建物の高さ・形状・重量や金物の使われる位置や本数によりかわる値ですので、正確な答えを出すことはできませんが、アドバイスとして概算方法を書き込みます。
建物の振動はいくつかのタイプがあります。
まず大きいのは水平振動か上下振動かです。
上下振動により発生する力は地震加速度を重力加速度で割った値に建物の重量をかけた値です。
阪神淡路大震災の場合は、0.3ぐらいを重量にかけておけば建物全体にかかった力の概算値がでると思います。
これが均等に働いたとしたら、金物の本数で割ってやればよいのではないでしょうか?
つぎに水平動ですが、建物が水平変形することによる振動は、かなり精密な計算が必要ですので、概算値は出せません。
このほか、建物のが変形しない状態で転ぶような振動(ロッキング振動)により引っ張り力は発生します。
この振動は建物の重心高さと基礎の幅により概算できます。
平面的に偏心がなく左右均等の木造2階建ての瓦屋根の住宅でしたら屋根位置を重心高さとして計算してもおおよそあっていると思います。
重心高さに0.7ぐらいをかけた値を基礎の幅で割ってやれば、基礎の片側に発生する引っ張り力が概算できます(0.7というのは阪神淡路大震災の場合に生じた瞬間的な最大値の概算値)。
これを片側に使用した金物の個数で割ってやれば、だいたい1個あたりにかかる引っ張り力が出ます。
先ほどの上下動の分とロッキングによる分を足しあわせておけば、おおむねかかる値が求められます(建物の変形による分は見ていませんが)。
もし勤務先がプレファブメーカーでしたら、標準形式がありますので、その当たりは十分検討した資料を会社が持っていると思いますので、技術部や設計部などに問い合わせると資料が出てくるのではないでしょうか?
だから15kN以下になることが確認されているから、その金物を使用しているものと思います。
お礼
先日は、的確なアドバイス頂、本当にありがとうございました。 参考にさせていただきこれからもいい家づくりに取り組んでいきます。 本当にありがとうございました。