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「~という」の表記について
「言う(say)」という意味でなく、「~という」という言葉を使うことがあると思います。 例えば、 「広島市の事件で容疑者が逮捕された直後だというのに、また茨城県で…」 とか、 「こちらのみなさんはどういう意見をお持ちでしょうか?」 とかいう場合です。(あ、←この「いう」もそうですね。) こうした場合に、「言う」という漢字を当てるのは正しいんでしょうか?少なくとも私は、漢字を使っている表記を見ると違和感を覚えるのですが… 厳密には、どうなのでしょうか?教えてください。 よろしくお願いします。
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基準という観点からお話します。 共同通信社の記者ハンドブックによると、 1)「say」の意味が強いものは「言う」。(思ったことを言葉で表す 、述べる) 例 彼は「●●」と言う ~と言わんばかりに ~言わずと知れた 2)「言う」の意味が実質的に薄れたものは仮名書き 例 絶対にそういうことはない 何という寒さだ (伝聞における)~という 講談社校閲局編 日本語の正しい表記と用語の辞典においても、 (~と)いう…仮名書き となっています。 これらのことから考えると、「say」の意味がない、あるいは薄れているものに関しては仮名書きにするのが現在の用法のようですね。 個人的にも、「彼が言うには」といった「say」の意味がないものは仮名書きの方が違和感はないですね。
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- koma1000nin
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もう一つの書き方は、「~と云う」でいいと思います。これは「云々」(うんぬん)を意味します。 私も「~と言う」書き方にひっかかりをおぼえていて、状況に応じて「~と云う」「~という」を使いわけています。とくに断定の意味ではひらがなを使用しています。
お礼
「云う」ではないかな、と私も思っていました。 参考になりました。ありがとうございました。
- dulatour
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動詞には「補助動詞」という分類があり、 「いく」→「変わっていく」 「みる」→「比べてみる」 「いる」→「走っている」 「おく」→「ほうっておく」 「くる」→「会ってくる」 「ある」→「本である」 これらは、動詞本来の意味が失われ、上の言葉を補助する役割です。これらは仮名書きが原則です。 「~という」も本来の意味が失われたときには、補助動詞として仮名書きするのが本則でしょう。
お礼
補助動詞というのがあったんですね。大変参考になりました。確信できました。 ありがとうございました。
- hakobulu
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素人の私見です。 1【直後だというのに】 この場合の「いうのに」は本来は「みんながそう『言っているのに』」という意味合いがあったように思います。 つまり「みんなが言うほど歴然とした事実であるのに」ということではなかったのでしょうか。 しかし、今や慣用句に成長し?過去に恩を受けた?「言う」は見捨てられてしまった、という悲しい歴史?があるような気がします。 どちらにしても「と言う」という表記は間違いだと思います。 2、「どういう意見をお持ちですか」「どういう理由でしょうか」なども1と同じく悲しい歴史?があるように思います。 すなわち、「このことに関してあなたは自分の意見を述べるとすれば、どう言いますか?」「何か理由があると思うのですが、その内容をあなたはどう言いますか?」ということの省略形ではないでしょうか。 こういうことは慎重に言うべきなのでしょうが、そういうことに限って何か言うのが私の悪い趣味ということを言うというのは、一種の開き直りという風に言われても止むをえないということになるのだということはわかっています。 全く根拠はないので丸飲みしないように・・・。 というわけで、失礼しました。
お礼
早速ありがとうございました。 最後の段落、的確ですね。^^
お礼
ありがとうございました。ハンドブックや辞典を参照してくださって、大変参考になりました。