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ビジネスモデルの4つの「C」
こんにちは。 ビジネスモデルの定義にはいろいろありますが、昨日車を運転中にラジオでMCが、ビジネスモデルの定義、すなわちその企業をとりまく4つのC(コンペティター、コンシューマー、コーポレーター、あとひとつは失念しました)について話しておりました。ビジネスモデルの4つの「C」について、また相互の関係について詳しくご存知の方、教えてください。 なにぶん運転中だったものでメモもとれず、よくわかりませんでした。
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4つのCはおそらく Customer(顧客)、Company(自社)、Competitor(競合他社)、そして Channel(流通チャネル)ですね。 これはもともとはチャネルを除いて3Cと言われていた概念です。今でも、チャネルがあまり重要でないビジネスの場合はチャネルを除いて考えてもいいと思います。 Company を Corporation と言ったり、あるいは消費財企業の場合は、Customer のところを Consumer とすることもありますが、意味は同じですね。 これはマーケティングの4C(3C)と言われていて、マーケティング戦略を考える場合、4つ(3つ)のCについてそれぞれ状況を分析し打ち手を考えなさい、という、チェックリストのようなものです。 こういうフレームワークは他にもいくつもあって、マーケティングの4P(Product, Price, Place, Promotion)というのもあります。歴史的には4Pのほうが古くて、3Cは最近(といっても10数年は経っていると思いますが)出てきたものですね。 微妙な用語の違いが時代感覚を反映していておもしろいので、そのへんいくつか解説しましょう。 4P概念の時代は、要はモノがないときなので、「よいものを安く作って宣伝して配れば売れる」という思想でした。それがそのまま4Pのキーワードに現れてますね。 ところが、モノあまりの時代になると、「よいものっていったいどういうものか?」が以前ほど明確じゃなくなる。 で、何を作ればよいのかがわからなくなって、目を向けたのが「顧客」です。よいものとは、顧客にとってよいものである、ということで、顧客を知る努力がされるようになった。そこで、4Cのひとつ、 Customer が出てきます。 昔から Customer はいたわけですが、昔はライフスタイルも多様化してないから顧客のことは「わかってるつもり」で済んでいた。それより商品自体を改良して、たとえば「高速道路を安心してスイスイ走れる車」を作るほうが重要だった。だから、Product。 ところが今や「車は高速をスイスイ走れるのが当たり前」で、そうした商品の基本性能ではもはや差がない。基本性能以外の部分の趣味嗜好となると個人差が大きくなる。こりゃあ顧客をよく知らないと作れない。というわけで Customer 。 Customer についてはそんなところですが、4Cのうちの4番目、チャネルがなぜ出てきたか、これはまじめに考えるとおもしろいかもしれませんよ。
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- dragonryuu
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先の回答に関連してですが、Product→Customerに経営環境で重視しなければならないものがシフトしてきたということですね。顧客との信頼関係を強化すること=いわゆるCRM(CustomerRelationshipManagement)の実現を、多くの企業が求めている背景ですね。
お礼
お礼が遅くなってすみません。ちょっとアクセスできない環境にあったので。。。 4Cのご説明大変わかりやすかったです。 チャネルについても考えてみたのですが、おそらくビジネスモデルが話題の中心になってきたときのバリューチェーンの概念の普及が、その下位概念でもある「チャネル」という概念の重要性を増大させたものと思いました。 これからもよろしくお願いします。