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韓国は日本の植民地だったという表現は正しい or 誤り?
ネット検索をしていて疑問に思いましたので教えてください。 「韓国は合法的に併合されたのだから植民地ではない」という人がいるかと思えば、ニュースなどでは植民地という言葉を使っているので混乱しています。 どちらが正解なのでしょうか?
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こんばんは #2さんご指摘のように「植民地」の定義は大切でしょう。 ところで私としては、別の視点で書いてみたいと思います。 「植民地でない」ということは「内地=本土」と同じ、と解していいかと思います。また「同化」ということであれば、日本国民(臣民)と同等、というのが論理的帰結でしょう。 ところで、日韓併合後の朝鮮では、日本人と朝鮮人との間には法的な区別がありました。日本国籍は認められますが、官吏(公務員)への道や、居住・移転については制限が多かったこと。特に参政権については(朝鮮における就学率、識字率の低さにも原因があるとはいえ)終戦直前まで認められませんでした。 このような法的不平等と寺内正毅総督に始まる軍・警察を主体とした統治方法は、「植民地支配」といわざるを得ません。 しかし「結果」だけですべてが割り切れるか、現在の基準から過去を「断罪」できるか?という疑問もあります。(一方では、「歴史は結果がすべて」というのも正しいでしょう。) 私としては「植民地」であったか否かとともに、「日本の統治のどこに、将来(=現在)に禍根を残すような欠陥があったのか」を問う視点も必要ではないかと思います。「もっとうまくやればよかったのに」ということではありません。当時の日本のアジア観や政治手法、外交感覚など様々な点で現在を考える教訓になると思います。(ある意味、現在の日本の中韓外交は、当時の日本の政治外交の「検証なしの裏返し」ではないかと個人的には思っていますから)
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- mii-japan
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正解はこれからの歴史解釈によるでしょう 一番排除しなければならないのは 当時の状況を無視して 今の自分の思い込み・常識で判断しようとすることです 70年前・百年前の常識で判断しなければ、単なる自己満足に終わってしまいます(現韓国の様に) 欧米列強の19~20世紀にかけての行動との比較であればそれなりの意味を持ちますが・・・・・・・
- nacam
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合法的であろうと、非合法的であろうと、植民地にはかわりがありません。 インドを植民地化したイギリスも、合法的に植民地化していますし、列強の中国進出も、全て合法的に行っています。 この場合の、合法とは、強者の言い分、手続きにしかすぎません。 ただ、他国への植民地化には、領土併合型と、現地搾取型があります。 ロシアは、シベリアを支配しましたが、自国領土に併合しました。 アメリカも、メキシコやインディアンの土地を、自国領に併合しました。 この場合、普通植民地とは言いません。 通常植民地といえば、自国と植民地をはっきり区別し、搾取的な経営を行うところを指します。 韓国併合の場合、自国併合型と、搾取型の中間的な動きでした。 実際の日本支配が、長期間に及べば、自国併合方にすすんだかと思います。 その意味で、韓国併合は、植民地と言えないともいえます。 殖民行動が、現地に問題を起こす事は、昔からありました。 ローマ帝国の辺境殖民に対するケルト人の抵抗、チェチェン問題の発端となった、モンゴルによる南ロシア殖民、ポーランドとドイツの因縁の対立となったドイツ東方殖民、コソボ紛争の原因となった、アルバニアとセルビアの相互の殖民活動、などなど、長い間の因縁になっているところも、多数あります。 良い悪いではなく、殖民活動とは、摩擦を膿み安いものです。
- o24hit
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こんばんは。 併合されたと言うのは、実情とは違います。併合されたと言う事は、同じ国になったと言う事になるんですが、そうではなかったからです。 例えば、 (1)内地(日本本国)と外地とでは法域が異なり別々の法令が施行されていた。 (2)内地では帝国議会が法律を制定したのに対し、外地ではそのような議会は存在せず、総督が制令(朝鮮)や律令(台湾)などを制定していた。 (3)関東州や南洋諸島の外地人には日本国籍が与えられずに帝国臣民としての権利も認められず、台湾人や朝鮮人には日本国籍は与えられたが、参政権や公務就任権、居住・移転の自由、戸籍移動の自由などの権利が制限され、日本国民としての兵役義務を課せられず、内地人と外地人との間に国籍付与の有無や国民の権利・義務について明確な区別が存在した。 ことなどから、とても同じ国とはいえないです。典型的な植民地であったと理解するのが正しいですね。
- Sombart
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「植民地」という単語の定義を各自が勝手にやっている上に、それを明確化しないという卑劣さが混乱の理由です。 本来、「植民」とは農業を行う自国民が国外に農地を持って農業に携わるという意味です。古代ローマがそうでした。が、プランテーションという言葉で表現される、大規模単一作物の作付けをして苛斂誅求と言える現地人収奪をするいわゆる「帝国主義」的植民地の方がメジャーになった結果、「植民地」という単語には悪いイメージが付きました。 で、日本の韓国に対する態度は、この「帝国主義」的植民地とはまるで違い、むしろ古代ローマに近いものです。自腹を切ってインフラを整備し、現地の人々を自国民と同化していこうという方針だったのですから。 そういう、定義のギャップの問題ですね。 ある意味、どちらも正解なのですが、反日の人たちが悪いイメージを日本になすりつけようとして「植民地」という単語を他者に誤解させる意図で使っていると理解すると、混乱は解消します。
http://www.h7.dion.ne.jp/~speed/heigou_korea.htm 条約の条文的には併合というのが正しいです。 ですが日本本土とは別の法律が施行されていたようで、植民地的側面があったことも事実です。(参考リンク参照) ちなみに植民地支配が非合法であるとの考えは1960年の国連の植民地独立付与宣言以降のもので、 http://www1.umn.edu/humanrts/japanese/Jc1dgiccp.htm 当時、植民地支配は合法的なものでした。 ですから「韓国は合法的に併合されたのだから植民地ではない」というのは正しくないです。
補足
皆様、大変詳しく教えていただきまして、ありがとうございました。 大変参考になりました。 なかなか難しい問題のようですね。 この場をおかりして御礼とさせていただきます。