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ほ乳類の睾丸はなぜ温度が低い必要があるのですか?
ほとんどのほ乳類は睾丸が体外に突出した形態をしており、その理由は温度が低めのほうが細胞分裂が盛んになるからだと教わりました。しかしなぜ温度が低い方がよいのかは効いたことがありません。どんな理由によるものなのでしょうか?それから、睾丸が体内にあるような変わった種類のほ乳類がありましたら教えて下さい。
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癌に対する治療のひとつで、温熱療法(ハイパーサーミア)というのを聞いたことがあるでしょうか。癌細胞のように増殖の速い細胞は多量の酸素を必要とするなどの理由で、一般の細胞に比べて高温に弱いため、加温することで治療効果が得られるというものです。 生殖細胞も一般の体細胞に比べて増殖が速いため、高温では死んでしまう割合が高くなります。完成した精子も、あの小さい体で動くために限られたエネルギーしか持っていませんから、低温で代謝を抑えたほうが寿命が長くなるはずです。 こんな理由で、多くの哺乳類は生殖細胞を冷やすために精巣(の容器)が体外に飛び出しているのですが、クジラ、イルカなどは特に冷やす必要がないからでしょうか、精巣は体内にあります。
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- simakawa
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回答No.3
精子が熱に弱いからですね.だから袋は冷却作用をしています.ひだひだが付いてラジエターの働きをしています.
noname#25230
回答No.1
興味を持ったのでちょいと検索してみました。難しい生物学の文献しか出てこなかったのですが、ざっとみたところ、「低い方が活発になる」ではなく、「温度が上がると、生殖細胞を壊してしまう」という方が正解に近いようですね。 「HSF1 生殖細胞」や「温度 生殖細胞」といった単語で調べてみるとよいかもしれません。ただ、我々のレベルでは「ふーん、そういうものなんだ...」という程度しか...
お礼
とても興味深かったです。増殖と代謝の関係、なるほど・・・ありがとうございました。