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現代社会における問題
今日、アメリカで軍備拡大の実権を握っているのは、軍・産業・官僚・科学者の複合体であると言われています。このエリートの組織が戦争を仕掛けることで、それぞれが利益をみいだします。だから、この組織を管理していく必要があると言われています・・・? そこで世界平和のために (1)民衆として軍(エリートの組織)をどのようにコントロールすることができるのでしょうか? (2)兵器を研究する科学者をどのようにコントロールすることができるのでしょうか? (3)産業や官僚を軍と切り離すことはできるのでしょうか? どうか教えてくさい。お願いします。
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遅くなりましたが、回答の続きです。 No.13,15の方と意見交換する形になりましたが、結局は軍産複合体という存在は、目に見える組織としては存在しないわけです。 日本において、公共工事の利権に群がる政治家・官僚・業界関係者を一くくりにまとめて政・官・業のトライアングルと呼んだように、アメリカでは国防費の利権に群がる軍人・産業界・官僚・科学者をまとめて、軍産複合体と呼ぶわけです。 組織として実体はないわけですから、この軍産複合体がアメリカの実権を握って、他国に戦争を仕掛けるという論理自体が、極めてバーチャルな意見となります。 それで質問に戻りますが、 >そこで世界平和のために >(1)民衆として軍(エリートの組織)をどのようにコントロールすることが >できるのでしょうか? >(2)兵器を研究する科学者をどのようにコントロールすることができるの >でしょうか? >(3)産業や官僚を軍と切り離すことはできるのでしょうか? という問いかけについては、上記の関係者が群がっている軍事費を削減すればよいという結論になります。 実際アメリカは、冷戦終結後、軍事費の削減を断行したのは、No.14で述べたとおりです。 軍事費の削減に伴い、軍産複合体と呼ばれる人たちの影響力もかなり後退しました。 今でもアメリカは、9.11事件以後、アフガニスタンやイラクで戦争を起こしましたが、この戦争を裏で主導したのはネオコン(ネオ・コンサーバティブの略)と呼ばれる人たちです。これらの人たちは、決して軍産複合体と一つではありません。 私の見解は以上のとおりですが、もしこの質問がテストの回答やレポートとして学校に提出することを求められているのであれば、そのとおりに書いても、よい点はもらえないでしょう。 なぜならば、No.2のお礼に書かれていた「平和研究講義」という本は、上記で述べた軍産複合体というバーチャルな存在が、あたかも実体の組織として存在し、機能していることを前提として書かれているからです。 どういう回答をすればよい点が取れるかについては、私からはアドバイスできませんが、一つの参考にしてください。
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- fieldsfairies
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4 米国の経済・産業、政府の予算・支出について US Department of Commerce → Bureau of Economic Analysis http://www.commerce.gov/ → http://www.bea.gov/ Table 1.1.5. Gross Domestic Product 名目GDP 民間消費 民間投資 輸出 輸入 貿易収支 http://www.bea.gov/bea/dn/nipaweb/TableView.asp?SelectedTable=5&FirstYear=2003&LastYear=2005&Freq=Qtr Table 1.1.6. Real Gross Domestic Product Chained Dollars 実質GDP=2000年度の通貨価値を基準とする相対値 http://www.bea.gov/bea/dn/nipaweb/TableView.asp?SelectedTable=6&FirstYear=2003&LastYear=2005&Freq=Qtr Table 1.1.1. Percent Change From Preceding Period in Real Gross Domestic Product 実質GDP成長率=2000年度の通貨価値を基準とする相対値 http://www.bea.gov/bea/dn/nipaweb/TableView.asp?SelectedTable=1&FirstYear=2003&LastYear=2005&Freq=Qtr Table 7.1. Selected Per Capita Product and Income Series in Current and Chained Dollars 国民1人当たりの名目GDP 国民1人当たりの実質GDP=2000年度通貨価値を基準とする相対値 http://www.bea.gov/bea/dn/nipaweb/TableView.asp?SelectedTable=253&FirstYear=2003&LastYear=2005&Freq=Qtr 上記のBureau of Economic Analysisの各統計表は、 規定値では2003~2005年のQuarterlyの表記になっているが、 年度のFrom~Toは1929~2005年度まで指定可能、QuarterlyはAnnualに変更可能である。 