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着物と浴衣の違い
中国人です。この間見た「1リットルの涙」で、「きものじゃなくて、ゆかたです。」という話が出ていたのです。気になってます。いつも、この二つの言葉を同じ意味と思うのですが、違いがあるのか。 どこで質問を出すのかわからなくて、よく見る国語で書き込みました。教えていただけませんか。
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- aika24
- ベストアンサー率33% (1/3)
難しいことは他の皆さんが書いていらっしゃいますので(;^^)、 経験に基づいてちょこっと書かせていただきます。 私は京都在住で着物を着る機会が多いのですが、 夏に和服で外に出ると小紋でも紬でも「浴衣だ!」と言われ、夏以外だと「着物だ」と言われます。 現代においては夏の和服=浴衣というイメージが強いように思います。 また、年配の方が着ていらっしゃると浴衣でも着物のように見え、 若い人が着ていると着物でも浴衣に見えるようです。 着物と浴衣の区別は難しく、実際には区別できるものではありませんが、 若い人でも気軽に着られる和服=浴衣、 堅苦しくて着るのが大変そうな和服=着物といったイメージが現代にはあるように思います。 ちなみに浴衣には襦袢をつけない、足袋をはかないといった知識も現代では通用しません。 昔の浴衣は藍や白のものがほとんどでしたが、現在の浴衣はとてもカラフルですし、ポリエステルの浴衣なんてものまであります。 浴衣とそれ以外の和服を見分けたり定義づけるのは大変難しいことだと思います。 ただ、かつては着古されると寝巻き(つまりパジャマですね)になり、おしめになり雑巾になったものですから、本来浴衣は「服」というよりやや下着に近いものだったように思います。
- chibuchibu
- ベストアンサー率42% (139/329)
こんにちは。 浴衣と着物の歴史については、他の方が詳しく回答しておられますので省略しますが、 現代の日本人が使う「着物」と「浴衣」の違いは 「浴衣」:着るのが簡単(自分で着られる) 「着物」:着るのが難しい(できる人に着せてもらう) つまり、浴衣は下に着る物や帯の結び方が極めて単純なので、若い人でも少し練習すればひとりで着ることができます。また、素材が綿なので手入れもしやすく、自宅で洗濯もできます。その分「普段着」としての意識が高く、現代でも誰でも気軽に着用しています。値段も低く、どこででも手に入ります。 一方、着物は、着るのが難しく、下着のつけ方も帯の結び方も複雑です。もちろん少し前の日本人はみな着物で生活していましたので慣れると着られないことはないですが、現在の日本人で自分で着物を着ることができる人は少なく、着方を教える学校があるほどです。したがって「特別なときに着る」ものとして認識されています。特別なとき(冠婚葬祭)に着る着物は素材が絹で洗うことが難しく、値段も大変高価です。また、自分の立場やどのようなお祝いか、によって着られる着物の種類が厳格にわけられており、慣れない人間にとってはそのルールも複雑に思います。日本の多くの若者にとって、女性は「成人式」のお祝いに一度だけ、男性は一生着ることがない、というくらい「特別な衣服」という意味合いが強いです。 ですので、浴衣はそれぞれ自分のものを持っていて家で着ますが、着物は特別な行事があった場合に、レンタルして着せてもらう、というのが現状だと思います。 参考にしていただけましたら幸いです。
- ayataichi
- ベストアンサー率42% (66/156)
日本では昔、今のように湯に浸かる、という風呂ではなく蒸し風呂でした。 身体を湯で洗うのではなく、ヘラなどで汚れを掻き取ったそうです。 その時、水蒸気で火傷しないように着たのが、湯帷子(ゆかたびら)という麻の着物でした。 江戸時代になって、綿が安く出回るようになり、また銭湯が普及するようになって、湯帷子が今の浴衣に変わっていったようです。 つまり、浴衣も着物の一つなのですが、皆さんが説明して下さっているように、「浴衣と着物」という言い方をするときは、「着物」とは、浴衣以外の着物を示しているようですね。 今は、浴衣で電車にも平気で乗っているけれど、昔じゃとても考えられなかったことです。
