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パンを踏んだ娘について
パンを踏んだ娘、という西洋の話があるのですが、 N○Kで放送されていたときに、子供ながらに衝撃をうけていました。 パンを踏む、ということに罪を重ねた背景はなんでしょうか? この童話(?)について何でもよいので教えてください。 また、カテゴリ違いになってしまいますが、 ♪パンを踏んだ娘~パンを踏んだ罪で~地獄に堕ちた~ という歌があり、かなり衝撃的なものが影絵の童話内で使われていたのですが、これの母国語Versionは存在するのでしょうか?
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パンは食べ物ですから、食物を粗末に扱うことへの戒めであることは十分に考えられます。 しhかし、それ以上に「パン」というものは持つ「特別な意味」があると思います。 それはキリスト教との関わりです。アメリカや西欧では物事の判断基準にキリストの教え(聖書)が深く関わっています。 以下に「パン」の持つ意味を記した記事をご紹介いたします。 「わたしがあなたがたに伝えたことは、わたし自身、主から受けたものです。すなわち、主イエスは、引き渡される夜、パンを取り、感謝の祈りをささげてそれを裂き、『これは、あなたがたのためのわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい。』と言われました。また、食事の後で、杯も同じようにして、『この杯は、わたしの血によって立てられる新しい契約である。飲む度(たび)に、わたしの記念としてこのように行いなさい』と言われました。だから、あなたがたは、このパンを食べこの杯を飲む毎(ごと)に、主が来られるときまで、主の死を告げ知らせるのです。従って、ふさわしくないまま主のパンを食べたり、その杯を飲んだりする者は、主の体と血に対して罪を犯すことになります。だれでも、自分をよく確かめたうえで、そのパンを食べ、その杯から飲むべきです。主の体のことをわきまえずに飲み食いする者は、自分自身に対する裁きを飲み食いしているのです」(1コリント 11章23-29節)。 まず奉納では、パンとぶどう酒が祭壇に運ばれ、「神よ、あなたは万物の造り主、ここに供えるパン(ぶどう酒)はあなたからいただいたもの、大地のめぐみ、労働の実り、わたしたちのいのちのかてとなるものです。」という司祭の祈りとともにささげられるということです。 * * * 奉納祈願と叙唱のあと奉献文が唱えられる。「第2奉献文:まことにとうとくすべての聖性の源である父よ、いま聖霊によってこの供え物をとうといものにしてください。(パンとぶどう酒の上に十字のしるしをする)わたしたちのために主イエス・キリストの御からだと御血になりますように。 主イエスはすすんで受難に向かう前に、パンを取り、感謝をささげ割って弟子に与えて仰せになりました。『皆、これを取って食べなさい。これはあなたがたのために渡されるわたしのからだである。』食事の終わりに同じように杯を取り、感謝をささげ弟子に与えて仰せになりました。『皆、これを受けて飲みなさい。これはわたしの血の杯、あなたがたと多くの人のために流されて、罪のゆるしとなる新しい永遠の契約の血である。これをわたしの記念として行いなさい』」。このあと、司祭は「信仰の神秘」と大声で歌うか唱えるかすると信徒が答える。「主の死を思い、復活をたたえよう、主が来られるまで。」命じられたように、イエスの記念として、イエスがいわれたとおりに行なっている。司祭はさらに続ける。「わたしたちはいま、主イエスの死と復活の記念を行い、ここであなたに奉仕できることを感謝し、いのちのパンと救いの杯をささげます」 このように「パン」は主・イエスキリストのからだを表しているからこそ、その「パン」を粗末に扱うことが、地獄行きへとつながる話になるのではないでしょうか。
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- dido
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No.1さまの おっしゃる通り, 原作は アンデルセンですね。 そして このお話を元に 萩尾 望都が 『白い鳥になった少女』 という 味わい深い作品を描いています。 http://www.cafebleu.net/hagio/works/025.html
- oji-tyannNo1110
- ベストアンサー率21% (4/19)
パンの踏んだ娘はアンデルセンの童話です。高慢ちきな娘がぬかるみで自分の靴を汚すまいと持っていたパンをぬかるみに捨て、それを踏んだとたんに地獄に落ちてしまう。どこの国でも「食べ物を粗末にするとバチがあたる」という考えは、いろいろな形で教訓話として作られています。こぼしたご飯つぶを拾って食べようとせず畳の目になすりつけていた子供の目が見えなくなった、なんて日本の昔話もあります。パンを踏んだ娘は後半で反省し鳥に生まれ変わりますが、日本の昔話の場合はそのまま。お互いご飯は残さず食べましょうね。