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土地は何故減価償却をしないのか
タイトルどおりの質問です。 今まで私は、土地は、建物のように直接使用するわけではない等の理由で、 めったなことでは価値が下がらないから減価償却をしない という風に理解をしていました。 しかし、減価償却をしないとなると土地を買ったときの支出がいつまでも費用化せず、費用配分できないのではないでしょうか? 建物のように、固定資産を使って得た収益と、固定資産を買ったことによる支出(費用?)を減価償却により対応させないとマズイと思うのですが・・。 いわゆる費用収益対応の原則ですね。 ですが土地は価値が下がらないので減価償却のしようがない、という理屈も分かるんです。ですので非常にスッキリしません。 分かりにくい文章で申し訳ありませんが、回答よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
元税理士事務所の職員です。 余り自信はありませんが… 費用収益対応の原則は、固定資産をその減損、陳腐化等による除去まで当該企業で使い切る、という前提での原則です。 土地は減損も滅失もしませんし、除去もしませんから、費用収益対応にはなじまない、ということだと思います。
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- kirirock
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土地は建物などと違い老朽化して使えなくなることがりません。そのためNo.3のかたが仰るように耐用年数は無限になります。 一番単純な定額法で考えると土地の価額÷耐用年数(∞)を計算すると一年間の減価償却費は限りなくゼロに近くなるため減価償却をしないのです。(正確にはゼロの減価償却をしてると考えるようです)
お礼
計算上そうなるから、ということですね。 参考になりました。ありがとうございます。
- ymmasayan
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素人ですが、私は買い替え、建て替えの費用の積み立てと理解しています。 年毎に費用計上することでお金が浮いてこれが準備金(?)に廻る。 土地は耐用年数無限ですよね。→減価償却0
お礼
なるほど。そういう考え方もできますね。 参考になりました。ありがとうございます。
建物はいずれ老朽化し壊れてしまいますが、 一般的に土地はそのまま何年経っても残ります、 減ったり無くなったり、古くなったりしませんから、 何時までも使えます。 そのせいではないでしょうか。
お礼
ota-suke34さんの言うことも分かるのですが それでは費用収益対応の原則にそっていないと思うのです。 回答ありがとうございました。
- mukaiyama
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>めったなことでは価値が下がらないから減価償却をしない… ちょっと違うのではないでしょうか。 環境の変化により土地の価格は大きく変動することもあります。 そうではなく、ただ経年だけで価格が下がるわけではない、という理由でしょう。 建物や車両などは、周囲の環境は変わらなくても、1年たち 2年経てばそれなりに価格は下がります。少しも痛んでいないとしても、新品と1年経ったものとでは、誰だって同じ値段を付けることはしません。 この経年による価格の低下分が、減価償却費という名の「経費」なのです。 土地は、環境の変化を別にすれば、新品と中古品の区別はないので、減価償却にはなじみません。 >土地を買ったときの支出がいつまでも費用化せず… 簿記のカテとしてお答えするなら、土地は「資産」ですから費用化する必要はありません。 「資産」の中に定期預金があっても、費用化することなど誰も考えませんね。
お礼
なんとなく分かりました。 回答ありがとうございます。
お礼
>費用収益対応の原則は、固定資産をその減損、陳腐化等による除去まで当該企業で使い切る、という前提での原則です。 そうだったんですか!それで全ての説明がつきますね。 またひとつ勉強になりました。ありがとうございます。