US Federal Government → Office of Management and Budget http://www.whitehouse.gov/ → http://www.whitehouse.gov/omb/ Budget of the United States Government Fiscal Year 2007 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/ Historical Tables Budget of the United States Government Fiscal Year 2007 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf 当該年度の財政収支 → Table 1.1 - Summary of Receipts Outlays, and Surplas or Deficits → as Percentage of GDP 1930 - 2011 → Total Surplus or Deficits 当該年度の財政収支のGDPに対する比率 → Table 1.2 - Summary of Receipts, Outlays, and Surplas or Deficits → as Percentage of GDP 1930 - 2011 → Total Surplus or Deficits 累積の財政収支 → Table 7.1 - Federal Dept at the end of Year 1940 - 2011 → in Millions of Dollars → Gross Federal Debt 累積財政収支のGDP比率 → Table 7.1 - Federal Dept at the end of Year 1940 - 2011 → as Percentages of GDP → Gross Federal Debt 上記の資料から米国の1940~2005年の経済統計を下記のように表形式で示す。 Year=年度 GDP=名目GDP(単位:億$) RGDPC=実質GDP成長率 GDPC=名目の国民一人あたりGDP(単位:$) RGDPC=実質の国民一人あたりGDP(単位:$、2000年度を基準値とする相対値) CIV=民間投資支出(単位:億$) EXP=輸出(単位:億$) IMP=輸入(単位:億$) TRB=貿易収支(単位:億$) TRBGP=貿易収支のGDP比率 FB=当該年度の財政収支 AFB=累積の財政収支 FBGP=当該年度の財政収支のGDP比率 AFBGP=累積の財政収支のGDP比率 Year GDP GDPC GDPC RGDPC CIV EXP IMP TRB TRBGP FB AFB FBGP AFBGP 1940 1014 +8.8 768 7827 136 49 34 +15 +1.5 -29 -506 -3.0 -52.4 1941 1267 +17.1 950 9079 181 55 44 +10 +0.8 -49 -575 -4.3 -50.4 1942 1619 +18.5 1201 10644 104 44 46 -3 -0.2 -205 -792 -14.2 -54.9 1943 1986 +16.4 1452 12220 61 40 63 -22 -1.1 -545 -1426 -30.4 -79.1 1944 2198 +8.1 1588 13053 78 49 69 -20 -0.9 -475 -2040 -22.7 -97.6 1945 2231 -1.1 1594 12766 108 68 75 -8 -0.4 -475 -2601 -21.5 -117.5 1946 2223 -11.0 1572 11241 311 142 70 +72 +3.2 -159 -2709 -7.2 -121.7 1947 2442 -0.9 1694 10925 350 187 79 +108 +4.4 +40 -2571 +1.7 -110.3 1948 2692 +4.4 1836 11206 481 155 101 +55 +2.0 +117 -2520 +4.6 -98.4 1949 2673 -0.5 1792 10957 369 145 92 +52 +1.9 +5 -2526 +0.2 -93.2 1950 2938 +8.7 1937 11717 541 124 116 +7 +0.2 -31 -2568 -1.1 -94.1 1951 3393 +7.7 2199 12412 602 171 146 +25 +0.7 +61 -2552 +1.9 -79.6 1952 3583 +3.8 2283 12668 540 165 153 +12 +0.3 -15 -2590 -0.4 -74.3 1953 3794 +4.6 2378 13032 564 153 160 -7 -0.2 -64 -2659 -1.7 -71.3 1954 3804 -0.7 2342 12719 538 158 154 +4 +0.1 -11 -2708 -0.3 -71.8 1955 4148 +7.1 2509 13389 690 177 172 +5 +0.1 -29 -2743 -0.8 -69.5 1956 4375 +1.9 2601 13410 720 213 189 +4 +0.1 +39 -2726 +0.9 -63.8 1957 4611 +2.0 2692 13435 705 240 199 +41 +0.9 +34 -2722 +0.8 -60.5 1958 4672 -1.0 2683 13088 645 206 200 +5 +0.1 -27 -2796 -0.6 -60.7 1959 5066 +7.1 2860 13782 785 227 223 +4 +0.1 -128 -2874 -2.6 -58.5 1960 5264 +2.5 2912 13840 789 270 228 +42 +0.8 +3 -2905 +0.1 -56.5 1961 5447 +2.3 2965 13932 782 276 227 +49 +0.9 -33 -2926 -0.6 -55.1 1962 5856 +6.1 3139 14552 881 291 250 +41 +0.7 -71 -3029 -1.3 -53.4 1963 6177 +4.4 3263 14971 938 311 261 +49 +0.8 -47 -3103 -0.8 -51.8 1964 6636 +5.8 3458 15624 1021 350 281 +69 +1.1 -59 -3160 -0.9 -49.4 1965 7191 +6.4 3700 16420 1182 371 315 +56 +0.8 -14 -3223 -0.2 -46.9 1966 7878 +6.5 4007 17290 1313 409 371 +39 +0.5 -36 -3284 -0.5 -43.6 1967 8326 +2.5 4189 17533 1286 435 399 +36 +0.4 -86 -3404 -1.1 -41.9 1968 9100 +4.8 4533 18196 1412 479 466 +14 +0.2 -251 -3686 -2.9 -42.5 1969 9846 +3.1 4857 18573 1564 519 505 +14 +0.1 +32 -3657 +0.3 -38.6 1970 10385 +0.2 5064 18391 1524 597 558 +40 +0.4 -28 -3809 -0.3 -37.6 1971 11271 +3.4 5427 18771 1782 630 623 +6 +0.1 -230 -4081 -2.1 -37.8 1972 12383 +5.3 5899 19555 2076 708 742 -34 +0.3 -233 -4359 -2.0 -37.0 1973 13827 +5.8 6524 20484 2445 953 912 +41 +0.3 -149 -4662 -1.1 -35.7 1974 15000 -0.5 7013 20195 2494 1267 1275 -8 -0.1 -61 -4838 -0.4 -33.6 1975 16383 -0.2 7586 19961 2302 1387 1227 -160 -1.0 -532 -5419 -3.4 -34.7 1976 18253 +5.3 8369 20822 2920 1495 1511 -16 -0.1 -737 -6289 -4.2 -36.2 1977 20309 +4.6 9219 21565 3613 1594 2123 -231 -1.1 -536 -7063 -2.7 -35.8 1978 22947 +5.6 10307 22526 4380 1869 2123 -254 -1.1 -591 -7766 -2.7 -35.0 1979 25633 +3.2 11387 22982 4929 2301 2527 -225 -0.9 -407 -8294 -1.6 -33.2 1980 27895 -0.2 12249 22666 4793 2808 2938 -131 -0.5 -738 -9090 -2.7 -33.3 1981 31284 +2.5 13601 23007 5724 3052 3178 -125 -0.4 -789 -9948 -2.6 -32.6 1982 32550 -1.9 14017 22346 5172 2832 3032 -200 -0.6 -1279 -11373 -4.9 -35.2 1983 35367 +4.5 15092 23146 5643 2770 3286 -517 -1.5 -2078 -13716 -6.0 -39.9 1984 39332 +7.2 16638 24593 7356 3024 4051 -1027 -2.6 -1853 -15645 -4.8 -40.7 1985 42203 +4.1 17695 25382 7362 3020 4172 -1152 -2.7 -2123 -18174 -5.1 -43.9 1986 44628 +3.5 18542 26024 7465 3205 4533 -1327 -3.0 -2212 -21205 -5.0 -48.1 1987 47395 +3.4 19517 26664 7850 3639 5091 -1452 -3.1 -1497 -23459 -3.2 -50.5 1988 51038 +4.1 20827 27514 8216 4441 5545 -1104 -2.2 -1551 -26011 -3.1 -51.9 1989 54844 +3.5 22169 28221 8749 5033 5915 -882 -1.6 -1526 -28678 -2.8 -53.1 1990 58031 +1.9 23195 28429 8610 5524 6303 -780 -1.3 -2211 -32062 -3.9 -55.9 1991 59959 -0.2 23650 28007 8029 5968 6243 -275 -0.5 -2692 -35981 -4.5 -60.6 1992 63377 +3.3 24668 28556 8648 6353 6686 -332 -0.5 -2903 -40017 -4.7 -64.1 1993 66574 +2.7 25578 28940 9534 6558 7209 -650 -1.0 -2550 -43510 -3.9 -66.2 1994 70722 +4.0 26844 29741 10971 7209 8145 -936 -1.3 -2032 -46433 -2.9 -66.7 1995 73977 +2.5 27749 30128 11440 8122 9036 -914 -1.2 -1639 -49205 -2.2 -67.2 1996 78169 +3.7 28982 30881 12403 8686 9648 -962 -1.2 -1074 -51814 -1.4 -67.3 1997 83043 +4.5 30424 31886 13898 9553 10569 -1016 -1.2 -219 -53692 -0.3 -65.6 1998 87470 +4.2 31674 32833 15091 9559 11159 -1599 -1.8 +692 -54781 +0.8 -63.5 1999 92684 +4.5 33181 33904 16257 9912 12517 -2605 -2.8 +1255 -56055 +1.4 -61.4 2000 98170 +3.7 34759 34759 17355 10963 14758 -3795 -3.9 +2361 -56287 +2.4 -58.0 2001 101280 +0.8 35491 34659 16413 10328 13998 -3670 -3.6 +1281 -57698 +1.3 -57.4 2002 104696 +1.6 36321 34861 15821 10059 14303 -4244 -4.0 -1577 -61984 -1.5 -59.7 2003 109712 +2.7 37687 35452 16704 10456 15465 -5009 -4.5 -3775 -67600 -3.5 -62.4 2004 117343 +4.2 39922 36592 19281 11738 17978 -6240 -5.3 -4121 -73546 -3.6 -63.7 2005 124857 +3.5 42085 37531 21031 13016 20286 -7269 -5.8 -3183 -79053 -2.6 -64.3 Year GDP GDPC GDPC RGDPC CIV EXP IMP TRB TRBGP FB AFB FBGP AFBGP 上記の経済統計から下記の長期的傾向が導かれる。 *米国の累積財政収支は1940~2005年度の66年間の全ての年度で赤字である。 *米国の当該年度財政収支は1940~2005年度の66年間中、54年間は赤字である。 *米国の貿易収支は1940~2005年度の66年間中、38年間は赤字であり、 1974年度以後は32年間連続赤字である。 *米国の輸出は1940~2005年度の66年間中、53年間は+成長であり、 1974年度以後の32年間中、27年間は+成長であり、 1996~2005年度の10年間中、8年間は+成長であり、 2002年以後は4年連続で+成長である。 *米国の実質GDP成長率は1940~2005年度の66年間中、55年間は+成長であり、 1974年以後の32年間中、27年間は+成長であり、 1996~2005年度の10年間中、10年間は+成長であり、 2003年以後は3年連続で+成長である。 *米国の実質の国民一人あたりGDP成長率は1940~2005年度の66年間中、55年間は+成長であり、 1974年以後の32年間中、26年間はプラス成長であり、 1996~2005年度の10年間中、9年間は+成長であり、 1992年以後は14年連続で+成長である。 *米国の民間投資は1940~2005年度の66年間中、53年間は+成長であり、 1974年以後の32年間中、25年間はプラス成長であり、 1996~2005年度の10年間中、8年間は+成長であり、 2003年以後は3年連続で+成長である。 上記の長期的傾向から下記の長期的な経済状況と法則が導かれる。 *米国経済は国家全体としても国民一人あたりとしても成長している。 *財政赤字は米国の経済力、国際的競争力の衰退を意味せず、 財政赤字は米国の経済力、国際的競争力を衰退させる要因ではない。 *貿易赤字は米国の経済力、国際的競争力の衰退を意味せず、 貿易赤字は米国の経済力、国際的競争力を衰退させる要因ではない。 *米国が膨大な金額の貿易赤字を長期間続けることができる原因は、 基軸通貨国だからであり、それ以外の原因ではない。 *仮に、連邦議会が貿易赤字を強制的に消滅させるために、 輸出額と輸入額の差を一定の範囲内で均衡させる法律を制定し、 米国の貿易が国家の管理下で人為的に統制された場合、 石油、一部のレアメタル、工作機械、軍需兵器のに使用される素材や部品、 などの、米国の国益上の必要不可欠な資源、工業用の素材・部品・機械以外は、 貿易収支均衡のために輸入が減少するか、輸入されなくなる。 *米国が国家の管理下で貿易収支を人為的に統制した場合、貿易収支は均衡するが、 米国の貿易収支の均衡は、米国に対して貿易黒字を計上している国の 貿易黒字の消失も意味し、GDPにおける対米貿易依存度が高い国ほど、 米国の貿易収支均衡政策により、GDPの成長を阻害する影響を受ける。 *国家の経済の発展に必要な要因は多種多様であるが、 国家の経済の発展に最も重大な影響を与え、最も重要な変革をもたらす要因は、 技術革新・経営革新による新規の技術・商品・需要・顧客・市場・雇用・産業の創出であり、 それを可能にする諸要因(初等・中等・高等教育の普及、科学技術の振興、 重要産業・基幹産業の育成政策、公平な競争条件の整備、適切な金融政策、etc) であり、財政赤字が巨額だから経済の破綻、国家の崩壊は必定とする認識は、 経済を単純化・二元化したプロパガンダにはなっても、 現実の世界の経済の歴史的・社会的な事実の積み重ねの証明にはならない。 注:米国が20世紀以後に大規模で長期間の戦争に参加した事例と期間は、 1941~1945年の第二次世界大戦、1950~1953年の朝鮮戦争、 1961~1973年のベトナム戦争、2001~2006年現在のアフガニスタン戦争、 2003~2006年現在のイラク戦争である。
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3 戦争や武力行使の現実についての質問者様の誤認・誤解について >そこで世界平和のために >(1)民衆として軍(エリートの組織)をどのようにコントロールすることができるのでしょうか? >(2)兵器を研究する科学者をどのようにコントロールすることができるのでしょうか? >(3)産業や官僚を軍と切り離すことはできるのでしょうか 質問者様の言説を読むと、米国と米国の軍需産業が、世界の全ての戦争の根源である との認識を持ち、イラク、アフガニスタン、パレスチナだけで戦争や武力行使があり、 米国とイスラエルだけが戦争や武力行使を起こし、 イラク、アフガニスタン、パレスチナ以外の国は平和で、 米国とイスラエル以外の国は戦争も武力行使もしていない、 という暗黙の認識に基づいて質問されていますが、そのような認識は誤りです。 戦争や武力行使の定義や、何を根拠に戦争や武力行使の開始と終了を判断するか、 何を根拠に戦争や武力行使の一例にするか、統一された定義はありませんが、 一般的な見方では、第二次世界大戦以後だけでも、戦争や武力行使は、 大小含めれば300回以上起こり、現在でも世界の30か所以上の国・地域で、 戦争や武力行使が発生しています。 戦争や武力行使である以上、死傷者が発生し、インフラが破壊され、 国民も国家も疲弊することは、戦争や武力行使の主体が誰でも、 戦争や武力行使が起こる国や地域がどこでも同じことです。 戦争や武力行使の主体や客体が誰か、戦争や武力行使が起こる国や地域がどこかで、 戦争や武力行使に対してダブスタを用いる人は真の反戦平和運動家ではなく、 反戦平和運動家を装った政治運動であり、米国やイスラエルの戦争にだけ反対するなら、 単なる犯米・反イスラエル政治運動であり、それ以外の存在ではない。 米国やイスラエルの戦争や武力行使でなければ、何百人、何千人、何万人、何十万人、 何百万人、何千万人が殺傷されても無関心で何もせずに放置するなら、 それはイデオロギーや政治的立場に基づいた偏向した自称平和運動であり、 国民大衆の賛同は得ることはできず、戦争や武力行使を抑止することもできず、 戦争や武力行使を終結させることもできない。 その証拠に、米国のアフガニスタンやイラクへの軍事侵攻に対して、 どこの国の政府も議会も国民も、石油・天然ガスの禁輸、貿易の断絶、 米国企業との取引拒絶、米国企業の商品不買運動などの経済制裁を発動していない。 米国の石油消費量の60%は輸入しているので、対米石油輸出国が協力して 対米石油禁輸をすれば、米国民の生活や米企業の活動は大きな制約を受け、 アフガニスタンやイラクへの軍事侵攻は到底不可能であり、 一発の弾も撃たなくても、何の武力を行使しなくても、戦争を抑止できるのだが、 現実にはどこの国の政府も議会も国民も米国に対する経済制裁を発動していない。 参考までに、米国がアフガニスタンに軍事侵攻した2001年10月以後に、 質問者様が認識しているアフガニスタン、イラク、パレスチナだけでなく、 国家の軍隊や民間の武装勢力による戦争や武力行使が行われている (行われていたが今は停戦中も含めて)国・地域を示す。 