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「運転」と「操縦」の違い
普通、自動車や電車は「運転する」と言いますが、飛行機や船は「操縦する」と言いますよね。運転と操縦の違いって、本質的には何なんでしょうか? ちょっと考えると、2次元空間(平面)を動く乗り物の場合は運転、3次元空間を動く乗り物の場合は操縦、と使い分けられてるようにも思えますが、それだけじゃないような気もします。 (船は、一見水面という平面のようですが、沈没を考えると、3次元空間を動くと考えていいのかも知れませんね) 操作の難しさのレベルを言ってるんでしょうか? それとも? 自動車でも「操縦安定性」という用語もありますし… ご存じのかた、よろしくお願いします。
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運転:機械をあやつって動力で動かすこと。 操縦:思いのままにあやつり動かすこと。特に飛行機の運転を言う。(以上、広辞苑より) ということで、2次元/3次元という切り分けも確かにあるのですが、やはり本質的には「操作の難しさのレベル」で分かれてくるのではないでしょうか? 自動車も電車も、法規や運転規則に従って安全・快適に衝動なく運転するとなると難しいですが、何も障害がないところで、「適当に発車して適当に走り適当に止まる」だけなら、2~3分くらい装置の扱いを習えば誰にでもできます。 ところが、飛行機となるとそうはいきませんね。無限に広い滑走路があったとして、「適当に離陸して適当に飛んで適当に着陸する」…これは、全くの素人が機器の扱いを数分習ったくらいでは、とてもできるものじゃないですよね。 (経験があるわけではありませんが、例えば電車と飛行機のシミュレータで同じことをやってみれば、このことを実感できます。) ハンドルやスロットルなどを操作した場合の反応が、しっかり地面について走る車では直感的に誰も分かるのに対して、空気の中を動く飛行機は、訓練を積まないとまったく予測不可能といっていいくらい、複雑怪奇ですよね。 こういったことから、飛行機の場合は操縦という表現が使われているのだと思います。 船の場合は、車と飛行機の中間くらいかな。だから、運転でも操縦でもいいような気がします。 同じ理由で、車であっても、ハイスピードでグリップの限界で飛ばすラリーやレースなどでは、「運転」よりも「操縦」の方がピッタリの表現だと思います。 なお、Web で探したら、参考URLに、まさにこのテーマの解説がありました。ちょっと難しいですが…
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辞書的にいうと、シチュエーションの違いでしょうか。 「運転」というのは、「機械をマニュアルに則って動かすこと」で、少しだけ法的な言い方です。 それに対して「操縦」は、機械を手足のように操るイメージでしょうか。 そう考えると、「レーサーがレース場で運転する」と言うのはちょっと不自然な気がしませんか? 俺だけかな?(笑) どちらにしろ、言葉のイメージとして、自動車には「運転」、飛行機には「操縦」が似合っているという理由で定着したのです。
お礼
ありがとうございます。 やはり、「操縦」は難しい操作を思いのままにできる、というイメージで、「運転」と差別化しているようですね。 > そう考えると、「レーサーがレース場で運転する」と言うのはちょっと不自然な気がしませんか? 私も、これは「操縦」だと思います。ラリーなんかもそうですね。
- minatouri
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「操縦」は厳密に言うと飛行機に限って使われます. 船の場合は「操船」といいます.海難事故で「船長の操船ミス」などといいますね. 運転は「転」の字があるので車輪がある自動車・電車に使われるのでは?
お礼
ありがとうございます。 確かに船の場合は「操船」という言葉がありましたね。まあ、「船を操縦する」からできた単語だと言ってしまえば「操縦」と同じなのかも知れませんが… > 運転は「転」の字があるので車輪がある自動車・電車に使われるのでは? う~ん、どうなんでしょう? 車輪(というか回転部分)がなくても、「機械を運転する」と言うし…難しいですね。
お礼
ありがとうございます。 なるほど、やはり基本操作の難しさが段違いということが、どうも本質的理由のようですね。私も、フライトシミュレータも電車でGoもよくやりますが、難しさは全然違いますものね。 参考URLにも同じようなことが書かれていますね。難しい文章でしたが、説得力がありました。