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何故、「東南アジア」「東北地方」?

ずっと以前から気になっていたんですが、方角をあらわす場合、 南北が優先されて、南東とか北東と言いますよね。 それなのに何故、「東北地方」とか「東南アジア」という言い方をするのでしょうか。 北東地方とか、南東アジアとは言いませんよね。 どなたかご存知の方、教えて下さい。

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  • yoohoo_7
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回答No.4

(1) この項((1)の項)は事実です。 (a)日本語では、東西南北の文字を訓読みする場合は、方角について言う場合は南北を最初に言い、地域について言う場合は東西を先に言います。 例(方角):北西の風、北西向きの窓、北西へ進路を取る。 例(地域):本県の西北部、都の西北、西北地域。 (b)ただし、日本語でも、訓読みをする場合は、どちらを先に言ってもよい。 例:にしきたのかぜ、にしきた向きの窓、にしきたへ進路を取る。 (c)日本語では、南北(なんぼく)と言い、北南(ほくなん)とは言わない。 (d)英語では、常にnorth、southが先である。 例:a southeasterly wind、Southeast Asia。 (e)英語では、「南北」はnorth southと言い、south northとは言わない。 (2) この項((2)の項)は推測です。 (a)英語でnorth、southを先に言うのは、英国人がnorth、south (そのうちでも特にnorth) が方角の基準だと考えていることによるのだと思います。これは、northが北極星によって表される厳密な方角であることと、英国人が論理性を重んじまた航海などで厳密な方位を必要とした民族であったことによるのではないかと思われます。 英国以外の英語圏の人々も英国人の考え方を受け入れたのだと思います。 (b)日本語では訓読みをする場合はどちらを先に言ってもよいのは、日本人は太陽の昇る方向、沈む方向をたいへん強く意識しているので、もともとは東西を基準にしてこれを先に言っていたのだと思います。ただ、南北を先に言う言い方も併せて用いていたのではないでしょうか(古文の先生にお聞きしたいところです)。 しかし、漢字(原語)が日本に入って来たとき、漢字(原語)では、方角については南北を先に言い、地域について言う場合は東西を先に言う習慣だったので、音読みをする場合は原語に合わせたのではないでしょうか(漢文の先生か中国語の先生にお聞きしたいところです)。

sacristain
質問者

お礼

貴重な情報をありがとうございます。 特に(1)はものすごく納得しました。 確かに考えてみるとそうですよね~。 (2)もご推測とは言え、なかなか説得力がありますね。 お礼が遅れてすみませんでした。

その他の回答 (4)

  • azuki24
  • ベストアンサー率49% (907/1826)
回答No.5

>北東地方とか、南東アジアとは言いませんよね。 例外的ですが、外務省のアジア大洋州局にこんな組織があります。 ・北東アジア課 (Northeast Asia Division) ・南東アジア第一課 (First Southeast Asia Division) ・南東アジア第二課 (Second Southeast Asia Division) ・南西アジア課 (Southwest Asia Division) 「外務省の常識は世間の非常識」を象徴しているかのようです。 その外務省内では統一されているかと思いきや、公式サイト内を検索した結果では両方混在しています。  "北東アジア"  477 件  "東北アジア"  12 件  "南東アジア"  140 件  "東南アジア" 1242 件  "南西アジア"  530 件  "西南アジア"   0 件 鹿児島~沖縄の島々は「南西諸島」と呼ばれています。 沖縄の島々を結ぶ「南西航空(SWAL:Southwest Air Lines)」という航空会社もありました。 現在は「日本トランスオーシャン航空(JTA:Japan Transocean Air)」。 お隣の中国には「中国西南航空(China Southwest Airlines) 」があります。

sacristain
質問者

お礼

外務省にそういう部署があるとは知りませんでした。 国際基準にならってのことなのでしょうか。 興味深い情報をありがとうございました。

  • yeslets
  • ベストアンサー率31% (47/151)
回答No.3

No2の者です。 「眼中になかった説」を考え直しました。 ひょっとしたら東西を最初に言うのが日本的で、南北を最初に言うのは西洋的なのではないか? 東北地方・東南アジア以外にも、西郷隆盛率いる士族軍と明治政府の戦争は「西南戦争」といいますし、早稲田大学の校歌は「都の西北」ですね。 これが日本的な言い方。 通常の方位を表すときは西洋に合わせて南北を先につけるように決めたのではないでしょうか。 金額でも日本では「万・億・兆」と4けた区切りで言うのに、表記上は1,234,567,890と西洋の言い方に合わせて3桁区切りにしています。

sacristain
質問者

お礼

ご丁寧に2度にわたるご回答、ありがとうございます。 なかなか興味深いご説です。そう言われるとそうかも... 早速ご回答いただいたのに、お礼が遅れてすみませんでした。

  • yeslets
  • ベストアンサー率31% (47/151)
回答No.2

私の仮説です。 (1)東北地方 関所(箱根の関)の東で関東、それより北は眼中になかった。 関東の北で「東北地方」 (2)東南アジア 東アジアと西アジアという言い方が最初にあって、 そのときはインドネシアなどは眼中になかった。 第二次世界大戦も日本では「東アジアの戦争」(=大東亜戦争)と言っていましたから・・・。 それで東アジアの南で東南アジア。 ちなみに日本ではASEANを東南アジア諸国連合といいますが、英語表記はAssociation of South-East Asian Nationsで「南東アジア諸国連合」です。

回答No.1

方角をあらわす場合は南北が優先されますが、これは文部科学省かどこかが決めているのでしょう。 「東北地方」、「東南アジア」は方角が頭についていますが、どちらかというと「場所」をあらわしているのではないでしょうか。 つまり、頭の「東」が基本で、「東日本の北」の地方、「東アジアの南」の方、といったところでは? 東日本、西日本とは言っても北日本、南日本とはあまり言いませんし、 同様に、東アジア、西アジアとは言っても北アジア、南アジアとはあまり言わないと思います。 以上は、推測です。

sacristain
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 なるほどねぇ。ごもっともな説です。 天気予報で「北日本」という言葉は聞いたことがありますが。 でもアジアは東西に広がっているから、あまり南北で区別はつけませんね。 お礼が遅くなって申し訳ありませんでした。

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