エジプト http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88 http://en.wikipedia.org/wiki/Egypt http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=94 アルジェリア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%82%A2 http://en.wikipedia.org/wiki/Algeria http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=91 ソマリア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2 http://en.wikipedia.org/wiki/Somalia http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=110 スーダン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3 http://en.wikipedia.org/wiki/Sudan http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=107 セネガル http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%8D%E3%82%AC%E3%83%AB http://en.wikipedia.org/wiki/Senegal http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=109 シエラレオネ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%83%A9%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%8D http://en.wikipedia.org/wiki/Sierra_Leone http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=105 リベリア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A2 http://en.wikipedia.org/wiki/Liberia http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=126 ナイジェリア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%82%A2 http://en.wikipedia.org/wiki/Nigeria http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=115 ウガンダ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80 http://en.wikipedia.org/wiki/Uganda http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=93 ブルンジ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%82%B8 http://en.wikipedia.org/wiki/Burundi http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=127 コンゴ民主共和国 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B4%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD http://en.wikipedia.org/wiki/Democratic_Republic_of_the_Congo http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=103 アンゴラ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%A9 http://en.wikipedia.org/wiki/Angola http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=92 バスク http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%AF%E5%9B%BD http://en.wikipedia.org/wiki/Basque http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=161 チェチェン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3 http://en.wikipedia.org/wiki/Chechen_war http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=178 ハイチ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%81 http://en.wikipedia.org/wiki/Haiti http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=255 コロンビア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%A2%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD http://en.wikipedia.org/wiki/Colombia http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=248 ペルー http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%BC http://en.wikipedia.org/wiki/Peru