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西インド諸島に小国の多い理由

地図を見て思ったのですが、南米ベネズエラの北の海上にバルバドス、アンティグア・バーブーダといった淡路島ほどの大きさの独立国が多数並んでいるのは異様に感じたのですが、どういう歴史的経緯があってこのように小国分立の状態になったのでしょうか?言ってみれば奄美大島、沖縄本島、宮古島、石垣島がそれぞれ国として独立するようなもので、小さすぎて国としての体を成せるのかとも思います。

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  • k99
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回答No.1

多分ですが、植民地時代の宗主国が異なっていたためでしょう。 と思って調べたら、分かりやすい地図と歴史がおっこっていました。 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/syometsu/westindia.html によれば、まず、ほぼ1島ごとに英領-仏領-英領-蘭領・・・のようにモザイク模様になっています。 http://keropero888.hp.infoseek.co.jp/map/westindia02.jpeg その上、小さいと思ってみても、意外に島と島の間は離れており、英領だけで独立しても(西インド連邦という名前で一時期存在した)、端から端まで1500キロ。しかも、この両はじが人口の多いトリニダード・トバコとジャマイカなのですが、利益が相反したためこの部分が連邦から離脱。結果この独立国はぐだぐだになり、解散(!)英領に戻ってしまいます。以上受け売り。  で、国家としてやっていけるか、ですが、国防はかなりの国が米州機構に参加して(バルバドスなどによる相互安保機構もある模様)、相互安保体制を作っているようですし、そもそも隣も、その隣もちっちゃい国なので、攻めてくる心配はあまりない。  主要産業は観光・農業・金融なんかだと思われますが、再結集してまた国を作るほどのメリットが見出せないのではないでしょうか。

その他の回答 (1)

  • nacam
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回答No.2

歴史的経緯によります。 そもそも西インド諸島は、全てスペインの植民地でした。 しかし、スペインの副王国の首都(メキシコ市、ボコタ市、リマ市、ブエノスアイレス市)や総督府(ハバナ市、グアテマラ市、サンチアゴ市)から遠く離れており、統治が行き届かない地域でした。 さらに、それらの地域では、スペインの欲しがった金や銀といった資源も無く、他地域に比べ、魅力の低い場所でした。 さらに海賊などの跋扈する地域でした。 それらの状況の中で、スペインに敵対する勢力(オランダ、イギリス、フランス)が、無統治状況の西インド諸島に目を付け、海賊などと提携したり、地元の有力者などと結び、しだいに植民地化を行います。 各島ごとに行ったため、まとまった領土とはならずに、バラバラになってしまいます。 同様の手口で、グアテマラの一部を占領し、イギリス植民地化し、後に独立したのが、ベリーズです。 そりため、グアテマラでは、「ベリーズは、グアテマラ領」と主張しています。

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