、英会話習得はそう簡単ではありません。 6.日本の環境で、英語現地の発音を学ぶことは、相当困難です。スタートは、基礎的な単語や語彙と文法をしっかり学び、その後ヒアリングとスピーキングを訓練する順番も可能と思います。 その順番であれば、Timesのような英語を学ぶ意味は十分にあると思います。ちなみに、No.4の方は、既に、ある程度の基礎的単語・文法力があり、今度は、会話力強化を目指しておいでになることでしょう。順番は逆でもよいでしょうが、どちらも通過しないといけない道と思います。 7.以上から、幼少時代は、子供的な会話で耳からNativeの会話英語を、中学生以上では、単語熟語、文法を中心に学ぶのがよいと思いますが、順番はどうあれ、両方が必要で、教室へ行く目的、年代と進行段階と思いますが如何でしょうか。
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- ryu_chan
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私はどちらかというと質問者さんの意見に賛成です。子供的な会話でもいいので、英語の感覚を身に付ける方が先だと思います。日本語を介さずに英語のまますらすら言える表現を多く学ばないと、結局、英語の本質が分からずじまい、そして、英語を話す時、いつまでたっても日本語を介してしまうということになりかねないと思います。 難しい単語と呼ばれているものは、実は簡単だと思います。というのは、これらの単語は、意味が2~3個ぐらいしかなく、ほとんどダイレクトに日本語の単語と直結しているからです。質問者さんがおっしゃっているget,take,have等は、日本語で意味を考えたらダメで、その単語が持っているニュアンスをつかみとることが大事だと思います。そういう意味で、すごく難しい単語だと思います。 内容のある話しは言語とは関係なく、その人自身の中身の問題だと思います。言語が操れるのと、内容のある話しは別問題だと思います。 実は自分も一度、英語教室に見学に行ったことがあります。最初に実力判断ということで、ネイティブと少し会話をしました。会話は、北朝鮮問題や今の日本が抱えている政治・経済問題といった高度な内容でした。自分は政治・経済・時事問題は得意なのでそれなりに応対できました。 そのネイティブの人が判断した私の英語力は、上位クラス推薦でした。自分の実力は、TOEICレベルで600点ぐらいです。このネイティブの人は、多分、私の英語というよりその内容を評価をしたのだと想像できます。自分が今、目指しているのは、小学生程度の英語を日本語を介さずに瞬時に話せるようにすることです。 私より質問者さんの方が英語の実力は上なので差し出がましいとは思いましたが、同じような考えを持ってらっしゃるようなので意見させていただきました。
お礼
回答をありがとうございます。 お礼が遅くなってしまいごめんなさい。 私の英語の実力なんて褒めてもらってはいけない感じがします。 昨日もある英語教室の体験レッスンでガンガンまくし立てるタイプの男性の先生に当たり、圧倒されてしまいなかなか言葉が出ませんでした。日本語と違い、言いたいことがあっても、それを日本語を介して英語に翻訳しているわけではないのですが、英語の文を組み立てようとしている間に相手の話がどんどん進んでしまうという情けない状態でした。 話題にしてもやはり今どきの話題や社会情勢を知っていなくては話にならないし、あっちもこっちもやらなくてはならず大変です。 それでもやっぱり英語が大好きなんですよね。 勉強を苦しいと思ったことはないんですね。 そして昨日の先生は、私が話したことのとても細かい点に3つほど指摘をしてくれました。今まで体験レッスンなどを受けるとたいてい「先生が褒めていましたよ」と言われたりしますが、ひねくれものの私はもうそんなうわべだけの言葉はいらないぞって思います。先生が一体何に対して褒めているのか疑問です。私の英語に対する姿勢と前向きなところであるなら納得できますが(確かにがんばっていますので)、英語を使うという段階ではまだまだ荒削りで話題の知識も足りません。自分でよくわかっています。 こんな感じでいつまでも自分の足りない部分を補おうと努力していたらいいのだろうなと思います。終わりがないような感もありますが、言葉は生き物。一生終わりはないでしょうね。 どうしてこんなに英語が好きなのかよくわかりませんが、大好きなのでがんばろうと思います。 私も子供が言葉を使うような快適さを手に入れたいと思います。 お互いにがんばりましょう! 回答をありがとうございました。
まず英語教室とあり,非英語ネイティブの日本人の先生が教えているというので,会話教室ではないとします. まずここに問題が一つ.一般論ですが,この教室では英米文化の思考・発想に欠けるでしょう.もちろんその先生のバックグラウンドによりますし,個人差もあるでしょうが. 次に,まず簡単な日常会話から,と考えるのはむしろ近視眼的になります.子供でない日本人なら,大人としての話題をこなすべきです.一般に,日本人が英語を話す時に,子供っぽいと思われるのは,話題が身の回りのことくらいしか話せないことです.例えば,政治,経済,比較文化,などの話題になると「だんまり」を決め込んだり,積極的な発言ができなかったりします.日本人のおとなしさ(と見られている)は消極性と見なされるし,意見がないのは子供扱いされる原因です. また,話し方がいかに流暢でも内容が無いとすぐに見破られます.ビッグワードなどと逃げないようにしましょう. その意味では,TIMEなどを扱うこの英語教室の狙いは正しいと思います.ただし会話力そのものについては疑問ですが.ただ,内容があれば,カタコトでも伝わることも事実です. すでにご理解されているようですが,とにかく車の両輪ですから,一方だけでは不十分です. 「木を見すぎて森を見ていない」には賛成できません.木も森も同時にじっくり見るのです.