http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=261 サウジアラビア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2 http://en.wikipedia.org/wiki/Saudi_Arabia http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=50 イエメン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%A1%E3%83%B3 http://en.wikipedia.org/wiki/Yemen http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=43 パキスタン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3 http://en.wikipedia.org/wiki/Pakistan http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=11 カシミール http://en.wikipedia.org/wiki/Kashmir http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=1 東トルキスタン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3 http://en.wikipedia.org/wiki/East_Turkistan チベット http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88 http://en.wikipedia.org/wiki/Tibet ネパール http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB http://en.wikipedia.org/wiki/Nepal http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=10 スリランカ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AB http://en.wikipedia.org/wiki/Sri_Lanka http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=6 ミャンマー http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC http://en.wikipedia.org/wiki/Myanmar http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=18 タイ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E7%8E%8B%E5%9B%BD http://en.wikipedia.org/wiki/Thailand http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=7 アチェ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%81%E3%82%A7 http://en.wikipedia.org/wiki/Aceh_War http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=2 インドネシア http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%A2 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- fieldsfairies
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>アメリカで軍備拡大の実権を握っているのは、 >軍・産業・官僚・科学者の複合体であると言われています。 >このエリートの組織が戦争を仕掛けることで、それぞれが利益をみいだします。 >だから、この組織を管理していく必要があると言われています >そこで世界平和のために >(1)民衆として軍(エリートの組織)をどのようにコントロールすることができるのでしょうか? >(2)兵器を研究する科学者をどのようにコントロールすることができるのでしょうか? >(3)産業や官僚を軍と切り離すことはできるのでしょうか >シビリアンコントロールは効きません。 >兵器開発者、科学者は国家の予算で飼いならされ政府の言いなりです。 >軍需産業と官僚や政治家は莫大な利益でつながっているため切り離せません。 上記の認識は、米国に対して強烈な嫌悪・不快・侮蔑の感情を持ち、 米国は世界の平和と人権と国際協調を破壊する根源的要因であり、 米国は人類の絶対的な敵、人間社会から消去しなければならない悪魔の帝国と考え、 米国に対して断絶・排斥・敵対政策を主張する絶対的反米主義者の 典型的な認識・意見の中であり、それらの中で最も頻繁に使用されるものです。 しかし、質問者様や反米主義者の上記の認識は、事実ではなく誤りであり、 米国の政治、経済、法律、軍事、国内政策、対外政策、それらの歴史的推移についての 誤認・誤解であり、現実世界に存在せず、反米主義者の脳内空間にだけ存在する妄想です。 そうである証明は客観的で具体的な事実の積み重ねにより論証できますが、 それ以前に、質問者様も回答者様も、自分の対米認識について、 いかなる根拠も出典も示さず、客観的で具体的な事実の積み重ねによるいかなる証明もせず、 歴史的・社会的事実の積み重ねによるいかなる証明もせず、 客観性も具体性も実証性もない、抽象的で観念的な主観的な思い込みの表現になっています。 筆者は客観性も具体性も実証性も全くゼロの、抽象的で観念的な主観的な思い込みの表現は、 論者と同じ性格や思考回路を持ち、論者と同じイデオロギーを持つ人々には支持されても、 国民大衆から信用や賛同を得ることはできないと考えております。 上記の認識の誤りについて、事実を指摘します。 