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結婚後の姓について
結婚後の姓について、素朴な疑問です。 現在の法律では、結婚する男女はどちらかの姓に統一しなければならないことになっていますが、二人で新しい家庭を築くという観点からいえば、まったく新しい姓を二人で納得して決められてもいいと思うのです。 (例)佐藤さんと木村さんが結婚して、二人の同意のもとで田中さんになる 「嫁」という言葉から発生するいざこざなどを回避する為に有効ではないでしょうか? みなさんは、どう思われますか? 簡単に書いてくだされば嬉しいです。 無知な私ですが、よろしくお願いします。
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こんにちは。以前、仕事で戸籍事務をしていました。 法律的な面からと、私の経験から感じた私見を書かせていただきます。 ○まず、婚姻届について ・婚姻届に際して、まったく新しい姓にすることは、法律的には出来ません。 婚姻届を見ていただくと早いのですが、どちらかの姓を選ぶことになっているからです。それ以外の選択の余地はありません。 ・ただし、婚姻とは関係なく、姓を変更すると言う事でしたら、法律的に手続きがありますから、出来ない事はありません。 「出来ない事は無い」と言いますのは、かなり制約があるということで、「やむを得ない事由」がないと無利です。姓を変更しないと他に解決できないような、つまり、変更しないと相当な不便が生じる事がないと(家庭裁判所から)認められないと言う事です。 http://www004.upp.so-net.ne.jp/hitosen/ujina/ujina8.html なお、現在の戸籍制度は昭和23年からほとんど変化はありません。現在、夫婦別姓についての議論はありますが、全く違う姓を選択できるようにすると言う議論は聞いた事がありませんから、実現する事は期待できないです。 ○姓の変更について >「嫁」という言葉から発生するいざこざなどを回避する為に有効ではないでしょうか? ・いくら姓を変えられたとしても、親子や姻戚関係は法律的には無くなりませんから、表面上、呼び方が変わるだけです。 ・法律的には、姓には「民法上の姓」と「戸籍上の姓」があります。 お2人が婚姻の際に選ばれた姓が「民法上の姓」で、もし、姓の変更が認められて性を変えられた場合、その新しく選択された姓が「戸籍上の姓」です。 つまり、いくら姓を変更できても法律上の姓である「民法上の姓」は、離婚されるまで変更できません。 ○以下、私見です ・先ほどのお答えとも重なりますが、いくら姓が変えられても親子関係や姻族関係はなくなりません。 ・つまり、姓を変えたとしても、親戚づきあいがそれで無くなる訳ではありませんから、『「嫁」という言葉から発生するいざこざなどを回避』するためには、実際に付き合い方を双方が話し合われるか、貴方がアクションを起して変えないと意味がないと思います。 (結論) ・いくら姓を変えても、貴方のご主人の親から見ればあなたは、法律的にも社会的にも「嫁」(「○男の妻」)です。 ・「姓」という外見が変わっても、実際の問題が解決するとは思えないです。要は、実際的な解決の努力が必要だと思います。 ・(失礼ですが)あなたは、昔から言われている「嫁姑」の確執の色々なケースを、体験ではなく「耳学問で」学びすぎておられるような気がするのですが… ○最後に 簡単に書くつもりでしたが、奥の深い質問ですので、長くなってしまいましたm(__)m
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- o24hit
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ANo.4です。早速のお礼恐縮です。 貴方のご質問の意図を少しというか、かなり取り違えていたようですので、その点を含めて、私見を書かせていただきます。 「亭主関白」「家風」。今や死後になったと思っていたのですが…貴方の前夫のような考え方を持っている方は、私の周りには余りおられないですね。 古くは「男女同権」。今日では、「ジェンダーフリー」「男女共同参画」「核家族」などなど、何処まで実現しているかはともかくとして、時代の方向はそちらに向かっています。 貴方の前夫は、時代の流れが読めない、あるいは、読もうともしない、つまり、向上心の無い方ですね。 すいません。前夫とはいえ、失礼なことを書きすぎました。 でも、ある意味、貴重な方だと思います。世の中、色々な考え方の方がいるほうが良いというか、健全であるという意味でですが…
