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刀の表面仕上げ
刀は鎬をはさんで地と鎬地では見た目が違うように見えるように違う表面仕上げをしてるのでしたか?
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拭いの工程を終えたあとに鎬地のみ超硬質鋼の磨き棒という先が鉛筆くらいのとがった棒でチマチマ磨いていきます。 鏡面仕上みたいなもんです。 ただオーナーの好き好きがありますね。 あえて磨きを入れないで砥ぎ上げたい人もいます。 この工程は肌の働きを潰しやすく、また非常に光沢が出ますので施すと安っぽく見えるきらいがあり肌目も見えにくくなりますので。 コントラストがはっきり出るんで好きな方も多いですが。 私は砥ぎの専門家ではないですが、稽古用の真剣は砥ぎます。この磨き棒の工程って難しいし結構神経遣うんで邪道ですがダイヤモンドペーストやアルミナなどの研磨剤で磨いちゃってます^^;(鎬地と樋中に限ってですが) 鎬地・棟以外は拭い以降手はつけません。刃取りのみ行います。
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- k762
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地は「地艶(じづや)」をかけた後「拭い(ぬぐい)」をいれます。 棟と鎬地は「磨き棒」で磨きます。 棟に比べて鎬地は地肌を出すようにします。
お礼
どうもありがとうございます。
- shigure136
- ベストアンサー率37% (278/744)
刀を作る工程は、な、な、何と数え切れないほどのものがあるのです。 ★積沸かし-鍛練-上鍛え 1)積沸かし(合金化) 2)鍛練(心金,棟金,刃金をつくる) 3)上鍛え(側金を作る) ★組み合わせ ★沸かし延べ-なかごつけ-素延べ-火造り-空締め(冷間加工) 1)沸かし延べ, 2)なかごつけ 3)素延べ, 4)火造り 【いよいよ,本当の形をつくる”火造り”の作業です.なかごの棟をたたき,丸みをつけ,刀身の棟は三角になるよう先に向ってたたいていきます.次に刃のほうをたたき薄くしていきます.最後に鎬地(しのぎち)をたたいてから全体に姿を直し,刀身全体があずきの色に低い温度に赤めて,徐冷します.】 5)空締め(冷間加工) 【刀身が冷めたら表面の黒皮を荒砥石で落し,火造りの要領で平地と鎬地をたたく”空締め”という冷間加工をします.これでこれで切れ味が増すといわれています.刀身の表面仕上げのためには棟と刃の線をまっすぐに修正した後,銛(せん)という鉄を削るかんなで小さな凸凹を削り落します.】 【凸凹がなくなったところで刀身となかごの境に,棟と刃の”区(まち)”をつくり,刃渡りが決まります.その後,銛削りの目をとるため荒砥で”生研ぎ”をし,水を含ませた藁灰で刀身表面の油脂分をとり,乾燥させます.】 ★土置き-焼き入れ(反りが生まれる) 1)土置き 2)焼き入れ 【いよいよ焼き入れです.加熱温度を見誤まらないよう仕事場を暗くします.土置きをした刀身を火床に深く刺しいれ,元から先まで約800度にむらなく加熱します.十分加熱された刀身を火床から取り出し,水槽の上で一瞬静止して呼吸を合わせ,一気に水中に入れます.水中の刀身は最初刃の方向へうつむき,それから反ってきます.】 【刀身が十分に冷却した後,水槽より引き上げ,さっそく荒砥石で研ぎ,焼刃を確認します.思い通りの焼刃が出来ていたら,刀身を木炭の焔の上を往復させて焼戻しをします.これを「合取り」といいます.焼きの入った刀身は反ると同時に横にも曲がるので,合取りの余熱のあるうちに木の台の上で,小鎚で矯正し,なかごも焼き鈍して形を整えます.】 ★研ぎ(出来上がり)-登録 (1)研ぎ (2)登録 詳しくはhttp://www2.memenet.or.jp/kinugawa/sword/katana100.htm をご覧下さい。
お礼
刀の製作工程を書いていただきありがとうございました、参考にします。
- m4691
- ベストアンサー率17% (7/39)
お礼
鎬地の光沢を嫌う人もいるのですね、sosokanさんは自分でも磨かれたりするのですか。どうもありがとうございます。