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狂牛病の罹患確率の説得力について教えてください。
牛肉を食べるかどうかと言うことについて、ひとが狂牛病にかかる確率は極めて低いので、肉を食べなくても、他の要因で死ぬ確率が高いのだから、合理的でないという説明がなされます。 たとえば、肉を食べて狂牛病に感染したけれど、発病するまでに交通事故で死んだ場合などは、そのように言えます。 しかし、肉を食べなかったら、ひとが狂牛病にかかる確率はゼロに近くなると考えられます。 人間は最終的に死ぬのだから、死ぬという事実の前には、確かにそう思うのですが、狂牛病では死にたくないと考えた場合、肉を食べないと主張するは意味があると思うのですが、どうなのでしょう。
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私の周り(某生物系研究所)では「狂牛病なんて」どころか 「豚に感染しないもんがヒトに感染するわけがない」という発言もあります。 研究者の私が言うのも何ですが科学者の発言が必ずしも真実ではない ということです。他に理由が見当たらないから、そう主張しているに すぎません。狂牛病のヒト感染に関する論文だって「~だろう」や 「~かもしれない」ばかりですよ。 もちろん、狂牛病では死にたくないから牛肉は食べないという主張は 個人において意味があると思います。しかし、shu sさんのおっしゃるような 「風評」によって危険だと思い込むのは滑稽だということです。 狂牛病に関する論文を基に、狂牛病はヒトに感染すると考えて牛肉を 食べないのは滑稽というほかありません。いまのところ筋肉には病原タンパクは 存在していないので、極端な話し「狂牛病に感染した牛の牛肉を食べても ヒトには感染しない」ということです。ある意味、皮や内臓だけに毒を 持っているフグと同じですね。しかもフグは確実に毒を持っています。 「牛は狂牛病の危険があるから食べない」というのは「フグは毒を持っている から食べない」と同じことです。フグチリの席でそんな人がいたら大歓迎ですね(笑) 結局、不安を煽り、その説明をすることで視聴率が稼げるマスコミの影響 だと思いますよ。だいたい、狂牛病の映像でイギリスの牛を放送するのも おかしい。日本にあの種類の牛はほとんどいないのにと思います。 今、感染が確認されている牛だって酪農家が育てた乳牛で、しかも 「乳廃牛」なんですよ。お乳を出すために牛骨粉を配合飼料としていた だけで、畜産家が育てた和牛とはぜーんぜん関係ありません。 牛ってどこでも解体できるわけではありません。各都道府県に数カ所しかない 食肉加工センター(屠殺場)で解体されるわけです。そこで、専門知識を 持った人達が加工するんです。私は仕事の都合で何度か訪れたことが ありますがセンターの門にはシャワーがあり、出入りする車体ですら 消毒しています。そのくらい気を使っているんですよ。 どこで誰がどんな加工したかも分らないような外国産の方がよっぽど恐ろしい。 「政府は国民に説明を」といってもね。じゃあ、一般の人はフグ毒の種類を 知っているの?って思います。別に知らなくても安心して食べられる。 それは免許を持った料理人しか加工できないことを知っているから。 牛肉だって同じですよ。牛乳のように個人じゃあ扱えない分、更に安心です。 O157騒動でカイワレ大根は不買されましたが、その後、カイワレで感染した人が いたでしょうか。雪印問題が明るみになってから牛乳を飲んで倒れた人が いたでしょうか。ある意味、狂牛病が発見されたことは検査体制が強化される ことであり、いまだに発見されていない地域の関係者とは危機感が違います。 むしろ、今、食卓に上る牛肉は国産ものがもっとも安全と言えると思いますよ。 まとめると、現在の科学的見地による「牛から人へ感染する可能性がある」を 信じるならば「肉を食べても、ひとが狂牛病にかかる確率はゼロに近い」と 言えますね。事故で死にたくないから車に乗らないや窒息で死にたくないから 餅をたべないというのは方便ですね(方便:嘘という意味ではありません) 食べ物にはジャガイモだって毒はあるし魚介類には寄生虫がいる。 それを疑っていたらかえって寿命が短くなるかもしれません。 そうそう、全米を震撼させた炭ソ菌ですが、ほとんどの牛は保菌牛ですよ。 もちろん、人間には感染しないんですけどね。
