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現代戦でどのような要素が軍事力の強弱を分けますか?
質問させていただきます。 現代の戦争において核兵器などの大量破壊兵器を除いてどのような要素がその国の軍事力の強弱を分けるのですか? 例えば(科学技術)ではアメリカが圧倒的に優位で世界で並ぶものが無いから、軍事力も非常に強いといえるのでしょうか。天才科学者が最先端の科学を駆使して作った兵器は兵数など無視しても余りあるほど強いのでしょうか。 または、中国のように大量の国民をかかえて人民解放軍のような頭数をいくらそろえても現代の戦争にはほとんど有利といえる要素にはならないのでしょうか。
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>天才科学者が最先端の科学を駆使して作った兵器は兵数など無視しても余りあるほど強いのでしょうか。 最先端の科学を駆使しても、単発の技術ですとすぐ真似されてしまいます。(原水爆等の核兵器がそのよい例でしょう)ところが、裾野の広い技術を開発すると、質問者さんの意見が正しくなります。 具体的例の第一はコンピュータです。ソ連や中国はコンピュータを超えるもしくは同等の技術を開発できず、共産主義体制の崩壊の原因となりました。核兵器の開発同様、ソ連はスパイをアメリカに大量に送りこんだのですが、その技術が理解できず、IBM、Univac、GE/Honeywell等コンピュータメーカーの技術開発のスピードに追い付けず、ついに開発を断念せざるを得なくなりました。共産主義ソ連・中国の末期には、IBMの大型最新コンピュータを沢山買わざるを得なくなってしまったので、共産主義体制の崩壊の一因となったと言われています。 アメリカはWWMICS(Worid Wide Miritary Commmannd Control System)というコンピュータシステムの完成を目標としていて、早い話、ひとたび戦争が起きれば、航空母艦、戦闘機、兵器のデータベースから、最も優秀な船長、パイロットなどを選びだして、瞬時に任務に当たらせるみたいなコンピュータシステムです。インターネットもWWW(World Wide web)という名前が残っているように、そもそも軍事用に開発されたコンピュータネットワーク技術です。 GPS衛星の開発も大きいです。数メートルの精度で地上位置を測定する宇宙航空技術ですから、ソ連中国の軍事行動の状況は丸見えになりました。ソ連中国は有人宇宙航空技術開発はできているのですが、宇宙航空技術と、コンピュータ技術、半導体技術を組み合わせたGPS技術はあきらめてしまっています。GPS衛星の民間利用は日米共に強く制限されていましたが、結局は民間開放されて、日本でもカーナビ、GPS携帯で広く利用されています。 更に言えば、暗号化技術でしょう。長くなるのではしょりますがソ連中国も手も足も出なくなりました。簡単に言えば、ソ連中国の軍事情報はアメリカに筒抜けですが、ソ連中国には、アメリカ軍の状況はさっぱりわからなくなったのです。 No2さんは新型のステルス戦闘機、FA-22ラプターに触れられていますが、この技術は一口で言えばフェライトコアという磁性体塗料を機体に塗りまくって、レーダーの電波を反射しないで吸収してしまうという軍事技術です。このフェライトコア技術は日本人(東北大学)が開発したものなのです。確かステルス戦闘機のフェライトコアは日本製のはずです。 >または、中国のように大量の国民をかかえて人民解放軍のような頭数をいくらそろえても現代の戦争にはほとんど有利といえる要素にはならないのでしょうか。 上に述べた、WWMICS、WWW、GPS、暗号、フェライトコア生産技術がないと、中国軍とアメリカ軍と戦ったときの勝敗は明らかと、私には思えます。しかし中国は共産主義を外見上は放棄して、アメリカや日本の資本・技術を導入していますから、アメリカや日本の技術開発のスピードが落ちると、中国軍有利の事態が生じる可能性が、ごくわずかですが残っているでしょう。 中国の軍事力強化に対抗しうる重要な技術が実はあって、それはオウム真理教が開発したサリン製造技術です。すべての科学技術者が「ありえない」と否定していた製造技術をわずか数人でやりとげたことは驚くべきことです。中国軍が日本に攻めてきたら、「サリンを中国中にばらまいてやる」という、奇想天外な発想が有ると私は想像しますが・・・。しかし戦争は回避すべきで、外交交渉では解決不能になったとき、国民の総意、国会の承認決議のもと行うという、民主主義、国際ルールが、あくまで前提です。これを除外視した、軍事行動はあってはならないと私は思います。
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- hdmi446