お礼
>向上心の無い方ですね。 ずばり、あたっていると思います。なんでも自分が楽になるように解釈したがる人でしたから・・ お互いの同意のもとに、子供が生まれたのに「女っていうものは、そんなに子供がうみたいものかね」なんていう人でしたから・・ 私の欲求が元で子供が生まれたと解釈するほうが、自分が責任から逃れられて楽なんですよね。 >ある意味、貴重な方だと思います。世の中、色々な考え方の方がいるほうが良いというか、健全であるという意味でですが… 残念ながら、褒められた思考回路をしていない人だったので、健全ではないかと思います・・ 回答ありがとうございました。
- nonnoooo
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そうですよね、私的にはアリだと思うのですが。 戸籍の管理上、まったく違う苗字とかでもオッケーにしちゃうとまぎらわしかったりするので、そうならないんじゃなかなと思います。 別に苗字自体が明治の創氏改名があるまでは庶民にはなかったのだから、いらないんじゃないかと思いますよ。ちょっと凝った名前とか付ければ、苗字で管理しなくても識別可能なわけだし。 女の方が必ず苗字を変えなきゃいけないのもなんだかなと思います。 それに嫁姑とか面倒くさい問題が嫌で、事実婚にするこ人も、これからそうですね、30年後ぐらいには確実に増えていると思います。 少子化対策として子供を育ててる世帯の待遇もよくなるだろうし、仕事を続けられる環境も整うでしょう。 安心して子供を産んで育てられるようになっていればわざわざ法律婚しなくてもいいやと考える人は増えて、婚外子も今より増えてくるでしょうね。 婚外子は普通母親のほうの苗字になり、母親の戸籍に入りますから そうすると息子がいても、内孫ができなかったりするかもしれませんね。
お礼
私も、これから婚外子は増えていくだろうと思います。 でも、私としてはできれば結婚という形を取ったほうが、けじめがつくし、法律的にもしっかりと立場を守られるので、結婚という形を取っていって欲しいなと思います。 ですが、女の立場から言うと、結婚という形を取ると、「嫁」という一言で、一方的に(←ここ、大事)夫の家庭に合うように自分を変えなければいけない「理不尽さ」がとっても嫌なんですよね。 だから、法律婚がしやすいように、こんな制度になればいいな~なんて思ってしますね(^_^;)
- kinyakinya
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法律上は、新しい名字にするのもアリらしいですね。 ただ、実際問題として、名前を変えるのは仕事上不都合が生じます。 したがって、女性の場合、職場では旧姓を通称として使っている人もいますね。ややこしくなるんですけど。 嫁云々は、地域差もありますが、名字だけの問題ではないと思います。
お礼
>法律上は、新しい名字にするのもアリらしいですね。 そうなのですか。 知識になりました。
- yokorock
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>「嫁」という言葉から発生するいざこざなどを回避する為 は、変わらないと思いますよ。「姓がちがうから」の理由では姑との問題は解決しないと思いますし、逆に姓を変える事により、「いざこざ」が発生する可能性はあるのではないでしょうか。 私の知り合いで夫婦別姓の方は居ますけど、結局、姑との問題はあるみたいです。
お礼
回答ありがとうございます。 >逆に姓を変える事により、「いざこざ」が発生する とは、どのような「いざこざ」なのでしょうか? あまり、思いつかないのですが・・
お礼
仕事で戸籍事務をされていた専門家様からの具体的なお話をありがとうございます。 えっと、いちおう私は×一で、経験からまったく新しい姓を名乗れる婚姻制度が一般化したらいいな~と思っているのですが・・・ >いくら姓が変えられても親子関係や姻族関係はなくなりません。 それは、全然かまわないのです。それが当然だと思います。私が問題視するのは「嫁」と言う言葉からくる、『一方的に「嫁」が夫の家風に合わせて変わるのが当然』という意識なのです。 私の前夫が『一方的に「嫁」が夫の家風に合わせて変わるのが当然』という考え方を持っていたから・・ 大多数の男性方が、たとえ妻になる女性に姓を変わってもらっても、「一方的に相手が自分に合わせてくれるのではなく、お互いに歩み寄るのが当然の関係で、両方の親は、同じ重さで考えなければいけない」と思ってくれているのなら、今の制度のままでも良いのですけれどもね。 私の前夫が、稀に見る例外男性であったことを望みます。