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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:薄層クロマトグラフィー(TLC)について)

TLCの原理と展開距離の関係について

このQ&Aのポイント
  • TLC(薄層クロマトグラフィー)は、極性が高い物質ほど展開距離が長くなるという原理に基づいています。
  • 実験結果から、P-ニトロ安息香酸エチルの方が展開距離が長いことが確認されましたが、その理由について疑問が生じています。
  • 展開距離の違いは、シリカゲル板の吸着性や他の因子によるものか、NH2とNO2の極性の違いによるものか、詳しくは分かっていません。

質問者が選んだベストアンサー

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  • DexMachina
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回答No.1

「極性が大きいものほど展開距離が長くなる(=Rf値が大きくなる)」、この場合の「極性」は「展開溶媒」の話です。 同じ展開溶媒で考えた場合は、「シリカゲルに対する対象試料の吸着性が小さいほど(=相対的に、展開溶媒との親和性が大きいほど)、展開距離が長くなる」ことになります。 TLCは、「シリカゲルへの吸着」と「展開溶媒への再溶解」の平衡によって、対象試料内の複数成分を分離させるものです。 つまり、シリカゲルに吸着されやすいもの(→概ね極性が大きいもの:分子内水素結合を起こす場合など例外もあり)ほど吸着されている時間が長くなるため展開距離は短くなり、展開溶媒との親和性が大きいほど吸着されている時間が短くなるため展開距離は長くなります。 これが、TLCで複数成分を分離できる原理です。 ご質問の場合は、シリカゲル中の水酸基との水素結合などにより、ニトロ基よりもアミノ基を持っていた方が吸着性が上がるため、p-アミノ安息香酸エチルの方がRf値が小さくなった、ということでしょう。

madetypeplanet
質問者

お礼

とても参考になりました☆ ホントにありがとうございました(∇^ノノ)。oO0

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