- ベストアンサー
マクロ経済スライド?保険料水準固定方式?
今、年金について勉強しているのですが、マクロ経済スライドと保険料水準固定方式というものがよく分かりません。説明はあるのですが、言葉が難しくよく理解できないのです。 私は保険についてほとんど知らない学生で、知識もないのですが、分かりやすく教えてもらえないでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
母体の総数とは経済全体の総賃金であり、労働者一人あたり平均賃金×労働人口(被保険者数)となります。 要はどれだけ稼いだかを毎年計って前年度と比べる。比較した結果を%と出せばマクロ経済スライド率となります。 試算では今後10年ほど-0.9%だそうです。 労働人口(被保険者数)は-0.6%だとか・・・ マクロ経済スライドは物価や賃金のスライド率がプラスに働いたときのみ適用されます。 例えば物価スライド+2.0%なら既受給者は+1.1%の上昇率が見込めますが、物価スライドが+0.5%なら+0.5-0.9=-0.4・・・マクロによるマイナス調整は行わないので±0%となります。 同様に物価スライドが-1.0%でも-1-0.9=1.9ですが-1.0が適用されます。 賃金スライドが適用されるのは新規受給者で同様に考えます。
その他の回答 (2)
- nobenobe
- ベストアンサー率38% (49/127)
H16年度の年金改正で、保険料水準固定方式という話がでてきますが、 まず、それまでは、年金の給付水準を設定し、それに必要な保険料の負担水準を設定してました。 今回の改正で、まず将来の負担額(払う金額) の上限額を設定しその範囲内で給付水準を調整する、という方法になりました。 これにより、将来の高齢者(受給者)の増加、平均寿命の伸びによる受給者、支払額の増減、逆に若手が少ない現状による保険料収入の減による年金のお金が枯渇しないように、また保険料の上昇を極力抑えるように変更しました。 で、将来的に厚生年金は18.3%(本人9.15%、事業主9.15%)、国民年金は16900円の保険料水準を固定することとして、それ水準になるよう、国民年金は毎年280円ずつ値上げ、厚生年金は毎年0.354%引き上げるようなことになるそうです。 これにより、2017年以降は保険料の水準が上記の%で固定されるという事になります。
お礼
ご回答、どうもありがとうございます。 分かりやすい言葉で教えていただき、理解がしやすかったです! 保険料はどんどん上がっていくのですね。それに見合う給付が期待できないということを聞きますし不安も怒りもありますね。うーん、自分の将来にも大きく関わってきますので頑張って勉強したいと思います。
- nikuq_goo
- ベストアンサー率46% (335/715)
どこまで理解できたか追記頂けると回答が明確になります。 まず保険料水準固定方式とは年金保険料を一定の水準で固定し、保険料で賄える額を年金給付するといった意味合いになります。 要は100人から1万円づつ徴収して、運用で増やして101万円になった。20人の条件が同じ年金受給権者が居れば一人5.05万円給付する・・・と言うことです。 実際には賃金水準、物価水準等も加味されますのでこの限りではありません。 この方式は国勢によって保険料が際限なくあがり続けることを危惧する現役世代の為のものです。日本の場合、保険料が固定になっても税金があがるといことであまり意味はない気がします。スェーデンかどっかで成功した方式だとかなんかで読んだ気がします。 マクロ経済スライドは被保険者=拠出側、受給権者=給付側として、母体の総数でスライド率を調整するためのものです。 結局のところ、厚生年金保険料も国民年金保険料も固定額となりました。いきなり決めた額を突然払えと言われても困るので経過措置として現在年々増えているように見えますが実際は本来必要な保険料になるまでの恩赦みたいなものです。 尚、マクロ経済スライドは物価スライド特例によって未だ発動してなかったと記憶しています。
お礼
ご回答、どうもありがとうございました。 水準固定方式についてはよく理解することができました。具体例があったので、よりイメージがわきやすかったです。 マクロ経済スライドについての説明ですが、母体の総数でスライド率を調整という部分がよく分かりませんでした。母体の総数というのは被保険者の数のことでしょうか?
お礼
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。 再び回答して頂き本当にありがとうございます。 具体的な例でとてもよく分かりました。 なんだかこれまで聞いたことのないような言葉が出て来たので戸惑いましたが、理解することができました。 どうもありがとうございました。