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筒井康隆「愛のひだりがわ」はどこがマジックリアリズムなのですか

筒井康隆「愛のひだりがわ」のおびにはマジックリアリズムの手法で描いた、 とあります。 マジックリアリズムとはある人の定義によれば、 『日常的な現実性と非日常的な幻想性の混和もしくは共存』だそうですが、 私には普通の近未来SFとしてしか読めませんでした。 ちなみに「愛のひだりがわ」自身はよい作品だと思いますが、 どこがマジックリアリズムの手法なのかお教えいただけますとありがたく存じます。

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回答No.2

SF:非現実的な舞台設定・登場人物・事物・出来事(例 スターウォーズ) マジックリアリズム:舞台設定は、現実。なぜか合間にお化けが出たり、霊が現れたり(例 ブルーインザフェイス) 例が映画になってしまい、申し訳ありません。 マルケスは好きなのでよく読んでいますが、マジックリアリズムをはっきり意識したことは無かったです。質問を拝見して、映画のタイトルばかり次々思い浮かんできました。 ネタばれで恐縮ですが、「マグノリア」のラストシーンで、蛙が空から降って来るところとか。

noname#184513
質問者

お礼

なるほど。 しかしSFでも現実的な舞台設定で非現実的な出来事が起こることもありますし…… 非現実の混入度の違いでしょうか? リアリズムで押していて、なぜかワンシーンとか数カ所だけ、非現実なことが あったりとかするのが、マジックリアリズム? 「感覚」でつかんだ方がいいのでしょうか? 「マグノリア」を見てみます。 御回答ありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#25358
noname#25358
回答No.1

 その小説は読んでいませんが、「マジックリアリズム」って日本語に訳すと「現実的な魔法」って意味になりませんかね。  つまり、さも現実っぽい世界に魔法を持ち込むとかなんとか。近未来SFに見えたのなら、これが正解だと思います。  こんなこと言うと、その「ある人」に怒られてしまいそうですが、すべてのファンタジー作家、SF作家、ホラー作家は、『現実の世界にいかに魔法(的な出来事)を上手に持ち込むか』に一生を費やしているので、筒井さんのマジックリアリズムを他と較べてどうだ、と言うことはできないと思います。  そういうことであれば、試みるだけなら俺でも試みてますし。(←アマチュア作家)  つまり、筒井さんの過去の小説と比べてどれくらい違うか、という問題なわけです。  ま、いちおー自信なしにしときますが(笑)

noname#184513
質問者

お礼

ラテンアメリカのマルケスとかがよく使う手法だそうなのですが、 マルケスはあまり読んでいないので、ピンときませんでした。 マルケスの小説も『現実の世界にいかに魔法(的な出来事)を上手に持ち込むか』 をやっており、しかしでは一体SFの手法とどこが違うのだろうと思っています。(謎) 御回答、ご教授ありがとうございます。

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