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クライゼン型連結管について
有機合成で、反応によって生じた水をトルエンと共沸させて抜き取るということを行っています。 沸騰したトルエンと水の蒸気は、蒸留アダプターを通ってト字管に入り、その上のジムロート冷却器で冷却されてト字管の下にたまり、たまったトルエンと水は2層に分離し、トルエンがト字管から還流するようになっています。 これでもある程度水を抜くことはできるのですが、さらに効率を上げたいと思ってガラス器具を調べたところ、クライゼン型連結管というものがありました。 これを使えば効率が上がるような気がするのですが、本当に効率よくなるのでしょうか。また、2つある口のうちどちらに冷却器をつけ、もう片方には何をつければいいのでしょうか。 今まで見たことも聞いたこともなかったので、どなたか使ったことのある方がいらっしゃいましたら教えてください。
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noname#62864
回答No.1
ト字管と書かれていますが、説明文からは器具のつながり方が理解できません。 また、クライゼンもこの目的には使用できないと思います。 普通はDean-Stark trapを使います。参考URLに写真が出ています。右下が蒸留容器で、それと左上部の冷却管をつないでいるのがDean-Stark trapです。 蒸留されて出てきたものが、Dean-Stark trapにたまり、水よりも軽いトルエン(あるいはベンゼン)がオーバーフローして蒸留装置に戻る仕組みになっています。また、Dean-Stark trapには目盛りが付いており、でてきた水の量を知ることができます。これによって、脱水反応がどの程度進んだかを知ることができます。 ・・というように非常によくできた器具です。 これとト字管を勘違いしていることはないでしょうか。