- memoko
- ベストアンサー率23% (453/1905)
着物もいろいろ種類がありまして、極端な例をあげれぱ 振り袖などは正絹(しょうけん)といってシルク 浴衣は綿です。 素材が違います。
- damushi
- ベストアンサー率30% (223/742)
浴衣とはもともとは湯上りに着る 西洋のバスローブのようなものです。 近年では涼むための服装であったり 日本の宿泊施設におけるパジャマ代わりとして 使われることが多くなっています。 本来は薄手の布でその下には何も着けないという 非常にラフな格好であるため、 着用する用途、場所は限られたものとなります。 (さすがに現在は下着ぐらいは着けることも多いですが) 着物の方ですが 広い意味で取れば日本の伝統的民族衣装ということになるので 浴衣も着物の一種と言えなくもないのですが、 この場合は「着物」よりも「和服」のほうが適した言葉といえます。 狭い意味で取ると「和服」の中でも 普段着レベル以上のものを指します。 こちらは普段着レベル以上のものなので当然下着にあたる者も着用されます。 一口に「着物」と言ってもこれまたたくさんの種類があるわけですが それに関しては興味があればまた別の機会に質問していただくということで。
- koma1000nin
- ベストアンサー率30% (342/1133)
浴衣(ゆかた)というのは、入浴する場所に着て行くもので、非常にシンプルなつくりになっており、日本の高温多湿の風土に合わせたつくりです。この浴衣姿で人前に出るのは非礼に当たりますが、夏の浴衣は別で、柄がいろいろとあり、それにあわせた帯もあって、これらを着衣して人前にでられます。ただし夏の夕刻以降だけ。 着物は日常生活で着るものであり、浴衣よりも複雑なつくりになっていて、保温性も浴衣より上です。したがって通年を着物で過ごす婦人はいらっしゃいますが、男性の場合は結婚式のような場で礼装として着用する場合が多いです。結婚式の衣装で、新婦が和服姿(着物です)のときは新郎もあわせて男性用和服(羽織と袴)の着用におよぶケースがほとんどです。
- gohannannisiyo
- ベストアンサー率27% (235/859)
「浴衣」は、夏に着る簡単な着物です。 質問者さんもお祭などで女性が着ているのを見たことがあると思います。 足ははだしで下駄(げた)をはくことが多いです。 帯(おび)も簡単に結びます。普通の着物で帯を結ぶ時には、幅の広い帯をふたつに折って、帯締め(おびじめ)や帯揚げ(おびあげ)などのひもを使って複雑に結びますが、浴衣の帯は細い帯一本だけで簡単に結びます。 「浴衣」と「着物」は違うものではなく、「着物」の中の一種類が「浴衣」です。
- geyan
- ベストアンサー率32% (524/1592)
こんなページを見つけました。 http://shopping.msn.co.jp/softcontent/softcontent.aspx?scpId=1247&scmId=370 簡単に違いをまとめると、 「長じゅばんを着るか着ないか」と、それと関係していますが、「着る時のTPO」ということのようです。 着物の場合は、まず長襦袢を着た上に着物を着ます。なので襟元が2枚重なっているように見えます。 一方、浴衣はもともと湯上がりに着るものなので、長襦袢をつけずに直に(肌着はつけますが)着つけます。なので襟元は1枚です。 洋服で例えると、「着物」はブラジャーをしてシャツを着てジャケットを羽織るのに近く、「浴衣」はノーブラにTシャツという感じです。昔も今も、私たちがお風呂上がりにしている格好と大体同じというわけですね。 これがわかれば、昔の人は浴衣で遠出したりしなかったといわれても、納得できますね。一方で、近所のコンビニくらいは出かけるように、浴衣姿で将棋を打つのはありという基準も何となくわかってきます。