- ベストアンサー
境界沿いの塀について(長文です)
現在、狭小地に一戸建て新築中ですが、あと10日で引渡し予定となっています。 外構工事に入っていますが、隣人との関係が解体時から悪いままの状態です。 現在、境界沿いに作る塀(高さは175cm、独立基礎を入れて支柱を立て、目隠し板を地面から35cm以上の所に1.5cm間隔で貼って行く)の工事がstopしています。 理由は隣人が「こちらの土地に作業員が1歩でも足を踏み入れて工事をしてはならない。」「こちらの土地の土を少しでも削ってはダメ。」と言う事で、施工出来ないと工務店側は言っています。境界からは基礎表面まで50cmです。 設計・管理者はあきらめるか、土地に余裕がある所だけにしましょうか?といった感じで、面倒なことは避けたいという感じです。 我家ではこの隣人と今後一切普通の付合いをする気はありません。住宅以外の事まで無茶苦茶言われまくり終焉です。 塀も設計当初は造らない予定でしたが追加しました。 設計事務所には「妥協する気はない。変更は考えていない。」という意見を伝えましたが、既に完了検査の日程や、施主検査、引渡し日、融資のことばかり話そうとします。 隣人の承認がないと法律違反になるのでしょうか? こういう場合、設計管理者・施工者は裁判等をしてまでこの工事を遂行する気はないのでしょうか? 塀の仕様が設計・見積りに入っていて、こちらが納得できる形ではない場合は引渡し日の延長は出来ますか? 設計監理業務契約標準約款・工事請負契約約款を読み返しても、わかりづらいです。 既に完了検査に署名、捺印してしまいましたが、引渡しを拒否できますか? こういう塀で隣地に入り込まずに施工できる方法はあるのでしょうか?ただし境界点からあまり離したくありません。 長い文章で多数の質問をしてしまい、わかりづらいかもしれませんが、是非知恵を貸して頂けたら幸いです。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
平たく言えばもはや隣人との関係は決定的に亀裂が入ってるので何をやってもよいからご希望をかなえる方法はないかということですね。 であれば、まず相手の敷地に立ち入らずにギリギリに塀を作ることは不可能なので、隣人の許可を得るしか方法はありません。が、隣人の許可を得られない場合には裁判により民法209条にもとづく隣地使用権を行使するしか方法はありません。 この権利はあくまでご質問者にある権利ですから当然ながら請求できるのもご質問者であり、業者等が請求できるものではありませんし、業者がそこまでするいわれもありません。業者はあくまで提供された範囲で工事をするだけです。 従いまして、まずご質問者は地方裁判所に民法209条にもとづく隣地使用請求訴訟を起こし、その判決を得て業者に工事してもらいます。工事のときにそれでも隣人が実力行使の妨害に出た場合にはこちらはその判決を元に強制排除します。 これには時間もかかりますので、塀以外の完成したものについては引渡しを行い決済して一度完了しなければなりません。これを怠る場合にはご質問者は業者等より訴訟を起こされる可能性は十分にあるでしょう。ご質問者にそれを拒否できるような法的根拠はなく、逆に引渡しを受けて代金を支払う義務がありますので。 その上でその業者でも他の業者でもかまいませんが、塀の工事についてはご質問者が裁判により工事の立ち入り権限を勝ち取ったあとで、改めて工事してもらうように算段することになるでしょう。 以上で大体の説明は終わりましたが、詳しくは弁護士にお聞きして、そのうえで本人訴訟するのかそれとも弁護士に依頼して訴訟するのかお決め下さい。 >隣人の承認がないと法律違反になるのでしょうか? はい。原則承諾が必要です。承諾なしに立ち入るには裁判の判決を得る必要があります。 >設計管理者・施工者は裁判等をしてまでこの工事を遂行する気はないのでしょうか? そもそも権利もないし義務もありません。出来るのはご質問者だけです。 >こちらが納得できる形ではない場合は引渡し日の延長は出来ますか? 出来ません。 >設計監理業務契約標準約款・工事請負契約約款を読み返しても、わかりづらいです。 大抵工事請負契約約款には敷地の提供などではご質問者が提供する義務があるとなっているはずです。 その隣人とのトラブルの話にしてもご質問者が工事可能にする義務を負っています。 >既に完了検査に署名、捺印してしまいましたが、引渡しを拒否できますか? 引渡しを拒否しても代金は支払う義務があるので拒否する意味がありません。 >こういう塀で隣地に入り込まずに施工できる方法はあるのでしょうか? 隣地から離れたところであれば可能ですがギリギリは出来ません。 どの程度はなれれば可能なのかは具体的に業者に確認するとよいでしょう。色んな物理的状況により異なりますので。 自分の敷地側に余裕があればかなり境界線近くまで接近させることは出来るでしょうけど、敷地に余裕がなければある程度隣地に踏み込まざるを得ませんので。
