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ギリシャ・スパルタの隷属民ヘイロータイ(へロット)
ギリシャ・スパルタの隷属民ヘイロータイ(へロット)の受けていた迫害について、教えてください。(又は参考になるサイトを教えてください) 世界史の資料集に、市民の子供の軍事教育実習で、"狩り"の対象にされたと書いてあり、色々と調べてみたのですが、資料があまり見つかりませんでした。 よろしくお願いします。
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回答No.1
東京図書「世界史 古代3」より転載します。 スパルタ市民自身はいつも軍務にたずさわっていたから、耕作は自分でやらず、耕地にしばりつけられていた無権利のヘロットが行っていた ヘロットは奴隷所有者の全集団である国家の所有であった。 ヘロットは分配地のなかに家族と一緒に住み、一定の経済的独立を持ち、国がきめた生産物地代を収穫のほぼ半分にあたる量の農産物で、分配地の所有者に支払う義務があった。 ヘロットを処分する権利は国にあり、所有者はヘロットを売ったり、殺したりする権利はなかった。 スパルタ人により搾取され、抑圧されていたヘロットは残酷な取り扱いを受けていて、そのため絶えず蜂起を起こした。 スパルタ政府は抵抗意欲を押さえつけるため、クリュプティアと言う制度を設けて、もっとも危険で信用できないヘロットを組織的に大量に虐殺した。 非武装のヘロットに対するこのような大量虐殺は、スパルタ青年の「軍事訓練」とさえ考えられていた。
お礼
ご回答ありがとうございます。 軍事訓練は、反乱の抑止のためでもあったのですね。