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「~させていただきます」の正しい使い方
謙譲(だと思う・・)の意味を表現するのに「~させていただきます」といいますが、この表現の正しい使い方はどうなのでしょうか。 仮に「作る」の場合は (1)「作ら{さ}せていただきます。」 (2)「作らせていただきます。」 このような場合、{さ}はつけるべきなのかつけないべきなのか、もしかしたら、(1)と(2)はまったく違う表現なのか、はたまた単なる「サ変」なのか・・悩んでいます。 ちなみに、私は{さ}は、入らなくて「作らせていただきます。」と表現します。(どうも、{さ}が入るとしゃべりにくいのです。) 表現の方法など、よくNHKを参考にするのですが、どちらの表現も耳にしたことがあります。
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「~させていただく」は、#1の方のおっしゃる通り、使役の助動詞「せる・させる」を使っています。「人に~させる」という意味の助動詞です。 「せる・させる」は、上につく語によって使い分けます。 ・上につく語が、五段活用の動詞、サ変の動詞の場合には「せる」 ・上につくのがそれ以外の動詞の場合、「させる」 と使い分けます。 いずれも、動詞の未然形につきます。 未然形=「~ない」と否定になる形。つくら・ない、たべ・ない、など 「ない」の代わりに「せる・させる」を当てはめると分かると思います。 つくる=五段活用なので、「せる」をつける。 つくら・せる たべる=下一段活用なので「させる」をつける。 たべ・させる ですので「つくら・せ・て・いただく」が正しく「つくらさせていただく」は間違いです。でも最近よく聞きますね。私はちょっとひっかかります。市民権を得つつあるのでしょうか?
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- fuchikoma
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ご質問への回答となっていませんが。 個人的に「~させていただきます」という表現は引っかかります。最近良く聞きますますが、その度に、「誰も頼んじゃいないよ」とか「別にしなくてもいいよ」とか突っ込みたくなります。どうも当事者(発言者)の意思が感じられないもので。 そんなわけで、私はそもそも使っていません。
- tomjelly
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この場合でしたら、「お作り致します」ではいかがでしょうか。 ご質問にあるような、日常一般で用いられる「させていただきます」は、仏教思想にもとづいた深い意味合いのものとは違い、文末表現としてのものでしょう。「~します」というと、強引に聞こえるので、当たりがソフトな「させていただきます」に言い換えているものと思われます。遠慮しているようにも、相手を立てているようにも聞こえ、便利な表現です。 しかし、「させていただきます」 というのは、どうも舌を噛みそうなのと、耳障りと思う方もあるので、公式の場では、元々の敬語表現の「致します」という表現を使うようにしてはどうでしょうか。これで十分だと思うのです。 ---以下は宗教の専門家ではないので間違った部分もあるかと思いますが、聞き覚えている範囲で--- 「させていただきます」は、先の方がおっしゃる通り、もともとは、仏教の浄土宗・浄土真宗(だったと思います、このあたりは自信がないです)から出た言葉です。「仏様のお心・力によって、またこの世のあらゆる生き物の命をいただいて、生かされている(=生きることができる)」という思想から発展し、「よい行いも、自分だけの力からではなく、仏様のお心によってさせていただいてる」という謙虚な考え方のようです。
- nuoh
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言葉は刻々と進化するものなので、 規定だけが正しいとは決めつけられません。 「~させていただきます」は 「~せていただきます」より後に登場した二重敬語表現で、 新しい言葉ほど若い人が話すので、 昔の人は「最近の若いもんは」となってしまうのです。 「作らせていただきます」「作らさせていただきます」 が言いにくいときは、 「私が作りますわ」「私が作りますよって」などで良いのではないでしょうか? 私はこれをよく使いますよ。
- grand
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{さ}を入れるかどうかはsesameさんのおっしゃる通りですが、「させていただく」という謙譲表現自体が問題にされることがあります。 以下QNo.204631での回答そのままです。http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=204631 「させていただく」は仏教の他力本願の思想に由来するらしいです。(有名な国語学者がそんなことを言っていたような気がします。誰なのかは全然覚えていませんが。) そうした背景を踏まえずに「させていただく」を濫用することには根強い異論がありますので、使わずに済むなら使わない方が賢明だと思います。 極々少数派だとは思いますが、中には聞いただけで虫唾が走るという人もいます。何もそこまで目くじら立てなくてもとは思いますが、万一使った相手がこの少数派だったらと考えると…
- sesame
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「~させていただく」の「させて」は使役です。 敬意の対象である相手に自分がする行為を認めていただく、という意味で使役を使います。 「作る」は五段活用動詞ですから、使役形は「作らせる」になります。 したがって「作らせていただきます」が正しく、「作らさせていただきます」は誤った用法です。 なお、たとえば「食べる」は下一段動詞ですから、使役は「食べさせる」になります。 この場合はだから「食べさせていただきます」が正しい表現になります。