1 米国の政治制度について US Senate → Constitution of the United States http://www.senate.gov/civics/constitution_item/constitution.htm Wikipedia English Version → United States Constitution http://en.wikipedia.org/wiki/Us_constitution Find Law → US Constitution http://www.findlaw.com/casecode/constitution/ 在日米国大使館 → 合衆国憲法の日本語訳版 http://japan.usembassy.gov/j/amc/tamcj-071.html Wikipedia 日本語版 → 合衆国憲法 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95 (1) 米国の政治制度は連邦政府と連邦議会は明確に区別されている。 議院内閣制の日本では、国民が衆議院議員・参議院議員を選挙し、 国民が選出した国会議員が国会で首相を指名し、首相が国務大臣を任命し、 国会で単独、または、連立で過半数以上の議席を持つ政党が内閣を構成する。 米国では各州の州民が大統領の選挙人を選挙し、選挙人が大統領を選挙し、 連邦議会の上院議員・下院議員は各州の州民が直接選挙し、 国務、国防、商務、司法などの連邦政府の行政機関の長官、最高裁裁判官を任命し、 大統領に任命された連邦政府の行政機関の長官候、最高裁裁判官の 補者の就任の可否を連邦議会上院が審査・票決・承認する制度である。 連邦政府の行政機関の長官だけでなく、副長官、次官、次官補などの 管理職は全て大統領が任命し、大統領が任命した管理職候補者の就任の可否を 連邦議会上院が審査・票決・承認する制度である。 連邦政府は副大統領が連邦議会上院の議長を兼任することを例外として、 議会に干渉することはできない。 連邦議会上院は大統領を弾劾尋問・審査する権限を持ち、 上院議員の三分の二以上が賛成すれば、大統領は罷免される。 米国の歴史上、連邦議会上院が弾劾尋問・票決で大統領を罷免した実績は無いが、 ニクソン大統領がウォーターゲート事件で辞職した理由は、 上院がニクソン大統領に対する弾劾尋問の開催を計画しつつあり、 弾劾票決で上院議員の三分の二以上が賛成し、 自分が大統領職を罷免されることは確実であると認識したので、 罷免という不名誉を避けるために、辞職という不名誉を選択したのである。 (2) 米国では大統領、連邦議会上院議員・下院議員の選挙は別の選挙である。 米国では同時、または隣接した時期の選挙でも、同一の州であっても、 大統領、連邦議会上院議員・下院議員、州知事、州議会議員などの、 選挙のカテゴリごとに、当選する候補の所属政党が同一である事例よりも、 異なる事例のほうが多く、党派的性格よりも属人的性格が強く、 大統領の所属政党と連邦議会の多数政党が異なる状況はありふれた事例である。 (3) 米国の連邦政府は予算案や法案の審議・票決の権限は無い >アメリカで軍備拡大の実権を握っているのは、 >軍・産業・官僚・科学者の複合体であると言われています。 >シビリアンコントロールは効きません。 >兵器開発者、科学者は国家の予算で飼いならされ政府の言いなりです。 >軍需産業と官僚や政治家は莫大な利益でつながっているため切り離せません。 米国憲法や政治制度の実態を参照すれば、上記の認識は誤り。 議員内閣制の日本では政府提出予算案が国会で可決され、 政府提出法案が原案のまま、または、野党の要求により一部修正されて、 国会で可決されることが通例である。 米国の政治制度では、大統領は年頭教書や予算教書で政策の表明はできるが、 連邦政府は連邦政府の連邦法案・予算案を発議・審議・票決する権限は無く、 連邦法案・予算案の発議・審議・票決は連邦議会の権限である。 連邦議会が可決した法案・予算案に大統領が署名すれば成立になり、 連邦議会が可決した法案・予算案の署名に大統領が拒否権を行使した場合は、 法案・予算案は連邦議会に戻され、連邦議会が三分の二以上の賛成で再可決すれば、 法案・予算案は大統領の拒否権をオーパーライドして成立になり、 連邦議会が三分の二以上の賛成で再可決できないと廃案になる。 (4) 緊急事態に対する応戦を例外として、軍事力行使には議会の承認が必要である。 >アメリカで軍備拡大の実権を握っているのは、 >軍・産業・官僚・科学者の複合体であると言われています。 >このエリートの組織が戦争を仕掛けることで、それぞれが利益をみいだします。 >だから、この組織を管理していく必要があると言われています 米国憲法や政治制度の実態を参照すれば、上記の認識は誤り。 米国では外国や武装勢力の武力攻撃に対する緊急対応の武力行使を例外として、 他国に対する正規軍の武力行使は連邦議会の承認を必要とする。 アフガニスタンやイラクへの武力行使・軍事侵攻は、 大統領府の提案を連邦議会の上院・下院が賛成多数で承認した結果であり、 アフガニスタンやイラクへの武力行使・軍事侵攻の主語を ブッシュ大統領にするのは誤りであり、米国とするのが正確である。 経済的な認識としても誤りであることは別途の回答で示します。 2 立法・行政・司法による国家の統治、産業・経済についての質問者様の誤認・誤解について >民衆として軍(エリートの組織)をどのようにコントロールすることができるのでしょうか? 米国民が選挙で選出した代表者である大統領、連邦議会の上院議員・下院議員が、 米国憲法や連邦法に基づいてコントロールしています。 質問者様が上記のような質問をする意味は、 米国の現状は米国民と連邦議会議員が軍をコントロールしていないと認識しているから? 米国の現状は国民の意思と無関係に軍事独裁政権が支配していると認識しているから? >兵器を研究する科学者をどのようにコントロールすることができるのでしょうか? 上記の質問と答えは同じですが、それに加えて、以下の指摘をします。 米国の法律に基づいて政策として遂行していることに他国民が干渉することはできません。 兵器を研究することは米国法でも、世界の大部分の国の法律でも、国際法でも合法です。 日本でも、三菱重工、石川島播磨重工、川崎重工などの軍事兵器メーカーはもちろん、 日立、東芝、NEC、富士通、松下、シャープなどの電気機器メーカー、 トヨタ、日産、ホンダなどの自動車メーカー、 東レ、帝人、旭化成などの科学素材メーカーも、 武器や軍事システムに使用されるコンポーネント、バーツ、マテリアルを 防衛庁や米国防省に提供しています。 米国や日本に限らず、ロシア、英国、フランス、ドイツ、中国、韓国、 ブラジル、インド、カナダ、イタリア、スペイン、スイス、スウェーデンなど、 ある程度以上の産業技術や工業生産力を持つ国なら、 どこの国にも質と量の差はあっても軍需産業や軍産複合体はあります。 