技術士会試験センターでは下記のように取り扱っています。(今年は変わるかもしれませんので試験センターに電話して確認することが必要です)
1) 業務経歴に入れる会社は実務経歴を満たす期間だけはいっていればよい。(試験センタは、受験資格を満たしているかどうかの確認にしか使わない)
2) 証明は、現在勤めている会社からもらうのが基本。経歴欄には過去の会社での経験を含める。現在の勤務先の会社から、前職を含むにすべての経歴について証明して貰うことになる。常識的には、今の会社が他社での経歴の証明を出来るわけが無いので難しいのですが、これが基本になっています。今の会社の上司、人事(押印権限者)を納得させることが必要になります。
3) もし2)が困難であって、どこか1社の経歴で必要年数を満たすのであれば、その会社に証明をもらえばよい。
4) 現在退職しどこにも所属していないとか、倒産したとか、現在個人営業の場合、前に勤めていた会社から証明をもらうか、所属する組合、業界団体、同業者、発注者等からもらう。(試験センターに相談)
しかしながら、受験指導においては次のように考えられています。(試験委員が経験論文採点や口頭試験の際に見ているため。)
1) 技術士受験を会社に宣言し、上司に納得してもらい、会社があなたの受験を応援するくらいで無いと受験勉強確保などの時間が取れない。あなたの説得能力の有無もチェックされている。したがって、上記2)のすべての経歴を記入して今の会社を説得して証明をもらってくるのが原則。
2) 経歴欄の書き方によって合否が左右される。(科目選択や経験論文の内容と一致している必要がある。)すべての行が埋まるように、学校卒業から現在までの「技術士にふさわしい業績」を立ててきたことがわかるように記入する。