doedaさん こんばんは
喫茶店と安易に言ってもいろいろ有りますよね。例えば「ド○ール」式のコーヒー1杯200円しない所とか、音楽を聞かせる事を目的とした感じでたくさんのCDやレコードを置いてあって好みの音楽を聴きに行く的な音楽喫茶とか漫画を読みに行く的名漫画喫茶(もしかしたら喫茶部分は二の次で良いかもですが・・・)とか純喫茶と称して静かな場所を提供する目的みたいな感じの喫茶店(多分喫茶店と言うだけだとこれを想像する人が多いかも・・)やコーヒー・紅茶等の専門店としてコーヒー豆や紅茶葉を多種類扱っている喫茶店等色々あるわけです。ですから、どんな喫茶店を開業したいかをまず決めましょう。
私が経営している薬局で大手のドラックストアーの安売り攻勢に負けて売上が下がっている様に、街場の商店は大手の安売り攻勢に負けて経営が大変です。例えば昭和50年代またはそれ以前だったら大き目の商店街には最低2~3軒は会った喫茶店ですが、今は「ド○ール」式の安売り喫茶店しかない商店街も存在します。そう言う時代ですから、喫茶店経営は大変な時代で何かの特長がないと経営は難しいでしょうね。近所の喫茶店のマスター曰く、そこの喫茶店は一般の喫茶店でコーヒー1杯400円なのですが、「コーヒー1杯400円もするのか???」と捨て台詞を言って払っていくお客様が居ると聞いた事が有ります。何も特長の無い喫茶店だとそんなものらしいです。ですから、コーヒー・紅茶の販売以外に何かの付加価値を付けないと難しい商売のようですね。
自宅兼工房を改装して喫茶店を開きたいとの事ですが、工房が気になります。工房と言うのが例えば陶芸作家等の工房だったとしたら、陶芸作家が作る作品の販売をするお店でコーヒー・紅茶を出すと言うのであれば、それが特長になってお客様を集められると思います。この様な他の喫茶店と違う何らかの特長がないとやっていけない時代ですから、まずはそう言う特長を考えましょう。
最近はデジカメ流行で誰でも簡単に上手な写真を撮れる時代ですよね。私だったらそう言う素人写真家さんを目的に壁に写真を並べて写真展を開催出来るスペース貸しとして、そう言う趣味の方が集まる喫茶店をやるだろうと思います。要するに喫茶店以外に情報交換の場と言う事ですね。
私の知り合いでカレーを中心にしたレストランをしている方がいます。その方曰く、例えば1杯400~500円位で販売しているコーヒーの原価が40~50円いかないそうです。そう言う原価が安くても喫茶店経営は苦しいそうです。それは、喫茶店を使う方が単に水分補給と言う意味合いだけで来店されるのでなくて、ある意味癒しの空間を求めて来店されているからです。もし水分補給目的だけでコーヒー等を飲むなら、自販機でコーヒーを買っても良い訳で、その方が安上がりです。それ以外の目的を求めるから、自販機の3倍以上の値段がする喫茶店にコーヒー等を飲みに着て頂けるわけです。
喫茶店に来店される方の多くは癒しの空間を求めると言う意味合いが有ります。私みたいにタバコを吸う方でも安心して吸える空間を求めるわけです。そう言う意味では思うより内装や椅子・机が汚れます。その為に3~4年位毎に椅子・机の交換を含めた内装やコップ等の交換をするのが通常らしいです。その費用が結構掛かる費用らしく、その為に経営が大変らしいです。
以上が喫茶店の大まかな内情です。
喫茶店を開店するためには、まずはどこで安くコーヒー豆等を仕入れるかを知っていて当たり前です。その為に一度はバイトでも良いですからどこかの喫茶店に勤めて仕入先等を勉強されたら良いと思います。
喫茶店を含めた飲食業は、食品衛生法に則った商売になります。最低でも「食品衛生管理者」が必要になり、食品衛生法に則ったキッチンが必要になります。したがってそう言う法的な問題については保健所が担当になりますから、詳しい事は保険所に確認して下さい。
以上私が解る事を私なりに纏めてみました。参考になれば幸いです。
お礼
たいへん詳しいご説明を本当にありがとうございました! 目標をはっきりさせてじっくり準備していきたいと思います。