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須磨・神戸で文学作品の舞台になったところは?
高校生をつれて、文学散歩に出かけます。方面は須磨・神戸です。須磨といえば「源氏物語」なのですが、高校1年生が興味を持ちそうな作品が、ほかにないでしょうか。古典に限りません。よろしくお願いします。
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谷崎潤一郎は壮年の頃神戸に住んでいました 細雪とか蓼食う虫とか神戸を舞台にした名作が多いです 志賀直哉の名作、暗夜行路の夕方の明石須磨の浜を汽車の窓から見るシーンが忘れられません
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- comodesu
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須磨への文学散歩、いいですね。 まず、須磨の浦は「万葉集」に3つの歌が詠まれています。 それから須磨寺に向かうと「平家物語」の世界です。宝物館には「青葉の笛」など、源平の遺品などがいろいろ見られ、物語の時代を身近に実感することが出来ます。 http://www.sumadera.or.jp/ 須磨寺はまた文学の薫り高く、境内には25もの句碑、歌碑、文学碑があります。山本周五郎「須磨寺付近」の文学碑、陳舜臣の漢詩碑、芭蕉・蕪村・子規そして尾崎放哉の句碑など盛りだくさんです。その案内を記したパンフ「須磨寺散策マップ」がもらえます。 本堂の左に太師堂があり、ここは尾崎放哉が堂守として住んでいたところで、たくさんの名句をここで生み出しました。その一つ「こんなよい月をひとりで見て寝る」の句碑が前にあります。私は過日、放哉の句集を手にここを訪れました。 宝物館前の休憩所には「投句箱」が設けられているので、みんなで投句してみるのも一興かと思います。投句箱は年に一度開けられ、選句して句集にされるということです。 放哉の作品: http://aozora.gr.jp/index_pages/person195.html#sakuhin_list_1 山陽電鉄「須磨寺」駅前で観光協会の地図など配っていました。下の参考URLでも見られます。
お礼
勉強不足で、俳句まで気が回っていませんでした。生徒達と「投句」できるとおもしろいかもしれないなぁと、一人で盛り上がっています。有り難うございました。
- tamausagi
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神戸というと私は玉岡かおるさんが真っ先に浮かんできます。 もともと兵庫県生まれで神戸の大学を卒業、神戸文学賞を受賞してデビューした作家さんです。 最近は関西ローカルの番組でコメンテーターを務めていたりするので見たことある方も多いのではないでしょうか。 少し古めですが「神戸ハートブレイク・ストリート」(大和書房:1994)なんかは、まさしく神戸が舞台。 恋愛短編集(しかもかなり短め)なのでとっつきやすいかもしれません。 作品の多くが神戸が舞台、あるいは神戸で育った人物が出てくるものです。読書欲のある高校生で、せつない恋愛物が好き、時代物でも大丈夫、なら他の作品もよいと思います。
お礼
短編集ならなにかと忙しい生徒でも読んでくれると思いました。 有り難うございました。
- thing
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いざ文学散歩となるとなかなか思いつかないものですね。 阪神間であれば、すでに紹介されています、須磨の一の谷か、 谷崎潤一郎ぐらいしか思い浮かばなかったものですから、 ほかに何かないものだろうかと検索していましたら、こんなサイトがありました。 文学碑などもないようですし、参考になるかどうかも分かりませんが、 その周辺の詳しい地図とか写真、引用されている小説の抜粋なども紹介されていますので、 もし時間が許すなら訪れてみられるのも一興かと思います。 http://www.tokyo-kurenaidan.com/haruki-nishinomiya1.htm 「 村上春樹の世界」西宮を歩く http://www.tokyo-kurenaidan.com/haruki-ashiya1.htm 「村上春樹の世界」芦屋を歩く http://www.tokyo-kurenaidan.com/haruki-kobe1.htm 「村上春樹の世界」神戸を歩く URLだけ貼った空疎な回答ですが、何かの足しにでもなれば幸いです。
お礼
結構「春樹」ファンがいるようなので、生徒の方がよく知っているかも知れませんね。一緒に歩けると良いなと思っています。有り難うございました。
- tachan28goo
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宮本輝著『花の降る午後』(角川文庫) 神戸の北野坂から山手へもう一段昇ったところにあるフランス料理店アヴィニョンが舞台です。 数ある宮本作品の中でも女生に人気のある作品だと思います。映画化もされています。
- 24blackbirds
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「太平記」に描かれる楠木正成終焉の地は兵庫です。 野坂昭如の「火垂るの墓」は神戸空襲を舞台のひとつとしています。 「平家物語」の「青葉の笛」の話はまさに須磨の話。有名な鵯越は神戸市兵庫区。 淡路(あはぢ)島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守(せきもり) 源兼昌(78番) 『金葉集』冬・270 は、百人一首にも納められた名歌。淡路島の近さを実感してください。 稲垣足穂の作品に神戸を舞台にしたものが多い(トアホテルとか中山手通などが出てきます)のですが、高校生が興味を持つかはちょっと。 とりあえず、こんなところで。
お礼
古文から現代文学まで、やはり神戸の魅力はつきませんね。 秋の小旅行を楽しんでこようと思います。有り難うございました。
お礼
暗夜行路、随分昔に読んだので思い出せませんでした。 もう一度読むチャンスを与えてくださって有り難うございました。