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廃仏毀釈の小説
廃仏毀釈を取り上げた小説は何か無いでしょうか? 出来る限り史実に根ざした内容で、 政府・寺社・民衆それぞれの視点の作品を読んでみたいのです。 現在の本屋さんで手に入るものだと良いのですが……。
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真正面から「廃仏毀釈」を取り上げているかは分かりませんが、検索してかかってきた物を挙げておきます。 「天鼓なりやまず、北畠道龍の生涯」 神坂次郎 著 中公文庫 小説ではありませんが 「日本人の神」 大野晋 著 新潮文庫 「明治という国家」 司馬遼太郎 著 日本放送協会出版 も廃仏毀釈をきちんとした観点から取り上げています。
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- whoyou
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回答No.2
江戸時代、幕府は一村に一寺を基本とし、寺に戸籍管理、手形の発行等住人の管理をすべて任せました。このために寺が大きな権力を持ち、それまで無かった初七日、49日などといったさまざまな機会にお布施をふんだくるようになったとということで、江戸時代以前にはこのような習慣は無かったそうです。 寺社奉行が重要ポストだったのもこのことが関係するのでは? ですから徳川体制=寺の権力だったため、悪辣な坊主に対しては民衆が廃仏毀釈に走ったということもあるのではないでしょうか。
質問者
お礼
ご返答ありがとうございます。 廃仏毀釈は江戸幕府による政策も絡んだ歴史的にも根の深い問題のようですね。 民衆の心理的側面も合わせてこの問題への興味が大きく膨らみました。
お礼
ご返答ありがとうございます。 自分の検索では見つけられなかったので大変助かりました。 北畠道龍という人は明治の宗教政争という面からも大変興味深い人のようですね。 本はすぐには見つけられませんでしたが、根気よく探すか取り寄せるつもりです。 「日本人の神」と「明治という国家」は早速読んでみました。 廃仏毀釈をめぐる各勢力の明確な立場の区別が出来、大変為になりました。