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- kawakawa
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敢えて極論のような回答を書きますネ。 罹患者数;年間30000~35000~60000人 そのための死者数;年間10~20~100人 この数字は食中毒についてのものです。 では、特に死亡率の高いボツリヌス菌食中毒を避けるために、野菜類を食べるのを止めましょうか? 野菜類を食べなければ、ボツリヌス菌による食中毒死の確率を極めて低くできますからネ。 そうそう、腸炎ビブリオでも死亡する可能性は否定できませんから、魚介類も食べるのを止めておきましょう。 ついでにアフラトキシンによる肝臓癌を防ぐために、穀類を食べるのもやめましょうか? 米や麦やトウモロコシ、ピーナッツなどの穀類を食べなければアフラトキシンによる肝臓癌発生の確率を極めて低く出来ますネ。 そして、問題のウシも食べなければ、本当の原因が不明であると考えられるCJDになる可能性は極めて低くなるのかもしれませんから‥ それに、ブタやトリも人畜共通伝染病を持ちますし、寄生虫も可能性がありますから、あらゆる肉類を食べるのを止めましょうか‥ さて、何を食べて生きていけばよいのでしょうか? 以上kawakawaでした
お礼
世間では、牛肉さえ食べなかったら、狂牛病に罹らないのだから、わざわざ食べる必要性もないという声を聞きます。でも、それらの人たちを説得するのは、「感情的なもの」があるので難しいのかもしれません。 皆さんありがとうございました。
補足
わたしは、すべてのニュースなどを見ているわけではありませんから見落としもあると思います。 しかし、食中毒は、ニュースなどを見ても夏頃多くの人が罹るように思いますが、亡くなる人は少なくて、回復される方が多いように感じます。 雪印の事件でも、食中毒が起きましたが、死者は出なかったか、ほとんどなかったような記憶があります。 それに対して、狂牛病は、治療方法がなく、発病すればほぼすべてのかたが亡くなるとされています。 ガンも早期発見すれば、治るか、延命可能になってきました。 ソンタークが「隠喩としての病」としてガンについて言及したの同じようなレトリックが働いているのかもしれません。ありがとうございました。
こんにちは。 現在の状況は、牛肉にだけ過剰に反応し過ぎていると思います。 この世には、ありとあらゆる病気や災害が存在します。 狂牛病にだけ神経質になって、後はホッタラカシというのでは意味がありません。 また、常に病気や災害の事を考えながら生きていく、という事も事実上不可能です。 狂牛病にさえかからなければ、みんなが90才、100才まで絶対生きられる、 というのであれば、やる意味はあるかも知れませんが、 残念ながらそうではありません。 つまり、牛肉を食べない事によって得られるメリットとは、 この先かかるかも知れない多くの病気の中から 「狂牛病」という物が無くなるだけ、なのです。 他にかかるかも知れない病気は、いくらでもあるのです。 他の食品なら絶対安心という訳でも無いのに、 牛肉にだけ目の色を変える、という現在の風潮は何だかナンセンスな気がします。
お礼
わたしも、実際には、牛肉を食べています。ただ、ニュースを見る限りでは、狂牛病だけにはかかりたくないという人が多いような印象を受けます。おそらく、狂牛病にかかる確率を述べるだけでは、アピールしないのかもしれません。 ありがとうございました。
>肉を食べなかったら、ひとが狂牛病にかかる確率はゼロに近くなる・・・ 狂牛病というのを『クロイツフェルト・ヤコブ変異型』とすればその通りです。しかし、クロイツフェルト・ヤコブには自然発生型があり、1/100万人と言われています(これを0というのは…ね) 変異型が起こるための感染牛からの人への感染率がわかっていないので、説得力がないのかもしれませんが…イギリスの総人口は約6000万人で、これまでに発症が確認されているのは約100人です。狂牛病がもっとも広がった時点の数字で牛は3%の罹患率だったそうです。少なくともイギリスで対策がとられて5年以上たつので潜伏期にある患者はそれほどはいないと思います。 翻って、日本の数字を思い出してみてください。注意しなければいけないのは、イギリス人…脳みそ大好きだということです。日本人の肉の消費文化は幸いにも成熟していないため、赤い肉しか食べない(といっても過言ではない)ことも思い出してください。