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英作文で前置詞について
こんにちは。 大矢英作文実況中継の内容なのですが理解できないところがございましたのでどなたか御回答お願いします。 この本のP132にthis,thatがついた場合前置詞が省略されると書かれております。実際その例として I will meet him this Sundayと、thisの前のonが省略されているのですがその本のある例題についての答えが On that Sunday morning,all the family got up early and were busy preparing to go to grandpa's.となっているのですがこの場合はなぜonが省略されていないのでしょうか?よろしくお願いします。
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アメリカに37年半住んでいる者です。 私なりに書かせてくださいね。 言葉と言う物は生きています。 日本語でも毎日のごとくこれが起きています。 今回の前置詞についても、結局は学問の一部である文法が追いついていない、と言う事といえることだと思います。 日本語でも今多くの助詞が省かれて使われることが多いですね。 私ダメな人間なの、彼好きなんだけど、昨日なに食べた?なんていう感じですね。 その場で分かれば良いとするいわゆる口語といつまでも文字として残る文語では次元が違います。 しかし、書くから文語ではなく、メールなど口語会話の延長に過ぎない物では「言おうとすることを発音どおりに」書く事が多いのはそれが理由のひとつともなっています。 C'yaと書いてSee youと発音しているんじゃないんだよ、と言う表現力が実は最近では普通の考えになってきているわけです。 さて本題です。 ひとつは定着していない表現、定着途上の表現、性格を表す表現、表現の仕方にこだわる人、などで同じような表現でも「言わなくてもいいとされがち」な表現でも昔なりに書く人も当然出てくるわけです。 今回の文もそういうところである可能性はないとはいえません。 しかし、フィーリングをあらわすために表現を変える、と言う言葉としての基本中の基本からしてみると、今回の場合はon that Sunday morningと言う表現には「追加された」フィーリングが入っているのです。 前置詞には「訳」ではなく、限られたフィーリングを表現するために使われる単語なんですね。 だからこそ、前置詞を動詞と一緒に使われることによって、まったく違うフィーリングが出せる表現として使い分けられているわけです。 イディオムとか熟語とか言われる物を見てください。 ほとんどの物が前置詞が必ずといっていいほど「追加・変更」フィーリングの元となって使われているのです。 今回のonと言う前置詞を使って、「この日曜の朝、みんな早く起きて」を表現する、That Sunday morning, all the family,,,,,,ではなく、「この日曜の朝は・には」と言う「は」「には」の助詞が持っているフィーリングを出そうとしているから使われているのです。 このフィーリングがなければ、onはなくたって良いのです。 文法が決めているからではなく、あるフィーリングがあるからそのためにある表現をする、と言う事に過ぎなく、文法はその事実に基づいて「表現方法の最大公約数」をルールと言う名前で分類したに過ぎないわけです。 >この本のP132にthis,thatがついた場合前置詞が省略されると書かれております。 はこの最大公約数、なのですね。 どんな場合でもそうですが、最大公約数を作り出して法則的なものをこの説明のように形付けると「実際に使われている」「生きた英語の表現」というものが見えなくなってしまいます。 そして、参考書や辞書に書かれていることはその最大公約数を文字に表しただけの物である、と言われるゆえんなのです。 よって、こういう表現はアメリカではよく使われているようですが、文法的に正しいのでしょうか、と言う質問を良く見ますが、その文法が生きた英語の表現に接近していればいるほど「その文法に基づいて文法的に正しいと判断」出来るわけで、まだ追いついていない文法学文法書に基づいたら、「その文法」からしてみれば正しくない、と言う判断が起きてしまうわけです。 よって、日本語を使う日本人はもちろん、、英語を使うアメリカ人も「その言葉を使うときに文法学に基づいて表現してはいませんね」。 使う人は自分が今まで感じ取ってきたフィーリングの積み重ねで自分なりに自己文法ともいえる物を持つわけです。 そしてそれに基づいて自分の考えを表現し、また、ほかの人の表現を「自分なり」に理解するわけです。 本題以上のことを書いてしまった感がありますが、これから英語を身に着けていく過程で絶対とも言える(私の個人主張と言ってしまえばそうなんです)心構えみたいな物を、onを使うことによって追加フィーリングを出しているんだ、と言う事を私の今回の回答とさせていただきます。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
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- wind-sky-wind
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単に,on Sunday や on May 5 のような場合には on は必要だと日本では教わると思いますし,試験でこの on がなければ減点されると思います。 しかし,口語や,新聞などのメディアでは,この on も省略されることがあります。英字新聞を読めばすぐ気づくと思いますが,特に動詞の後にくる場合,曜日の前の on はほとんどついていません。 日本流に言えば,on that Sunday morning の on は必要だと思います。 そもそも,この前置詞の省略は,副詞的目的格といって,目的格で副詞的な意味を表すというものです(目的格といっても,英語では名詞そのままということです)。tomorrow や yesterday も本来,「明日」「昨日」という名詞でしかないのが,「明日~する」「昨日~した」のように副詞として用いられるのも同じことです。日本語でも,「日曜日,~する」で通じるのと同じようなものです。
お礼
かなり深くまで言及してくださってありがとうございます!onに限らず、前置詞をより深く理解できたような気がします。
- mryokko
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色々解釈は出来そうですが、一般的に That Sunday morning で始まった場合、それが主語と捉えられることが多々あるでしょう。日本語のように一語一語がはっきり区別される言語と違って、リズムに主体が置かれる言語ですから、That ~ で始まると、聞き手としては「この間の土曜の朝は・・・」となるような気がします。推測される続きは「最悪だった、雨だった、天気が良かった」などなど。 それに対して、on があれば、その土曜の朝「に」となり、聞き手としては、そのときに何があったのか?という聞く姿勢が出来ると思われます。 以上のような流れから、前置される場合と後置される場合で、前置詞のあるなしの主流が決まるのではないでしょうか。
お礼
自信なしということで回答してくださいましたが非常に納得のいく説明でした。確かにそうですよね!ありがとうございました。
- wind-sky-wind
- ベストアンサー率63% (6647/10387)
that Sunday は morning を修飾していて,「その日曜日の朝(午前中)」という意味になっています。 通常,「朝に」という場合は,in the morning になりますが,「特定の日の朝に」という場合は,on the morning of his birthday のように用います。 ここでは,morning に対して,on という前置詞がついているのでしょう。 実は,この場合も on をとってもかまいませんが,this Sunday の場合に on を省略する度合いに比べて,that Sunday morning の on を省略する度合いの方が低いと思います。ここでは,on を残しているのでしょう。
お礼
そんな相対的なものなのですか!かなり深いですね!ということはあんまり深く考えないほうがいいかもしれませんね。ありがとうございました。
- naguchian
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英会話の文は、きちんとした正しい文系になっていないことが多いですね。省略した文が多いです。何故という疑問より、そんなもんだと気楽に構えたほうがいいと思います。ところで、On that Sunday morningのように文の最初にくる場合はよくOn とかAtがついていますね。
お礼
なるほど!確かに最初に日付などがくるといつも前置詞がついているような…。ありがとうございました。
お礼
なるほど、フィーリングの問題なんですね。ここまで微妙なニュアンスについてはたぶん受験英語では問われることもないと思われますので、たぶんどっちでもマルとされるでしょうし、このことは頭にとどめておくということにしておきたいと思います。ただしこれから英語を話す国に行くことになりましたら、そのときはこういう微妙なニュアンスについても考えながら話すようにしたいと思いました!ありがとうございました。