子供の体温が高いからあいているというよりも、
子供のきものは付紐がついているので、ヒモ通し用の穴が必要。
それであいている。
別紐にすると、子供はポンポコなのでずれて、取れるし、動きが激しいので
危ないないから、付紐なのです。
お宮参りのきものにもついているでしょう?
7歳のお祝いで、初めて付紐を取って帯を締める。
身八つが開きぱなしになったのは、オハショリというものがつくられるようになってからではないでしょうか?
この、付紐用の穴がそのまま残って、オハショリするようになった。
腰上げ代わりに、オハショリ。
浮世絵などを見ていると、オハショリがほんとうにはしょるという感じにいい加減に腰紐しているのがわかる。
生活のなかでのきものの丈を出来上がり丈として、ツッタケで着るよりも
適宜長さを変えられるのが合目的だったのでしょう。
高級感、セレブ?感のために、すそを引く、振袖という袖の長いのが女性に流行る。
長い着物を止めるために、帯が巾が広くなると、袖を止める位置がどんどんと上がる、残りが「身八つ」として、身頃に縫ってない部分が
残る。
男性は、後ろをひょいと持ち上げ、帯に挟んで尻パッショイすることで
労働向きにするのですが、女性はそうは行かない。
パンツ(男はふんどし)はいてないから、腰巻ですのでネ。
それで、スカート丈としてのきもの丈をオハショリで持ち上げるとなった。
タダ、これだけの理由だと、肌襦袢に身八つがあるのが説明できないのです。
どなたかが書かれていますが、授乳のためというなら、わかりやすいですが、それなら、やってみるとわかりますが、脇からおっぱい出せるほど
あいてないですし、出せるほどあけると、脇がスカスカ。
涼しいというのはわかりやすいですが、ならばより、屋外労働の男性にもあけるべきでしょう。
逆に、男性用は「振り」も人形という形で「袋」にして閉じてしまって、
より、空気の流通が悪くなる。
鬼平犯科帳を読破しました。
実によく出てくる表現なのですが、「男は身八つ口から手を入れ、乳を・・・」です。
いわゆる濡れ場ではこれがスタンダード?
妄想するに、子供の付紐口が女性だけ
丈調整のために残って、
振袖も身八つありでok、丈調整もすそ引きセレブ感もokで、
更に、身八つから手を入れるのが男性でもokで・・・便利。
ちなみに男性用のきものは振りがない(人形という袋構造)代わりに、
袖口開きは女性より広いです。
袖の下が入るようにという様に?
振袖でもない限り、男性用も女性用も袖丈は今でも尺3寸で同じ。
私は和裁が趣味なおばちゃんです。
お礼
なるほど~!そんな理由があったのですね!スッキリしましたよ! とても勉強になりました♪ 早い時間にも関わらず回答していただき、ありがとうございました!!