- ベストアンサー
日米金利差についてお尋ねします。米国の量的緩和
縮小が決定されました。これにより日米の金利差が拡大し、益々円安に働くとの記事を読みました。この理屈に関して、易しくご説明願います。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
簡単に言えば、 米ドルの方が円に比べて金利が良くならからです。 米ドルで預金しておいた方が得だと思って、円でドルを 買って預金する人が増えると思われているからです。 身近な例だと日本の各銀行でも外貨預金(ドル)の 利率を上げてくる(特に定期預金)と思います。 もう少し正確に言うと、短期の金利差を得るための キャリートレードという投資があります。 それで円を売りドル買いが増えると思われています。 FXなどの為替の信用取引で円でドル買いをすると ドルの金利から円の金利を引いた文字通り、 金利差が毎日利益として入ってきます。 例えば1000万円の元手で100万ドルの買い(ロング) をすると現在1日600円ぐらい利益になりますが、 今後日に日にこの額は上がっていくでしょう。 このぐらい低金利ですと金利は2~3倍にすぐなります。 年間で数十万の差が出るのでドルを元手にして おかない手はないと思う投資家が増えるのです。 しかし金利差だけで円安になるとは限りません。 それでしたら、オーストラリアドルやブラジルレアルの 方が桁違いに金利が高いです。 各国の経済状況や投資家の思惑で状況はすぐ変わります。 大きな流れ程度に考えておいた方がよいでしょう。 いかがでしょうか?
お礼
有難う御座いました。非常に良く理解出来ました。