お礼
回答をありがとうございます。 そうですね、会話教室ではないでしょうね。 むしろ、話題作り、時事会話の題材作りにはとてもよい場だと思います。 日常会話がペラペラで中身のない会話というものだけを追っているつもりではないのですが、 日本語的思考のまま、難しい表現やビッグワードを使っても、なかなか効果的に 相手に伝えることができないだろうと思うので、 勿体無いなぁと感じるのです。 その教室のやり方はきっと間違ってはいないだろうと思います。 ただ、個々の基礎の部分を補いながら難しい題材を扱わないと、 いつまで勉強しても効果的にはならない気がしたのです。 大人としては政治・経済・比較文化などについても話したいですよね。 お話聞かせていただき、自分もただ流暢なだけではなく、中身のある会話を目指そうと 気持ちを新たに致しました。 アドバイスとても参考になりました。
- gryfinndors
- ベストアンサー率18% (127/671)
意外かもしれませんが、日常的な表現力はディベートよりもはるかに難しいですよ。 例えば、「上から三番目の棚のDVDをラベルの方を上にしてデッキに掛けてくれますか。」と言えますか? それよりも「イスラエル軍がレバノンの武装勢力を戦闘機で攻撃している。」と言うほうがはるかに簡単です。 簡単なことが自由に言えるレベルは実は最高度の英語なのです。 あせらずに簡単なTIMESから勉強しましょう。
お礼
回答をありがとうございます。 なるほど、言葉の運用能力ですよね。 確かに日常表現を自由にこなすというのは至難の業です。 でも、その基盤があればそこに難しい単語をはめ込むだけだと思うのです。 もしかしたら、日常の細かい表現が全部流暢にならなくても良いかもしれません。 要するに「英語の思考」の訓練が大事だと思うのです。 英語の思考で発言できないと、英語らしい表現として伝わらないと感じます。 日本語との性格がかなり違うので、ただ難しい話題、単語だけを追うのではなく、 言葉の仕組みとしての英語の使い方も同時に伸ばしつつ、 時事英語も学ぶのがいいと思ったのです。 そのあたりの指導がなく、ただやみくもに難しい題材を扱っているとしたら、 あまり身にならない気がしました。 回答とても参考になります。
- Chicago243
- ベストアンサー率38% (401/1043)
日常会話レベルから始めるべきだというご意見でしょうか?ごもっともです。 でもその授業の目的はなんでしょう?ほんとに精読が必要とされますか、その授業に。 確かにTIMSとか難しいかもしれませんが、ネイティプでは日常会話のちょっとしたネタにはなっているとおもいます。そういった感覚で話してみればいいんじゃないでしょうか,,ともおもいます。日本人だってニュースをネタにああだこうだというたわいのない話はするわけですし。 その教室での授業の意図は分かりませんが、会話の話題を作るためにそういうのを使っているだけかもしれません。ま、ただ日常会話レベルの教材から始めたいのであれば違う教室を探されてもいいかもしれません。
お礼
回答をありがとうございます。 確かに話題作りとしてそういうものを活用する、 難しいものにも取り組むというのは必要かも知れませんね。 参考になります。
お礼
回答をありがとうございます。 わかりやすい説明でとても興味深く拝読できました。 学校での「戻り訳」という教え方は本当に弊害です。頭から訳す癖をつけるとそれが快適になるし、何より英語を理解するためには頭から理解する方法でしか上達(完全理解)できないと思います。 英会話と一口に言っても本当にいろんな側面があるんですよね。 英会話を勉強し始めたころは、決まり文句ばかりを覚えていました。でもそれは主に相槌とかで活躍するもので、いざ自分が自分のことを相手に発信しようとすると、そんなものばかりでいつまでも行けるわけじゃなく、自分で文を組み立てながら話さなくてはならないので文法の知識なども絶対に必要になりますよね。 それから文法を焦って覚えても十分間に合うとは思うし、文法や語彙を頭に入れてあっても、体から自然に出るためにはやはり運動と同じような訓練が必要になってくる。 やはりどちらも足りないものを補いながら追いかけあっこするように伸ばして行くしか方法はないですね。 もう一段上のレベルに行きたいと熱望していれば、きっと成長できると信じてがんばります。 子供だった日々の積み重ねを通して、いつの間にか上手になっているんですもんね。 がんばります。 ありがとうございました。