過去に女性天皇がいても万世一系なの？

質問

「万世一系」の意味を教えてください。

高校日本史の授業では、推古帝など女性が天皇に就いた例や、本来の皇位継承者をさしおいて別の人間が即位した例もあった、と習いました。ぱっと見た感じ、「万世一系」とは違う気がします。どうなんでしょうか？

回答No.4

noname#113260 · ベストアンサー

現在問題になっているのは「女系天皇」であって、女性天皇ではないことをまずご理解ください。
愛子さまが即位された場合、父親は現皇太子さまですから「男系の女帝」になり、これは過去に数人みえます。
しかしながら父親が皇族ではない天皇は前例が無く、愛子さまが皇族の血を引かない一般庶民と結婚され、その子供が次代の天皇になられた場合、男女に関わらず史上初の「女系天皇」となり、遺伝子学者や伝統を重んじる方々から反対を受けています。
系図上は初代の神武天皇以来男系の子孫が皇位を継承してきましたが、全てが直系という訳ではありません。
例えば26代の継体天皇は近江に生まれ、越前で育った豪族ですが、前代の武烈天皇が子孫が無く亡くなった為に応神天皇の5世の孫という血統をかわれ、武烈天皇の姉の手白香皇女と結婚し皇統を継ぎました。
この場合も継体天皇自身は応神天皇の血を受けてますから男系になります。
ただ一説では天皇家とは無関係の他人で、武力クーデターで皇位を簒奪したのではないかとも言われています。
これは天武天皇もそういった説があることを付け加えておきます。
この説では中大兄皇子（天智天皇）は大海皇子（天武天皇）は実の兄弟とされているが、実は異父兄弟（或いは他人）で、正当な皇太子の大友皇子（弘文天皇）を殺して皇位を簒奪したのではないか・・・、という説も。
いずれにせよ「万世一系」というロマンがある以上、今の時代にそれを壊すことが正しいことかどうか、私は疑問をもっております。

回答No.5

tatsumi01

これまで、女帝はほとんどが中継ぎの天皇です。未亡人で夫の天皇が薨去したとき皇太子が幼少であった場合がほとんどです。例外は孝謙天皇や後桜町天皇ですが、未婚のため（孝謙天皇は愛人があったらしいけど）子供はいません。
「万世一系」は神武天皇の男系子孫が天皇として続いているという意味です。実際は途中で切れているかも知れませんが、戸籍上では遡ると神武天皇に行きつきます。

回答No.3

noname#226252

万世一系：永遠に同一の系統が続くこと。多く皇統についていわれた。(広辞苑より)

今の日本史では天皇はところどころで血筋が切れており
その意味では万世一系とはいえないと僕も思います。
天皇というのは元々はかなり神聖なものとして扱われていましたから(今もそういう人たちがいますし)
そういった視点から天皇の血筋を大げさ、もしくは称えて言った言葉なのでしょう。
ウィキペディアにも記事がありましたが色々揉めているようです。

参考URL：

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E4%B8%96%E4%B8%80%E7%B3%BB

回答No.2

Quattro99

父方をたどると天皇に繋がるということだと思います。

これに対し、例えば愛子さまのお子様に継承権を認めると、愛子さまの配偶者がたまたま父方の天皇を持つ方であれば繋がりますが、そうでなければ父方をたどっても天皇がいないことになってしまい、万世一系が途絶えるというのが、現在議論されている問題だと思います。

回答No.1

6dou_rinne

すべの天皇はひとりの祖先から（天照大神）恋々と続いていて途中で他姓が入っていないという意味で万世一系であり、常に直系だけで続いてきたわけではありません。
継体天皇やそれ以前については、ほんとうに万世一系かは疑問がありますが。