その他の回答 (5)
貴方の希望全てを満足させるのは、無理が有るようです >妥協する気はない。変更は考えていない。 これだと話は進みません、 私がお隣さんでもそんな高い塀、うっとうしくて嫌です。 境界沿いに平均的なブロック+フェンス=高さ1.2M程度、 これならお隣のOKが出ると思うのですが、 質問者さんに納得して貰えそうにありませんから、駄目ですね。 それでは、これではどうでしょうか。 基礎は境界から少し離して造り、 支柱をクランク状に造り、基礎に固定すると言う方法が考えられない事も無いです。 (基礎から出た支柱を曲げて境界線まで持って行く) これだと境界線ぎりぎりに造れるのではないでしょうか。 蛇足ながら、 これから、延々と続くであろういがみ合い、乗り切れるのですか、 家族をも巻き込む気ですか。 どちらに落ち度があるかなど横に置いとくとして。 誰かに間に立ってもらって、お互いに歩み寄れる部分を捜すのがよいと思います。 せっかく造った我が家、すぐ隣に敵がいては安住できませんよ。
お礼
回答ありがとうございます。 施工方法は参考にさせてもらいます。 みなさんの色々な考えに感心します。あきらめるのは簡単ですが、もう少し工務店の方と考えます。低い塀も視野に入れていかないといけませんね。でも私達はもう隣人の姿を見るのも耐えれない状態です。 最後の蛇足の件ですが、すでに家族、親類まで巻き込まれています。そこまでならいいのですが、設計事務所、工務店の監督、職人さん、近所の方までにも影響を及ぼしております。 皆さん本当にここまで投げないでよくやって頂きました。こんな現場でなくとも仕事はたくさんあるでしょうから、こちらも申し訳ない気持ちです。 私達の悪口を近所にも、自分のよく行く飲食店等でも、振りまいているらしいです。そして自分は被害者であることを盛んに強調していますし、実際被害がないのに被害を受けていると、マジメに思っています。だから慰謝料や迷惑料の話が出てきます。もう殆ど脅しに近いです。音がうるさくて心臓が悪くなった、頭痛がして眩暈がするとか、診断書持って来ますとか、裁判しますよとか・・・・きりがない。 こういう被害妄想の強い人間って、本当に共通しています。他人の言う事なんか耳に入れようともしませんし、相手の立場なんか考えもしません。自分のことだけです。 おまけに隣人一家総て同じ様な人ばかりなのです。家族の中でstopする人がいないので、一家で押し寄せてきます。 ありがとうございました。
- rokurooo
- ベストアンサー率22% (5/22)
先程アドバイスしたものです。 山留めとか膨大にお金がかかってリアリティがないので、もう一つの方法としては基礎を地上に打ち込み外溝のレベルをあげると言う方法もあります。こっちもお金がかかりそうですが。。。 一番良いのはきちんと弁護士とうを間に入れて話しあうというのが良いでしょう。
お礼
施工方法等は参考にさせてもらいます。 工務店ともう1度話し合ってみたいと思います。 弁護士に相談も考えています。 隣人も私達を相手に裁判したいそうなので。 境界から私達の建物の距離、建設に伴う迷惑料、慰謝料等です。 裁判はどうしますか?やりますか?会う度に言われます。 建築基準法違反は一切していないのですが。 隣の方は、私達の隣に家を建てる事自体、法律違反だとでも感じているのでしょう。 現場では今日も横やりが凄かったらしい。 ありがとうございました。
- rokurooo
- ベストアンサー率22% (5/22)
”理由は隣人が「こちらの土地に作業員が1歩でも足を踏み入れて工事をしてはならない。」「こちらの土地の土を少しでも削ってはダメ。」と言う事で、施工出来ないと工務店側は言っています。境界からは基礎表面まで50cmです。” →隣人が許可しないのであればあなたは相手の敷地の中に入って工事をすることは出来ません。無断で入ればそれは侵入罪です。 ”設計・管理者はあきらめるか、土地に余裕がある所だけにしましょうか?といった感じで、面倒なことは避けたいという感じです。” →原則としてこれはあなたと隣人の間の問題であり、設計者や施工者と隣人の問題ではありません。 通常、相手の敷地に影響を与える工事(掘削工事も場合によっては相手の地盤に影響を与えます)を行う際にはあなたと隣人との間できちんとした同意がなされるべきです。これは民法上の問題であり、建築基準法等の問題ではありません。もちろん、そういったことを設計事務所はあなたにアドバイスするべきだったでしょう。 たとえばその工事を行う場合に相手の敷地に入る必要がある場合は場合によっては使用料ををきちんと払うことも必要です。 ”隣人の承認がないと法律違反になるのでしょうか?” →民法上の問題なのでその工事によって相手が損害を被らない場合はあなたは訴えられませんが、侵入罪については配慮すべきでしょう。 ”こういう場合、設計管理者・施工者は裁判等をしてまでこの工事を遂行する気はないのでしょうか?” →裁判をするとしたらそれはあなたと隣人であって、設計者や施工者は関係ありません。 ”塀の仕様が設計・見積りに入っていて、こちらが納得できる形ではない場合は引渡し日の延長は出来ますか?” →まず、契約にはあなたと設計者、あなたと施工者という二つの契約があります。この場合、工事の延長は主に施工者との契約で問題が生じます。塀の工事が出来ないのは、施工者の責任でも設計者の責任でもなく、あなたと隣人の間の関係が問題だからです。つまり、引渡し日を延長するとしたら、それは契約上はあなたが原因で延長することになるのです。したがって、この場合は施工者がボランティアで許可しない限りはあなたはその分施工者から損害賠償を請求されても文句は言えません。もちろん、ある程度の期間なら多めに見てくれる業者もいるかもしれませんが。 ”こういう塀で隣地に入り込まずに施工できる方法はあるのでしょうか?ただし境界点からあまり離したくありません。” 本体工事がもう終わっているのでしょうから難しいと思いますが、山留め杭を境界近くに打ち、内側を掘削して基礎を打ち込むことが可能かもしれません。 いずれにしても、少し乱暴な言い方ですが、施工者や設計者を責める前に、この問題は本来あなたと隣人の間の問題であるということを認識すべきだと思います。そして、隣人ともうつき合わないからどうでも良いと言う言い方よりも建設的に相手と交渉すべきです。お金で解決とまでは言いませんが、相手の敷地の使用量等も考慮しもう一度話してみたらいかがでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 それにしても厳しい状況です。これが社会の決め事なので仕方ないと思っていますが・・・。 隣人は解体前も着工前も言いがかりばかり付けて来て、もうここに住む事事体問題があるかなぁと思って、あきらめかけた時がありました。 設計事務所の方が第三者的な立場で、相手に丁寧に説明する話し合いの場を設けてくれて、無事着工できました。 ですが現在はもう首を突っ込みたくない、早く終わらせたいというムードでいっぱいです。 商売ですから当然かもしれませんが、何だか残念です。 着工してから、現場監督と、職人さん達の頑張りでここまで来ました。隣人が音がうるさい、匂いがする。こちらの壁が汚れた等と言ってきても対応してもらいました(音は防音シートをわざわざ使ってもらいましたし、壁は実際汚れていなかったのですが・・・) 最後に設計事務所全体がこんな雰囲気になってしまったのは悲しいです。 ありがとうございました。
- gontarin
- ベストアンサー率27% (66/237)
No1です. ごくごく普通の鉄筋の入ってるブロック塀です. 高さは150センチくらいだと思います. 基礎についてはよく覚えてません. 質問者様のようなおしゃれな感じの塀ではないのでできたのでしょうか? ほんとにど素人でごめんなさい...
お礼
いえいえ、回答を頂けるだけでありがたいです。 我家の塀も特別おしゃれというわけではありません。 安くて丈夫な物を少しでもかっこよくがモットーです。 ありがとうございました。
- gontarin
- ベストアンサー率27% (66/237)
全くの素人なので参考にもならないのかもしれませんが,私の実家の話です. 実家の東面は,絶壁とまでは行きませんが(行くかも?)5~6mの垂直のコンクリート擁壁になっています.その下は道路です.この擁壁の上に擁壁ぎりぎりに塀を造ったことがありますが,もちろんうちの庭側からしか作業はできません. 普通に塀が建てられました. 何故相手側の敷地に入らないと塀が造れないのかが分からないのですが,現在ご計画の塀だと無理だと言うのであれば,片方側からだけで施行できるような塀に変更するとか言う案はないのでしょうか? 見当はずれの回答になってしまってるかもしれないのですが,ご容赦ください...
お礼
回答をどうもありがとうございます。 経験者の回答は何れも参考になるので、ありがたいです。 どのような塀なのでしょうか?
お礼
回答者様の内容を読んでから、さらにこの問題について調べてきました。 もはや現状は訴訟、仮処分命令、調停と司法の場でしか解決できそうもありませんね。 後は隣人とどこまで歩み寄れるか・・・ですか。これはこれぽっちも無いでしょう。 もはや燃え尽きました。 私達は相手に対して感情的なものは今日まで一切出していませんが、これからどうなるのだろう・・・。 新築で家作りは楽しいのですが、相隣関係はどん底から這い上げれそうにないです。 塀の無い生活も考えないといけませんね。嫌で仕方ありませんが、裁判をして勝ち取った塀が、本当に防護壁になるのかも不明ですし・・・。裁判を起こす価値がこの件にあるのかどうか見極めていこうと思います。 お礼のつもりが愚痴ばかりになってしまいました。 本当に丁寧で分かりやすい説明をありがとうございます。