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経済学に自信がある方へ!異時点間最適化の問題について
- 経済学における異時点間最適化に関する問題についての要約です。経済学に自信がある方に力を借りたいと思っています。
- 所得の割引現在価値と時間選好率の関係についての質問です。どのような時間選好率が最適か、具体的なことがよくわかりません。
- また、最適配分を決めるためには割引現在価値と時間選好率の大小関係を確認する必要があります。配分量を決める理由についても明確にする方法を教えてください。
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#1です。何日か間があいてしまいましたが、補足します。 効用最大化原理から、予算制約を満たしつつ U = u(c0) + u(c1)/(1+θ) を最大にする (c0, c1) が最適配分です。 したがってラグランジュ法でも利用すればすぐに解が求められます。 ラグランジュ法については、おしえてgoo!(OKweb)でもすでに詳細な回答が寄せられていますので割愛します。 こうして得られた最適解は、利子率rと時間選好率θによって決まってくるわけです。したがって、あるrとθから得られた最適配分は、当然rやθと整合的です。 因みに、もしこれらとの整合性を論じようとするのであれば、rやθを用いないで最適配分を求める必要がありますが、それは不可能です。
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- at9_am
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0期において、来期の所得が分かっているとすると、借金をすることで今期に使える金額が増えます。しかし利子率が5%ならば、今期100万円借りると来期105万円返さなければなりません。逆に、今期100万円預けたとすると、来期105万円返ってきます。 ここから来期の1万円は現在の価値では利子率の分だけ小さい額になることが分かります。 したがって、0期の予算制約は c0 + c1/(1+0.05) = 700 + 500/(1+0.05) となるわけです。 > そこで、私の時間選好率を何%にしたら良いでしょうか? 分かりません。 日本人であれば、おおよそ1%~3%内外というのが相場ですが、背の高さと一緒で人によって違うでしょう。 経済学でよくおかれる仮定としては利子率と同じとする場合が多いです。 それから > %の具体的なことを理解していないので最適配分が決められません。 とのことですが、最適配分は、即時的効用関数 u を特定化(例えば u(x)=√x など)しないとθが決まっても、具体的な数値としては出てきませんよ。 あとは最適化問題を解けば、利子率と時間選好率に整合的な消費計画 (c0, c1) が出て来ます。 > 例えば、今期の配分量を多くした人は、それなりの理由があるはずですから、この理由を明確にするべきだと思います。 この辺は時間選好率θに関する関数として (c0, c1) を求めて、θが大きい人、小さい人でどのようなことが違いがあるかを考えると分かると思います。
補足
早速わかりやすいご説明ありがとうございます。 現在の割引現在価値はわかりました。 割引現在価値。今期の700万円はそのままで、来期の500万が476.2万円。それを足すことによって割引現在価値が求められるのですね。つまり1176.2万円。 私の時間選好率が2%だとすると、富(所得の割引現在価値)の最適配分はどうなるのでしょうか?? これは自分で適当に決められるものなのでしょうか? もしそうだとして、この「適当」とはどういうことなのでしょうか?最適配分は今期何万円、来期何万円、このように答えるべきなのでしょうか? 利子率(5%)と自分の時間選好率(2%)の大小関係(つまり利子率のほうが大きい)が、自分の富の最適配分と整合的になっているかを確認したいです。(←整合的になっているか確認するにはどうすればいいのでしょう??) >例えば、今期の配分量を多くした人は(今期と来期で分ける。←これが最適配分なのですか?)、それなりの理由があるはずですから、この理由を明確にするべきだと思います。(それなりの理由とは利子率と時間選好率の関係によってでしょうか?) u(c1 U(c0,c1)=u(c0)+_____ 1+θ ちなみにこの等式はどう活用すればいいのでしょうか? 本当に質問ばかりでごめんなさい。 でもat9_am様の説明がわかりやすく、理解してきたがゆえにこんなに質問攻めになってしまいました。 心から感謝しています。
お礼
やっと理解できました! 本当にありがとうございます!!