- ベストアンサー
形状記憶合金の二度の変化
形状記憶合金の特徴として、加熱すれば記憶していた元の状態に戻るということは分かりました。では形状記憶合金に、二種類のパターンを記憶させる事は出来るのでしょうか?例えば70℃では直線になり、50℃では曲線になるというような形状記憶合金は、もうできているのでしょうか。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
形状記憶合金は、高温時の金属原子が「最も安定な配列状態」であるのに対し、 低温下での変形は「配列の歪みを残した状態」になります。 この「配列の歪み」の解消が、形状記憶ということになります。 (なお、通常の金属や高温時の形状記憶合金は、「歪み」ではなく「原子の横滑り」 によって変形するため、形状記憶能力を持たない) 「最も安定な配列状態」(=歪みがない状態)は1つだけのはずですから、 記憶できる形状も1つだけになると思います。 但し、2種類以上の形状記憶合金を組み合わせ(→双方を混ぜるのでなく、 バイメタルのように張り合わせ;線材なら拠り合わせ)れば、ご質問のような 「2つ以上の形を記憶する形状記憶合金」を作成することも可能かもしれません。 (実際に作られているかどうかまでは知らないのですが・・・) http://pub.cozmixng.org/~hiki/note/?%B7%C1%BE%F5%B5%AD%B2%B1%B9%E7%B6%E2 http://www.actment.com/sma_kiso.htm
その他の回答 (1)
- am3141592
- ベストアンサー率40% (20/50)
回答No.2
二方向とか双方向と呼ばれる形状記憶特性も実験的には報告されています。しかし、歪や力、コストなどの面で実用化にはほど遠いと思われます。現実的にはバイアスバネ等と組合わせて使用する方が簡単で確実です。
補足
回答ありがとうございます。 形状記憶合金について回答を聞いていると、主にバネを作るための素材のようですが、私はただの直線の線に二種類の動きを出したいのです。 線を作るだけなら、どんな方法があるでしょうか?