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「マクロ経済スライド」とは

 私は、年金支給額というのは、「物価スライド」方式だとばかり認識していました。それが、いつかの時点の改訂で「マクロ経済スライド」方式に改訂されたのだそうです。その結果、年金支給額を物価上昇率より1%抑えるという趣旨のことが、先日発表されたように認識しています。 ここで質問なのですが、 (1) 上記の認識は正しいでしょうか? (2) 「物価スライド」方式という、極めてわかりやすく、常識的な方式から、「マクロ経済スライド」方式に切り替わった理由は何でしょうか?「年金制度の維持」という理由の他に、何か理由はあるのですか?私には、単に、政治や厚生労働省の役人の失敗のツケを負わされているような気がしてならないのですが、この認識は間違っていますか? (3) そもそも、「マクロ経済スライド」方式とは、どんな方式なのでしょうか?私には、極めて「ご都合主義的な」方式としか思えないのですが? (4) 年金の支給に当たって、「マクロ経済スライド」方式の方が、「物価スライド」方式より優れているという理由はありますか?

みんなの回答

  • f272
  • ベストアンサー率46% (8477/18147)
回答No.1

(1) 大体正しいが、数値が違う。 賃金変動率が+2.3%、物価変動率が+2.7%だから+2.3%をもとにして、スライド調整率-0.9%と特例水準解消のための-0.5%をあわせて、 平成27年4月からの年金額は+0.9%になる。 (2) 間違っているでしょうね。 特例水準解消のための-0.5%は政治の失敗のツケでしょうが、スライド調整率-0.9%は「年金制度の維持」というのが唯一の理由です。 物価スライドだけだと、 公的年金被保険者数の変動率 平均余命の伸び率 を考慮していません。ようするに現役世代が少なくなるのなら、それにあわせて年金額を減らさないと年金が破綻してしまいます。また平均余命が伸びて年金受給額が増えると、それにあわせて年金額を減らさないと年金が破綻してしまいます、ということです。 (3) 上で説明しました。 (4) 上で説明しました。 収入の範囲内で給付を行うためには、給付と負担の変動に応じて給付水準を自動的に調整する仕組みが必要です。

noname#205122
質問者

お礼

詳しくご回答いただきまして、ありがとうございました。 「現役世代が少なくなるのなら、それにあわせて年金額を減らさないと年金が破綻してしまいます。また平均余命が伸びて年金受給額が増えると、それにあわせて年金額を減らさないと年金が破綻してしまいます」というのは、全くそのとおりだと想像できますし、私のような馬鹿にも分かります。 しかし、このことは、「100年安心の年金制度」のおかげで、これまで、1円も欠かさずに掛け金を払い続けた人の生活は、必ずしも「安心」という訳にはいかないということですよね。この現実を突きつけられると、「政治家は何をやってきたのか?、厚生労働省の高級官僚といわれる人たちは何をやってきたのか?」、という疑問が湧いてくるのです。政治屋さんは別にしても、日本の役人の能力からすれば、このようになる前に、「十分に予測可能」な事だったと思えるのです。「物価スライドだけだと、公的年金被保険者数の変動率、平均余命の伸び率を考慮していません。」ということにしても、もっと早い時期に「手を打つ」ことは出来たと思うのです。質問の仕方が悪かったと思いますが、そこに、政治家なり官僚の「恣意」が働いているのではないか?と思った次第です。そして、このことが、今の現役世代の「年金」に対する不信にもつながっているように思うし、考えているうちに「年金制度」の問題だけではないような気がしてきました。 結局、「年金」に関しては、「生まれてきた時代が悪かった」と諦めるしかないのですかねぇ。もっとも、今、掛け金を支払わなければならない現役世代も、「生まれてきた時代が悪かった」と感じているのかも知れませんが……。 「お礼」を書いているうちに、そもそもの質問の方向とも違ってきましたが、この「不信・不安」を払拭するのが、政治の役割、「高級」といわれる官僚の役割ではないか?と考えてしまいました。

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