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哲学と芸術
あまり哲学には詳しくないのですが、哲学から見た芸術についてどんなことでもかまいませんので御意見下さい。ちょうど芸術大学に通っているので知っておきたい気分です。 よろしく。
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一般に、哲学とは論理的な言葉を通じて、人間とは何か・世界とは何か・神とは何かといった問題を考える学問です。一方、芸術もまた同じ問題を具体的(物理的)存在である作品を通して認識する一つの知であるといえます。プラトン・アリストテレスの昔から、哲学者は芸術について、また芸術作品を素材にして自らの認識と考えを発展してきました。これが近代になって、ドイツのライプニッツ・ヴォルフ学派の一人バウムガルテンという人が感性的認識(論理的な認識ではなく、美や快といった感性の認識)の学の必要性を唱えて、「美学(エステーティク)」という言葉を創始しました。以来、カントは「判断力批判」を、ヘーゲルは「美学講義」を、ニーチェは「悲劇の誕生」を著しています。これらは美学の古典となっており、芸術についての哲学的考察の見本のようなものです。いずれにしても、哲学と芸術との関係については、現在では美学という独立分野が存在しているので、そちらの文献を当たられるのがオーソドックスな方法でしょう。
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- chihoko
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●芸術とは人間に備わっているいいものとわるいものを見分ける力(真善美)を 育てるものです。正確にはその育てる効率の高い物を芸術を呼びます。 ですからなんでも芸術になり得ます。効率の問題だけです。 おおくの方々がそれからなんらかの影響を受けるのであればそれは芸術です。 ●哲学は言葉をつかって行き着こうとします。 芸術は言葉はもちろんなんでもありです。芸術の部分集合が哲学であり 哲学の部分集合が 科学を含むもろもろの学問や宗教です。
余談ですので、お気になさらずに。 哲学も芸術も素人の私には、写実的な芸術以外は、なんか、哲学みたいな気がしますね。 感覚だけで書かれた小説。 抽象画。 何を訴えたいのか、理解しかねる写真。 ただただ、絶叫調のサウンド。 古い話題ですが、 製作者(原作者・監督)だけが理解している「エヴァンゲリオン」。 私には、ミーンナ、哲学です。 多分、境界があいまいなのかとも思いますが。 余談まで。
お礼
>余談ですので、お気になさらずに。 いえいえ、意見を聞かせてもらえるだけでありがたいです。 「エヴァンゲリオン」はいろんなジャンルの思想がゴチャゴチャ にミックスされてて、私には理解できないシーンがありました。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど効率の問題ですか。二つ目の●の考え方には納得できました。 前から気になってたので。