質問者様は軍事力の保有や行使、兵器の研究を「絶対悪」と評価されているようですが、 そのような思想は生物の本能や本則に反するカルト思想です。 全ての動物は自分や家族や集団の生命・身体の安全や自由に危害を加える者には武力で自衛し、 危害を加えようとする者には武力で威嚇し、危害を加える恐れがある者には警戒することは、 野生動物を監察したドキュメンタリーで広く知られている事実、生物の本能、生物界の法則であり、 人間も例外ではなく、ホモ・サピエンスから自衛本能や暴力本能を除去することは、 ホモ・サピエンスより知力も含めて総合的な力が強い生物が強制的に遺伝子操作しない限り 不可能であり、実質的には不可能です。 もし、国家が全ての軍事力の廃棄、全ての兵器の研究の禁止という、 生物の本能や法則に反する法律を作って国民に強制した場合、 その国は他国に侵略され、占領され、併合され、独立運動が弾圧される、 または、武力で政府を転覆させ、暴力で国民と国家を支配しようとする勢力の 武装蜂起・武力革命により、国家は乗っ取られ、国民は支配されることも、 日本や世界のを見れば明確である。 ただし、どこの国でも軍需産業は国家の経済においては主要な産業ではなく、 国家の経済の根幹となることは、産業技術、産業の集積、財政の観点から不可能です。 その根拠は別途の回答で示します。 >産業や官僚を軍と切り離すことはできるのでしょうか 米国の連邦議会が可決した予算に基づいて国防省が軍事兵器メーカーに武器を発注することは、 合法的な行為であり、他国民が干渉できることではない。 日本の国会が可決した予算に基づいて防衛庁が軍事兵器メーカーに武器を発注することは、 合法的な行為であり、他国民が干渉できることではない。 米国や日本以外のどこの国でも同じことです。 人間社会は、特に現代は、国家の中でも、世界の中でも、 社会、国家、世界を構成する諸要素が相互に関連し・依存し・影響して成り立っているので、 ある特定の要素だけが、社会や国家を構成する他の要素と無関係に、 自己完結して成り立ち存在することはありえない。 現在の社会、国家、世界を他の分野に例えて言えば、 生物界の食物連鎖や生態系を連想すれば理解できるように、 全ての生物の種と個体が他の種と個体と相互に依存し・影響し、 全ての生物の種と個体は地球環境の中で生存環境に適応して生きているのであり、 多の種や個体とも地球環境とも無関係に生きている種や個体は存在しない。 質問者様が「産業や官僚を軍と切り離す」という表現を どのような意味で言っているのか不明ですが、 そのような発想は「カルト思想」レベルの非現実的な妄想であり、 軍事独裁政権国家を例外として、産業も官僚も軍も、 法律と議会と政府によりコントロールされて社会の秩序が保たれています。 法律と議会と政府がコントロールしていない存在とは、 例えば、「麻薬密造密売組織」「武器密造密売組織」「人身売買組織」 「政府を武力で打倒し国民と国家を武力で支配しようとするテロ組織」などです。 「産業や官僚を軍と切り離す」と称して、法律と議会と政府によるコントロールを 放棄したら、戦前の関東軍のように、議会や政府を無視して独断で武力を行使し、 自国民に対しても他国民に対しても国民と国家に重大な損害をもたらします。
- cse_ri2
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今まで、政治や現代社会について、どこでどういう勉強をしてきたのかわかりませんが、その知識は間違っています。 軍産複合体については、No.1の方と同様、妄想の産物でしかありません。 冷戦が終結する前は、軍需産業の影響力はそれなりにありました。 しかし冷戦終結後、アメリカは巨大な軍事力を維持する必要がなくなったため、軍事費削減に乗り出します。 その流れは、世界レベルでのアメリカ軍再編成ということで、現在も継続しています。 今までどんな本を読み、誰の話を聞いて政治の勉強をしてきたのか、もしよろしければご回答ください。 その上で、誤った点があれば指摘し、参考になる書籍等を紹介できると思います。 ちなみに世界平和に確実に貢献したければ、アメリカに移住してアメリカ国籍を取得し、そこで政治活動に励むことです。できれば結婚して、現地で子供を作るとよいでしょう。 今後数十年くらいは、アメリカが政治経済ともに世界の中心であるでしょう。 アメリカは移民二世であれば大統領にも大臣にも、軍の総参謀長にもなれる国です。 実際、前の運輸長官と陸軍総参謀長は、日系移民でした。 さすがに移民一世だとシュワちゃんのように州知事までが限界のようですが、それでも政界の中枢に大きな影響力を及ぼすことができます。
お礼
回答ありがとうございます。 今、大学生で、国際関係について勉強しています。 私が読んだ本は、「平和研究講義」のp106です。 そこでこのような問題が出ていたので、気になり 質問することにしました。
- s-_-
- ベストアンサー率25% (133/515)
その意見はベトナム戦争の頃から出てきたミリタリーインダストリアルコンプレックスと言われる軍産複合体陰謀説というものですね。 確かに完全には切り離せない部分もありますが妄想の域を出ません。 日本が軍国主義に走った頃も同じような軍部と政治家との癒着はありましたが軍需産業のために戦争をしたかというとそうではありません。 アメリカにはアメリカの正義と言う概念があり、世界平和を守るのはアメリカしかいないと言う考え方があり、世界をアメリカ化しようとする動き、パックスアメリカーナで世界平和を勝ち取ろうとしています。 シビリアンコントロールは効きません。 兵器開発者、科学者は国家の予算で飼いならされ政府の言いなりです。 軍需産業と官僚や政治家は莫大な利益でつながっているため切り離せません。 質問の答えだけで言うと以上になりますがこれだけで暴走するほどアメリカはバカじゃないです。本当に戦争をしたいならもっと兵器を消費するような相手を選び毎週のように違う国に戦争を仕掛けるでしょう。 それが現実に起きていないと言うことはちゃんとストップをかける機能が働いていると言うことです。 近いうちにどこか他の国がアメリカに匹敵するような力を持った時に真剣に世界平和を考えるのではないでしょうか? 世界平和は一般市民が望んでも無理です。政治家や国家の代表者が本気で世界平和を望まない限りいつまでたっても世界の武力衝突は消えません。
お礼
回答ありがとうございました。 参考にさせていただきます。
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お礼
回答ありがとうございます。 参考にさせていただきます。