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モル濃度の計算について。
いろんな種類の試薬を調製することになったのですが、試薬には、水和物や塩化物などいろいろなものがあります。 で、ちょっと混乱してきてしまったのですが・・・。 試薬のびんには水和物や塩化物としての分子量が記載されているものと、無水物としての分子量を記載しているものがあります。 モル濃度を求めるときには、どちらを使って計算するのでしょうか?
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試薬瓶には通常、内容物の化学式と分子量(あるいは式量)が記されています。 水和物の式量が記されているのであれば、内容物も水和物のはずです。 その式量は、物質の重さを計算するときに使います。 たとえば、硫酸銅の水溶液を作るときに、無水物を使うのであれば無水物の式量に基づいて重さを計算した上で量り取ることになりますし、水和物を使うのであれば水和物の式量に基づいて重さを計算することになります。 モル濃度を求めるときには、注目している物質のモル数(物質量)に基づいて計算することになります。 試薬瓶の表示と中身が一致している限りは、どちらを使っても同じことです。 ひどく混乱しているようですね。上の説明でわからないようでしたら、具体例をあげて質問した方がわかりやすいと思います。
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補足です。 一般的には、内容物と表示されている化学式や式量は同じになっているはずですが、物質によってはそうなっていない場合もあります。 すなわち、高純度ものを提供できないために、純度が著しく低い場合や、不安定な物質では意図的に純度を下げている場合もあります。 たとえば、過酸化水素やホルムアルデヒドは水溶液として市販されており、その濃度は別途表示されていますので、それを補正する必要があります。 また、結晶水の数にバラツキがあるような混合物の場合もあるかもしれません。その場合にもラベルに表示されているはずです。 一応、ラベルの純度等の表示を見た上で判断するのがよいと思います。
お礼
ありがとうございました。 これで仕事が進みます!
- DexMachina
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例えば硫酸銅水溶液のモル濃度を求めるのであれば、 無水物としての分子量(式量)を使用します。 一方、硫酸銅水溶液を、硫酸銅五水和物で作成する場合は、 水和物の分子量(式量)を使って、必要な塩の質量を計算します。 吸湿性が高い、或いは水和水が一定にならないもの等では、 水和水が特定できないため、無水塩の分子量・式量で 代用して表示させることがあります。
お礼
>吸湿性が高い、或いは水和水が一定にならないもの等では、 水和水が特定できないため、無水塩の分子量・式量で 代用して表示させることがあります。 なるほど。そういうことですか~。 ありがとうございました!!!
補足
>試薬瓶の表示と中身が一致している限りは、どちらを使っても同じことです。 そうですね・・・。 では、試薬名が○○○・2水和物とかなのに、M.W.が無水物で表示されている場合に注意すればよいということでいいのでしょうか?