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戦争とは、簡単に言うと国力を戦力に変換し お互いに比べあう行為です。 軍隊や兵器は、国力を戦力に変換するツールであり、 戦争の勝ち負けは、 (1)国力の多さ (2)国力から戦力への変換効率の良さ で決まります。 特に現代戦では(2)が重要になってきます。 アメリカは(1)・(2)とも優秀なので、戦争にも強いですが、 中国は(1)はあっても(2)の変換効率は悪いので、 現代戦では弱いです。
- Bayonets
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>現代の戦争において核兵器などの大量破壊兵器を除いてどのような要素がその国の軍事力の強弱を分けるのですか? 情報の収集能力・正しいトップの決断(戦略)・確立された継続的補給システムなどを持つ軍事システムが強い軍事力と思います。 >天才科学者が最先端の科学を駆使して作った兵器は兵数など無視しても余りあるほど強いのでしょうか。 それがシステムとして機能していれば威力があるでしょうが、単一の兵器としてしか機能しないのであれば、局面で強くとも大局では負けます。 >中国のように大量の国民をかかえて人民解放軍のような頭数をいくらそろえても現代の戦争にはほとんど有利といえる要素にはならないのでしょうか。 兵員も兵器と同じく消耗品として捉えるなら大きな脅威となりえます。 さらに占領することが戦争の目的ならば最終的に兵員数が多ければ有利になります。 核の相互抑止力は、お互いの国民の生命を賭してバランスをとっている状況ですが…核戦争が起きて国民の半分は死滅するとしても、日本は残り5千万ちょっとですが、中国は半分になってもなお6億以上残ります。 人口の多い中国を殲滅させようとすれば、核兵器で中国全土を白線を引けば駐車場になるくらいまでの密度で破壊しなければならないでしょう。 これは現実的ではないですね。 いくら中国の兵器が古くとも人口が多いことで負かすことはできないでしょう。 このことはかつて日本が支那事変でズルズルと泥沼に引きずり込まれたことで証明されています。
- Toshi0230
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> どのような要素がその国の軍事力の強弱を分けるのですか? 実も蓋もないことを言ってしまえば根本は「金」、つまり経済力です。 どのくらい良い人材を集めて、どのくらい効率的な組織を作り上げ、どのくらい優れた武器/兵器をそろえるか、と言ったあたりが軍事力の強弱を決める重要な要素ですが、最終的にはいずれもお金がかかります。 人を集めるには人件費がかかりますし、組織を作って運用して行くにはそれだけでやはり経費がかかります。優れた武器を作るには高度な各種技術が必要になりますが、その技術を発展させるためには投資、つまりお金がかかります。武器を導入するのにももちろんお金がかかります。 質問者さんの聞きたい答えと違うかもしれませんが、結局のところ国力に余裕がある国ほど軍事力も強くしやすいです。
- lv4u
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核兵器は、威力が大きすぎて「使えない」兵器です。とはいえ、持っているのと持っていないのでは、国際的な立場が全然違いますね。たとえば、お金はそれなりに持っているけど免許持っていない男と、金は無いけど、免許と中古車を持っている男が、女性をデートに誘うときの差みたいなものかも? とりあえず、車が無いということで恋人候補としての足きりがされないためには、「まず免許が必要」ですね。そういう意味で、「やっぱり核でしょう」ってのは、あると思います。 >>天才科学者が最先端の科学を駆使して作った兵器は兵数など無視しても余りあるほど強いのでしょうか。 新型のステルス戦闘機、FA-22ラプターですが、日本に対しての輸出が、機密漏洩の懸念があるという理由で議会が禁止していますよね。模擬空中戦では、FA-22:1機と、F-16:4機とが戦ったとき、あっという間にF-16はやられてしまったそうです。FA-22:1機とF-15:5機で戦っても、ラプターの圧勝でした。 もちろん、戦い方がまずいと、古い兵器でも、最新兵器に数の力で勝つことはあると思います。でも、圧倒的な科学技術の差があって、十分に新兵器の数量を準備されていたら、遅れた兵器の側に勝ち目はありません。 「砂漠の嵐作戦」では、アメリカの戦車とイラクの戦車の差は、いちじるしいものがありました。戦いというよりも「虐殺」 と言ったほうが正確なくらいに、戦車の戦闘能力の差は大きかったです。 