(1)株価上がる?下がる?
特別なことがなければ、基本的には、少なくとも、今年中は上がりつづけるでしょう。なぜなら、増税をするしかないので、好景気を演出して、その間に、増税をするはずだからです。
なお、日本の株は、単に、外国の投機資金が入り込んでいるいるだけで、企業業績が全体的にあがっているわけではありません。
外資も、ある程度株が上がり、日本の庶民が株投資に大々的に参加し出したら、さっさと、売りぬけるはずです。
世界には、実需をはるかに上回る投機資金がありますから、日本の企業業績などそう言った実体を無視して、株高の演出、そして、売り抜けがされます。クリントン時代の株高も、そう言った要素が大きく、IT化による経営の効率化は、単に、お題目として唱えられた面が、かなり強いと感じます。実際、ITによる効率化もある程度の効果はあったのはあったのでしょうが、あそこまでの株高には結びかなかったわけで、実際に、ブッシュになってから、すぐに株は下落しています。ブッシュになってから、投機資金を持った連中が、すぐに売り抜け、益出しをしたからでしょうね。
(2)円高?円安?
当面は、つまり、今年いっぱいから来年ぐらいまでは、円高が続くでしょう。日本は、相変わらず、米国債を買う役割を負わされていますから、「円高に対抗するために、ドル買いをして、そのドルで米国債を買う。」という操作をまだ続けることになると思います。
(3)金利は上がる?下がる?
これは、難しいですね。日本の国債は、かなり借り換えが進み、長期国債になっていて、それらはみな、利率が非常に低く押さえられていますから、政府部門は、早くインフレになれば、それだけ速く財政赤字脱却が出きることになります。
しかし、新規の国債発行が、高金利のために表面利率を高くしなければならず、そうなれば、かなり難しい局面になると思います。
これらのバランスが、難しいと感じますし、資金需要がどうなるか、その他の、予測が難しいですね。
ともかく、日本国内の色々な情勢だけでは、色々判断できないことが多くなっていて、難しいですね。
まあ、言えることは、例え金利が上がっても、この2年ぐらいは、株投資の足を引っ張るほど上がることは多分ないということでしょう。