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卒論における活字史料について
著書や論文などで引用されている史料をそのまま使うと孫引きとなりますよね。 では、活字史料だけを載せているもの(『国史大系』の「徳川実紀」や『大日本地誌体系』の「新編武蔵風土記稿」、『続々群書類従』の「休明光記」など)を使っても孫引き扱いになるのでしょうか? 活字史料しか使っていなかったので、原本や写本などは全く手元にない状態なんです。 必要だとわかったところで間に合わないかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
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卒論ですから、学部生の方ですよね? 卒論レベルですと、資料・史料集の類は「孫引き」にはならないと考えます。ただ、ご心配の通り(あたりまえですが)活字は「元」が必ずありますよね。ですから、その卒論の注や参考文献の部分に史料名を載せる際にその「活字」はどんな史料からおこしたものなのか、その底本にあたる事項(出典:「屋代本平家物語[○○大学所蔵]」などですね)を明示するべきです。それもしない(知らない)学生さんが多い昨今ではありますが。 ということで、原典まで当たる必要はありません。 色々な資料・史料には必ず原典があり、版本ならまだしも写本となると、当然この世に2つと全く同じものは無いわけで、色々な系統(諸本)が発生しますよね。修士論文・博士論文・学術論文の場合には必ずその「原典」にあたらねばなりません。その「系統」だけを研究テーマにしている学者もいます(諸本の校合:きょうごう)。 気がつかれただけmario5903さんは立派です。 今後研究を続けられる際には必ず原典にあたりましょう。早晩「閲覧不許可」という、でかく厚い壁にすぐにぶち当たることでしょう。 ご参考まで。
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- awahiko
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再びawahikoです。 補足します。 もしも万が一、指導教官から「原典にはあたりましたか?」と聞かれたら、堂々と「そのことは存じ上げてはおりましたが、あたるなら全てあたらねばならず、膨大な時間が必要と考え、この卒論では活字史料およびそこに記載されている底本情報を信頼して書かせていただきました」と言いましょうね。 たぶん言われないと思うけども。 ご参考まで。
お礼
はい!そう答えるようにします。 細かいところまで御指示していただき本当にありがとうございました。
お礼
早速の回答ありがとうございます! 卒論提出まで2週間しかなく、孫引きになったらどうしようかと青ざめていたので安心しました。 はい、出典の明示もちゃんとするよう気をつけます。 >>気がつかれただけmario5903さんは立派です。 いえ、ホント卒論の内容もひどいもので、立派なんてものとは程遠いです。 もし今後論文などを書く機会があれば、しっかりと原典にあたる事を心がけたいと思います。 ありがとうございました。