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ラジカル重合ポリマーの末端について

ご質問させて頂きます。通常のラジカル開始剤(AIBNなど)を使用してメタクリル系のポリマーを共重合しました。その際、NMRにて開始剤末端のピークは確認できますか??Mw=10,000程と2,000程のポリマーのNNR測定をしたのですが、どうも2,000の方には10,000では確認できないピークが確認されました。これがどうも開始剤末端なのかな??とも思うのですがよくわかりません。よろしくお願いします。

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回答No.1

フリーラジカル重合ですね。 重合開始末端は分子量が低ければ見られると思います。 分子量が大きいと、モノマーユニットのピークが大きく出てしまい末端は見づらいのですが、分子量が低い物では十分確認できると思います。 そして末端ですが、今回のケースでは3つが考えられます。 まずは開始剤由来のピーク。 AIBNが開裂したMe2(CN)C-のピークです。 あとは停止反応に由来する末端ですが、メタクリレート系モノマーではラジカルカップリングによる停止反応で、再結合と不均化がおこります。(割合は温度に依存します) 再結合では末端はAIBN末端になるのですが、不均化ではHを引き抜いた形の末端と、引き抜かれた形(アルケン)の2つが存在します。 NMRでは引き抜かれた形の方だけ別の場所にピークとして現れます。 分子量2000ということは、何か連鎖移動剤を入れているような気がするのですが…

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