そして、我彼の差が圧倒的な場合は、兵数が1でも、勝利する可能性はあります。例えば、UFOは、レーダに探知されませんし、地球の戦闘機が出せない速度と運動性能を持っているといいます。さらに、物質牽引光線や分子レベルまで分解する光線も持っているようです。地球の科学技術より、はるかに高度なこうした科学技術を相手にしたら、いくら兵数が多くても、勝利のチャンスは無いでしょうね。 >>中国のように大量の国民をかかえて人民解放軍のような頭数をいくらそろえても現代の戦争にはほとんど有利といえる要素にはならないのでしょうか。 たとえば、中国が日本侵略を行う場合、兵士輸送に、それなりの数の上陸用船舶が必要と思いますし、制空権を得るために、自衛隊機、F-15を押さえるだけの高性能な戦闘機も必要でしょう。人間の数が多いだけでは、やっぱりダメだと思います。そして、中国は、それが分かっていますから、兵器の改良と実戦を想定したテストのために、試作品とはいえない数量の戦車を作って、部隊で運用テストをやって改良を続けてみたりしているようですし、イスラエルから戦闘機を輸入したり、船舶を増やそうとかしているようです。 アメリカやロシアの最新兵器の威力がどのくらいのものか、兵器という性質から公表されてない部分が多いと思いますが、何の策もなく戦えば、最新兵器の実験台となって「大量虐殺」の運命が待っていると思えます。
- AC-130V
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私は軍事に関してそこまで深く知っているわけではありませんが分かる範囲で答えさせていただきますと、現代の戦争においてその強弱、もう少し別の言い方をすれば勝ち負けを分けるのは後方支援である、と思います。 後方支援は主に兵站や情報戦・AWACSや電子戦機といった機体の活動の事です。 例えばイスラエルが82年に行ったベッカー高原SAM撃滅作戦というのがあります。SAMとは地対空ミサイルの事で当時ベッカー高原にはシリアが凄まじい量の最新の防空陣地を築いていました。ここをあらゆる手段で情報を徹底的に集め陸空の連携攻撃で撃滅しました、この時この最新の防空設備は全く役に立たずなすすべも無く壊滅しました。 また湾岸・イラク戦争では数で劣る多国籍軍がイラク軍に対して圧倒的な戦果を上げました、これも事前に調べられた情報から軍の要所を巡航ミサイル・空爆で徹底的に叩き然る後に陸軍で叩き潰すという現代戦の結果ですが、これには無論兵器の性能差やハイテク化等もありますが、それよりも情報を集め・処理し・それを生かすという情報戦と、大量の部隊に予定通りに作戦を実行させ、不測の事態に陥っても対処できるだけの後方支援があればこその活躍だと思います。 他にもイラク上空は常時アメリカのAWACS等によって監視され、敵機が上がれば即味方の戦闘機に情報を送り、相手から見えない位置に味方は誘導され落とす、という状態でした。イラクの戦闘機乗りはほとんどこれに気づけず落とされた半数は落とされて初めて狙われていた事に気づいたというほどです。 地対空ミサイルも狙うにはレーダーを入れなければなりませんがレーダーをつけたら即対レーダーミサイルが飛んでくるという状態で何もできませんでした。 これらも後方からの常時監視体制と常に戦闘機や攻撃機、そして整備員と常時飛ばすために十分なパイロットを待機させこれらの兵器を使える状態に置くという体制が整ってればこそです。 ただし最新の科学で作った兵器も無敵などではありません、現在アメリカの新鋭戦車であるM1A2戦車などもイラクで二重にされた地雷で撃破されたりしてます。 昔から戦車は歩兵に弱く随伴する歩兵がいないと危険と言われ今もそれは変わっていません、結局戦争の際はいかに最新の兵器でも単体で戦う等はせずその国の戦闘システムの一部として各種部隊と共同で戦うのです。 戦争とはシステムの戦いです、単体の性能がいくら高くても意味はありません、これは陸海空いずれにも言える事です。 アメリカのF-15イーグルとロシアのSu-27フランカーはよく最強戦闘機の双頭として上げられます、しかしロシアの情報ネットワークや管制・後方支援はアメリカのそれに比べて数段劣り、その意味においてフランカーはイーグルに各段に劣ると言えます。 そして頭数についてですが、現代でも数というのはそれなりに有効ではあります、しかし昔と比べるとその優位はかなり下がってきています。 特に現在の先進各国ならその差はより顕著です、米軍はイラク戦争などで従来とは違う小兵力でハイテク兵器を効果的に使っていくというドクトリンを用い、現にそれで効果をあげました。 現代戦において数が多いだけの軍隊は大して相手にはならないでしょう(相手にもよりますが)、ただし兵が少ないと現在のイラクのように戦後処理や市街戦等で手間取る羽目になりますが。