|S|=sはとりあえず,OKですよね?
何も与えられていないところを見ると,
Sが任意のベクトルということがわかります.
別に,S=(x,y,z),(x^2+y^2+z^2)^(1/2)=sとなるようなベクトルでもOKです.
ただし,これでは変数が3つになりますし,
しかも,Lも同様に変数が3つ存在することになるので,
面倒なことになるのは一目瞭然です.
そこで,どうせ全方向に対して積分するのであれば,
Sの方向に積分をするのが一番簡単だということがわかります.
つまり,x,y,zのどれかにsという大きさをもつベクトルにすればいいわけです.
(なぜz座標にsとするかは後述)
次にLのとり方ですが,全方向に対しての積分をするので,
x,y,zよりは極座標でやったほうがかなり楽に計算できます.
(このあたりは経験的な部分があります.
おそらく,x,y,zで直接積分しようとしてだめだった,
というのが,一番わかりやすい説明ではないでしょうか)
最後に,Lを極座標でとったので,
z座標が一番簡単な式になるのは明らかです.
そこで,S=(0,0,s)としたわけです.
おわかりいただけましたでしょうか?
(かなり感覚的な説明になってしまいまして,申し訳ありません)
お礼
本当に本当にご丁寧な説明をいただきありがとうございましたm(__)m感覚的にですがわかりました。 とても助かりました。とにかくすごく感謝していますます。ありがとうございました。