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クローンで目・髪・その他の臓器を創り使用できる日はあるのでしょうか?
- クローン技術の進歩により、目や髪などの臓器の開発も進んでいますか?そんな未来が訪れる日はいつ頃でしょうか?恐ろしいと思う一方で、クローンによる治療法の可能性についても考えてしまいます。
- 現在、私たちの生活はパソコンを使った仕事が主流となっており、その結果として視力の衰えや薄毛の問題が増えています。そんな中、目や髪などの部位のクローン技術の開発についても注目が集まっています。
- ただし、目や髪などの臓器のクローン技術については、まだ民間人の普通の治療法としては実用化されていません。しかし、研究は進んでおり、将来的には臓器のクローンが行われる日が訪れるかもしれません。
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あなたがおっしゃっているような医学を、再生医学といいます。 ヒトの体には自然にもとどおりに戻る力があります。 たとえば、切り傷が元通りに直ったり、骨折がつながったりするのがその例です。 しかしヒトの体は、トカゲの切れたしっぽが自然に生えてくるように、 すべての組織や臓器が自然に再生されるわけではありません。 そこで、新しく開発されたノウハウをつかって、 ヒトの組織や臓器が再生しやすい条件を作ることによって、 それらの再生を助けようとするのが再生医科学の考え方です http://www.frontier.kyoto-u.ac.jp/ca04/ このHPに詳しい再生医学の説明が載っています。 再生医学は今最もホットな分野ではないでしょうか。 現段階では研究中ですが、実現の日もそう遠くはないと思います。 ES細胞が分離されたことから、この話が現実味を帯びてきたように思います。 ES細胞は動物の初期胚から分離された幹細胞のことで、初期胚の発生は受精から始まります。 ES細胞とは様々な臓器や組織の細胞に変化する能力を持つ細胞のことです。 これに様々な手を加えると、ある臓器だけがクローンで作れたりする・・・かもしれません。 ですから、将来は自分のES細胞をどこかに保存しておいて、 自分の体にガタが来たときにそれを用いてダメになった臓器を作り移植・・・ ということが出来るようになるかもしれません。 でも、その場合自分の組織から作ったものですので、 拒絶反応がない、ということになってます。 現在の臓器移植において拒絶反応を抑えるのは大変であり、 けっこう患者さんにとっても苦しいようです。 それをなくせるのだから・・・と研究者たちは日々頑張っておられるようです。 現在、ヒトのES細胞を用いて研究を行うには国の許可がいり、 信州大学と京都大学がその申請をした、というニュースがありましたね。
お礼
回答、ありがとうございました。 こんなに詳しく、教えていただけると思ってなかったので、 とても勉強になりました。 個人的には早く、再生医学が一般的なものとなってほしいのですが、 賛否両論ありそうですね。