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プリウスや電気自動車の電池が浸水したら・・・
最近、九州地方で集中豪雨が降りましたが、プリウスや電気自動車の電池が浸水した場合、感電とか高電圧電池の短絡事故とかの心配は無いのでしょうか? (1)高電圧電池が完全に水没した場合、水の電気分解現象が発生するのでしょうか? (2)高電圧電池は、防水仕様になっていると予測しますが、もし電池内部へ雨水が浸水し、正、負極を接続すると短絡し大電流が流れないのでしょうか? (3)高電圧電池の内部は絶縁仕様にになっていると予測しますが、もし電池内部へ雨水が浸水し、絶縁性能が劣化した場合、電池ケースに漏電して、それに人体が接触し、感電の危険が生じるのではないでしょうか? もし、大丈夫なのであれば、そのメカニズムをご教授ください。 実験すればいいのですが、理論的なこともお聞きしたいと思いまして質問させて頂きました。くだらないとは思いますが何卒宜しくお願いします。 以上
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以前、電気自動車のモーターやコントローラーの開発に少しだけ関与したことがあります。 その程度の経験で言える範囲では、 浸水・冠水で検討すべき課題は、電気分解による影響よりも、水による電触(金属部の腐食)です。 ふつうの自動車(12Vバッテリ)でも、オルタネータ(発電機)やスタータモータ、各種電子制御ユニットにはエンジン停止時であっても活線状態の部分があります。大雨で駐車場の車が冠水・浸水すれば活線部分は電蝕し、使い物にならなくなります。 しかし、高電圧バッテリ搭載のハイブリッド車や電気自動車では、キーオフすればメインスイッチが遮断されて、活線部がないようにしています。 本題は、水溜りや冠水した道路を走行した場合、どうなるかということですね。 200V以上の高電圧であるバッテリ端子部は、万一被水しても大きな被害が出るほどの電流が流れることがないように電極間距離が確保されています。 水は電気を通しますが、電流が流れると言うより、リーク(数十~数百ミリアンペア漏れる程度)すると言う方が適切です。 ハーネスは銅線ですから短絡すると、銅が溶解するほどの大電流が流れますが、水でバッテリ端子を短絡してもリークするだけです。 ご質問(3)ですが、電池ケースに高電圧が漏電しているわけですから、触れると感電する場合があります。漏電センサーがついているはずです。 安全作業のために周知徹底すべきことで、詳しくは次のURLを。 http://www.tossnet.or.jp/mtou_siryo/img/tech_info/tech_info_09.pdf なお、水没した電気自動車等の側を通ったり、触れたりしても感電するおそれはありません。 路面電車は直流600Vですが安全ですね。というよりは、安全を見込んで600Vにしています。 感電とは、体に接触しているふたつの導体の間の電圧の差が大きいとき、電圧の高い方から低い方へ体を通って電流が流れることによって起こるからです。 水の電気分解については私も勉強しました。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1909068
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- nrb
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プリウスの蓄電池 バッテリーパックは1.2Vの小さな電池(セル)を沢山繋いで使っています。従来のプリウスでは6本の電池を繋いだ7.2Vのモジュール(6本組みバッテリー)を直列に38個(228セル)使っていましたが、新型では28個(168セル) で電圧(V、ボルト)が旧車の274Vから202Vに下がっています (1)高電圧電池が完全に水没した場合、水の電気分解現象が発生するのでしょうか? たぶん無理でしょうね200V位では力不足ですし 完全な水ではなく不純物が大量に混ざってる水では無理です (2)高電圧電池は、防水仕様になっていると予測しますが、もし電池内部へ雨水が浸水し、正、負極を接続すると短絡し大電流が流れないのでしょうか? 1個当たりは1.2Vですから 直列状態で旧車で274V 現行が202ですV 電子は密封型の構造で構造上外から中には浸水しない構造です 実際になんだかの異常で電池内部が圧力が上がれば、圧力を逃がす弁がありますから、 したがってこの弁から水が進入することはありえます 仮に水が進入すれば、蓄電池と役割は果たせなくなりたんなんごみです 電圧も無くなりますので、正、負極を接続すると短絡し大電流が流れないです (3)高電圧電池の内部は絶縁仕様にになっていると予測しますが、もし電池内部へ雨水が浸水し、絶縁性能が劣化した場合、電池ケースに漏電して、それに人体が接触し、感電の危険が生じるのではないでしょうか? 内部に水が浸入すると電圧自体が無くなりますので (化学変化が出来ないので電流が流れない) たんなるごみです
お礼
詳しいご回答ありがとうございます。 高電圧の電池が浸水しても人間に直接的なダメージが無いことがわかりました。 電池パッケージ内部に水が浸入すると電圧自体が無くなりますとのメカニズムがいまひとつ良くわかりません。電池の正負極端子が、水の中に浸かっていれば、ハーネスで、両極を短絡しているのと同じことにはならないのでしょうか?
- omi3
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トヨタのハイブリッドは、 ブレーキもフライバイワイヤーになっていて、 水が制御系を犯してしまうと、ブレーキも使えなくなります。 パワーウインドウもだめです。 電池系の心配は、ほとんど無用で、 それよりもっと怖いことが起こりますから。
お礼
ご回答ありがとうございます。 トヨタのハイブリッドは、確か、ブレーキバイワイヤ方式の協調回生ブレーキだったと思います。確かにブレーキが失陥して、ノーブレーキになると怖いですね。
お礼
詳しいご回答ありがとうございます。 高電圧バッテリは、防水仕様になっている。万一、バッテリ端子部が被水しても、電極間距離が確保されており、短絡状態になりにくい。それでももし、水により正負極が短絡状態になったと仮定しても、銅の抵抗が、水の抵抗よりかなり低いので、バスバー(銅)の方に多く電流が流れ、水の短絡回路には、リーク電流(数十~数百mA程度)が漏れる。ということですね。軽度の浸水や内部結露に対してもバッテリに重大なダメージが無いことがわかりました。