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徘徊
「残酷な神が支配する」 という漫画の主人公で、 過去に虐待され、精神に異常をきたし、 その後、幻覚を見たり、いろいろ症状が 出てくるシーンがあったのですが、 その中で、無意識に徘徊するというシーン が出てきました。 実際に、トラウマのある人が徘徊すると いった症状はありえるのでしょうか。 私の認識としては、老人徘徊のイメージ しかなかったので、かなり違和感があります。 心理学を勉強したことがないのですが、 とても、心の動きに興味があるので、 勉強したことがない人間でも、わかりやすく 解説しているHPがあればそれも 教えていただきたいと思います。
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- Diogenesis
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「残酷な神が支配する」で想定されているのは 「徘徊」というより「解離性とん走」ではないでしょうか。 (とん走の「とん」は「遁」ですが,かな書きが一般的です) 以前は「心因性とん走」と呼ばれていたもので, 英語名の“Dissociative Fugue”から業界では「フーグ」と呼ばれます。 多くの場合,歩き回っているあいだやそれ以前の記憶が途切れていたり断片化したりという 「解離性健忘」,すなわち俗にいう「記憶喪失」を伴います。 ときに事故に巻き込まれたり行き倒れて発見されたりすることもありますが, 自覚がないまま昔の住所や思い出の場所にたどり着いているということもあるようで, そのあたりが痴呆性の徘徊と異なるところです。 むしろ泥酔して記憶がないままちゃんと自宅に帰って来る人に近いかもしれません。 「解離性とん走」や「解離性健忘」を含む「解離性障害」は 米国精神医学会の定めた診断基準であるDSM-IVに記載されています。 大きなストレスが症状発現の引き金になることはよくあるようですが, その原因・メカニズムについてはまだ充分わかっていません。 下記URLを参考になさってください。
「徘徊」とは「どこともなく歩き回ること」を言います。 盛り場を徘徊する、とか深夜の町を徘徊するとか普通に使われる言葉です。 精神病理学的には#1の方の説明どおりだと思いますが、病気でなくとも、考え事をしていたり、精神的なショックがあったりしたときに無意識に歩き回ることは誰でも経験があることだと思います。
お礼
ありがとうございました。
- luune21
- ベストアンサー率45% (747/1633)
専門外ですが「あり得ます」とお答えします。 徘徊は扁桃の障害が原因で起こることが判っているようです。これは、徘徊だけに限らず、アルツハイマーなどの老人性痴呆症や統合失調症、うつ、幻視、幻聴などもここに原因があるとされています。 扁桃は目の奥の方に位置していて「こころ」をつかさどる部分の中心体なのですが、(何と!)ハートの形をしているものです。 障害そのもののメカニズム(どうやって起こるのか)はまだよく判っていないようですが、加齢によるものだけではなく、虐めや虐待などのストレスでも壊れてしまって、徘徊など前述の各種障害を引き起こしてしまうようです。 但し、ここ数年で判ってきたことなので異論のある専門化の方もいらっしゃるかもしれません。 いずれにしても、こういった分野は心理学より脳科学や神経科学といわれる分野を勉強されるのが適切だと思いますよ。
お礼
ありがとうございました。 扁桃について今度は調べてみたいと思います。
お礼
ありがとうございました。 徘徊とは違ってたんですね。