なんでロックアウトが有効なんでしょうか。

質問

【ロックアウト】
労働者の争議行為に対して、使用者が作業所を一時封鎖し、就労を拒むこと。

ということなのですが、どうしてロックアウトが争議行為への対抗手段なのかがよく分かりません。

作業所封鎖→仕事ができない→会社の利益が増えない→労働者が給料をもらえなくなる→労働者困る

だから、争議行為をやめて仕事をしなさい、ということなのでしょうか。でも、それって会社の利益が増えないってことだから、むしろ会社を経営してる側のほうが先に困ったことになるんじゃないですか？
さらに、労働者が仕事をなくして転職するのと、使用者が会社を潰すのと、どちらがショックが大きいかって、明らかに後者ですよね？なんか、「骨を断たせて肉を切る」みたいな、意味のない行動の気がします。

回答No.1

slotter-santa · ベストアンサー

ロックアウトで会社が潰れるなら本末転倒です。
ロックアウトは一般的には「争議行為の対抗手段として工場等から閉め出して賃金を支払わない対抗手段」です。勿論会社の利益は出ませんが、労働者にも賃金が払われませんから、生活が苦しくなる訳です。使用者も当然経営が苦しくなる訳ですから、我慢くらべみたいなもんですかね。

会社が先に争議行為を仕掛けることはできません。あくまで労働者がストライキといった実力行使に出た時にロックアウトで対抗するという形になります。ストライキが起きれば多大な被害を被る訳です。ストライキは労働者の都合で起きるわけですし、期間も自由に決められますから、労働者のペースになります。それでも対抗しないというのも戦術の一つですが、ならばロックアウトしてしまって、我慢比べに持っていこうという訳です。

御質問の趣旨はおっしゃるとおりだと思いますが、ロックアウトは労働者が実力行使に出た時の対抗手段だ、という風に理解すれば、何となくわかっていただけると思います。

お礼

ありがとうございました。確かに、労働者が先に仕掛けてきたのに対して、（他にとる手段が無く、やむを得ず）我慢比べにもって行くというのなら、納得がいきます。
結構悲壮感漂う行為なんですね。