大雑把に推測しても、自然発生率よりはさらに少ない数字だろうなあということは容易に想像がつくことなのです。 で、科学的には『無視できるくらい心配は少ない』となるのです。あくまで『科・学・的』です。ちなみに日本全国の交通事故での死者は10000人/年平均です。めんどくさいので日本の総人口を1億5千万人と水増ししても…交通事故の怖さよりは少ないでしょ、絶対に、無視できるくらい… あくまで…科学的に(笑) >狂牛病では死にたくないと考えた場合、肉を食べないと主張するは意味がある・・・ 意味がないとは言いません。でもあくまで『感情的に意味がある』です。人は感情の生き物ですから『感情的』というのも立派な理由ですから胸を張ってください。 でも『科学的』には無意味です。これは変えようがありません。今までに示された数字から分析するのが『科学』ですからね…。 そして科学的な根拠がなく、感情や風聞だけで起こるものを『風評』といいます。それによる被害は『風評被害』…全国の生産者は、これまでに真面目に仕事をしてこようが、勉強もせずにダラダラしてきたものだろうが、同じく風評被害に苦しんでいます。可哀想にね(←こいつも感情的(笑))。
お礼
報道において、むしろ、牛肉を食べても、食べなくとも、数学的にほとんど変わらない確率で狂牛病に罹るのだとしたほうが、「正しい」説明なのかもしれません。 ありがとうございました。
たしかにその通りですね。 まあ、気になるなら食べなければいいだけのことです。 これは農業機器のレンタル事業を営む人の家族から聞いた話ですが、日本は今までもずーーーーーーーーっと狂牛病対策をとってきたそうです。 で、現在の狂牛病の病原菌がいつ頃日本に入ってきたかもすでに分かっているそうで(だいたい15年ほど前だそうです)、「その当時マスコミは何もしてくれなかったくせに!」とか、憤慨してました。 ですんで、牛肉を食べるかどうかは、日本の畜産技術を信じるか信じないか、という話になるでしょう。
お礼
一般の人は、畜産技術がどのようなものなのか知りません。知らないものを、信じたり信じなかったり決められるかというと疑問はあります。何となくおかしくなっているのは、やはり、行政の対応がしっかりしていないのかもしれません。ありがとうございました。
- shoyosi
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肉を食べなかったら、ひとが狂牛病にかかる確率はゼロに近くなると考えられます。 > これまで、肉を食べてなければ、そうでしょうけど、今まで、知らずにノーチェックの肉を食べてきた分はどうなるのでしょうか。 イギリスでは、これまで、数百万頭の牛が罹患し、狂牛病の死者も百人単位で発生しています。おおざっぱに言えば、一万頭のかかっている牛に一人の人間が死亡しています。日本ではこんなに流行していませんし、今後のその可能性はありませんので、日本で現実に今後、狂牛病の死者が出るかどうかはかなり疑問でしょう。牛肉に安価で代替できる食物があれば、別ですが、現実にはありません。交通事故があるから、自動車・電車に乗るのはやめようというようなものです(こちらの方が桁違いに危険です)。また、環境ホルモンや携帯電話の高周波被害の様に、よくわかっていない損害の方が恐ろしい気がします。 狂牛病では死にたくないと考えた場合> 死亡原因の上位にランクすればそうですが、狂牛病以外に、罹る確率が多く、悲惨な死に方をする病気がたくさんあります。それを考えると、何も食べない、毎日、検査をする以外に防止方法はないようです。
お礼
みんな牛肉を食べないのは、狂牛病に罹りたくないからだと思うのですね。なぜ罹りたくないのかというと、何か不治の病だからということではないかと思うのです。確かにおっしゃるとおり、他にも悲惨な病気はあります。 本来なら、確率論的な説明をすれば、もっと多くの人が、その説明に納得すれば問題はないわけです。しかし、飛行機に乗らなければ、限りなく飛行機事故に遭う確率は少ないわけで、そういう考えが、この狂牛病でもなされているのかもしれません。ありがとうございました。
お礼
実体的には、フグの毒と同じなのだとおもいます。 フグの毒に当たる確率が、ゼロに近いから、狂牛病も同じだというのは、論理的に正しいと思います。 狂牛病だけには罹りたくないと考えるような風潮のせいなのかもしれません。ありがとうございました。