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薄層クロマトグラフィーについてです
TLCを使って実験をしたのですがいまいち以下のことが分かりません。よかったら教えてください 使ったものは展開容器(蓋つきガラス瓶)展開液、クロマト板です 1試料スポットが展開溶媒の液面より上でならなければいけない理由 (試料が溶け出してしまうだけでしょうか) 2展開溶媒の蓋をしないとRf値にどんな影響があるのか(蒸発するからどうなるのですか) 3混合飼料を分析する際TRC板の上端に達するまで長時間展開しすぎるとどうなるか(Rf値がだせない?) 4高濃度の資料スポットをTLC上に形成し展開させるとどうなるか (尾をひくとどうなるのか) 実際にやりたかったのですがTRCが提出用しか配布さぜずできません。
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>1試料スポットが展開溶媒の液面より上でならなければいけない理由 試料が溶け出すのは当たり前だが、スポッとした点が薄層中で拡がってしまい最悪隣のスポットと混ざる。 >展開溶媒の蓋をしないとRf値にどんな影響があるのか(蒸発するからどうなるのですか) 「蒸発するからどうなるのですか」これは正しい認識。 TLCの前提は「TLCの全ての部分で気液平衡にある溶媒と吸着平衡にある」こと。もし上部で展開溶媒が飽和蒸気圧に届かなければ、下から上がってきた成分はどんどん途中で濃縮されRf値に再現性が保証されない。 >混合飼料を分析する際TRC板の上端に達するまで長時間展開しすぎるとどうなるか まず、初歩として「展開溶媒は上端に達しさせてはいけない」200mm長のTLCなら上から10mm、私が使う6.6mm(200mmの1/3)長のものでは上から1mmで止めなくてはいけない。理由は簡単、せっかく分離した分画が停止し拡散してしまう。 >高濃度の資料スポットをTLC上に形成し展開させるとどうなるか(尾をひくとどうなるのか) 尾を引く段階で既に吸着平衡状態に無い。さらに下の分画と混ざる。また分画によっては自分自身に溶ける。(特に低融点、展開溶媒と相溶性が高い成分がある場合)
お礼
早々に回答ありがとうございます!! たいへんわかりやすく助かりました! 次の実験で意識しながら観察したいと思います!