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「絶対に勝ちます!!」って?
「絶対」-どうしても。何があっても。(大辞泉) よくプロ野球のヒーローインタビューや格闘技などでタイトル通り「絶対に勝ちます!!」と選手が口にすることがあります。 私はこの言葉に強い違和感を感じます。いくらリップサービスだからといって絶対といってもよいのかと。 「絶対」に近い言葉として、「必ず」という言葉があり、これには「強い決意」という意味もあると知りましてこれはよいのですが、「絶対」にはこの様な意味がありません。 単に誤用または口からでまかせ、またはそこまで深く考えていないと思いますが、かえってこのような言葉を口にした次の試合は負けることが多いと思います。もちろん統計などは取っていませんが。 皆さんはどのように思われますでしょうか。
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質問者が選んだベストアンサー
その他の言語でも、「絶対」に当たる言葉は、同様の語用法があります。結構ユニバーサルに寛容されている言葉だと思います。 英国では、TV番組(BBCのコメディ)から Absolutely Fabulous (絶対すごい)という言葉が大流行して、ab-fabという表現までできました。absolutelyもabsolumentもよく使う表現ですが、余り多用されると逆に信用できないなという気持ちは確かに生まれるのでは?その他に、「200%本当だよ」とか、「間違いなく確実に」などといわれても、同様ですね。 「絶対/相対 absolute/relative」という科学的な使い方では、質問者さんの言うとおりの意義だと思いますが、慣用的にはその意味は語用論的に含まれません。 でも「絶対勝ちます!」というと負けることが多い、というジンクスがある選手もいそうですね。 ちなみに、「絶対」は以前は、~ないとの呼応する語で、「絶対負けない」が正しく、「絶対かつ」は間違った言い方とされてきました。「ら抜き」言葉もそうですが、広く受け入れられて、今では誰もおかしいとは思わなくなりましたね。 もしかしたら質問者さんの「違和感」はこのことにも由来するのでは?
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- lavender_Miki
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皆さんの解答をオーバーラップしそうですが、 「絶対に『勝ってみせます』という意気込み」と解釈してはいかがでしょう?
- gorgom
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別に違和感は感じません。 厳格な日本語の証明ならダメ出しされそうですが、試合結果がわかってない時点で絶対に勝つという言葉を口にしてはならない、というのは「表現の自由」の侵害になります。 個人的には「言うだけならタダ」だし、言うだけ言って負けたところで、国語の先生が「さっきの言い方はおかしい」って言うことじゃないですよね。 「結果はわかりませんけど、精一杯やります」は言い分としては正しいかも知れませんが、勢いや意気込みで劣ると思います。 だからディスカウントショップで「どこよりも安い」って言ってるのと変わらないでしょう。 実際にはポイント還元があるからとか、うちではこれが限界とか、あれこれ言って逃げますからね。 でも客だってそれ以上は追求しないでしょう。 仮に「絶対に勝つと言ったのに、期待が裏切られて精神的苦痛を受けた。慰謝料を払え」と裁判に訴えれば、こう言われるでしょう。 およそ「元気百倍」、「うまさ日本一」、「最高級」などの宣伝文句は、一種の強調表現として公正な商慣習の範囲内と認められるべきものである。 商売人は自然言語を用いて宣伝および商取引上の説明を行うものであって、その文言の一字一句を厳格に科学的証明をする必要はない。 しかるに職業従事者たる運動選手の発するところの「絶対に勝つ」という宣伝文句は、通常人が一般的注意をもってすれば容易に強調表現であることが推測できる。 すなわち、詐欺的商法として観客をだます意志もなく、また観客側もそれを容易に看破できることもあり、わずかな言葉尻をとらえて運動選手を咎めることは、売り手側と買い手側のバランスから考えて、商取引の公平な安全の確保において社会通念にそぐわない。 ごめん、適当に書きました。 要するに「宣伝文句に対して過敏すぎる」だと思います。 ・・・それより気になるのは「ヒーローインタビュー」って、試合後に勝った選手にインタビューすることなのでは? 言うなら「試合前インタビュー」なんじゃないかと。
お礼
回答ありがとうございます。 表現の自由を侵害するつもりはありません。言うのはタダです。 しかし言ってて恥ずかしくないのかと思うことがあります。 格闘技で「絶対に1ラウンドKO」と宣言していたにもかかわらず、平気で2Rのリングに立っている。宣言したのなら1RでKOできなかったところでタオルを投げろと思うのですが。 また損害賠償の件ですが、私もできるとは思っていないのですが、 「選手が絶対と言っているのには、対戦投手との相性や表には出ていない秘策があってのことだろう。勝つか負けるか分からないのなら行かないが、絶対に勝つのなら応援に行ってやろう。」として球場に応援に行った結果負けた場合、「負ける可能性があったのなら応援に行かなかった。」と主張すれば面白いことになりそうですが。 また回答の最後のところですが、私の言葉不足のところがありました。「明日(次の試合)も絶対に勝つ」というフレーズがヒーローインタビューでよく使われる事についてです。
- shkwta
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意味を定義する場合は「例外なくすべての場合に成立する状態」「他との比較ができない、あるいは他の比較を考えない場合」といったことにせざるを得ませんが、心理的には違います。 むしろ、《絶対的強制力》や《絶対的根拠》がないときに、「それでも強く思っているよ」ということを表現する場面で使われます。 (例) 「この機器は、絶対に分解しないでください」=分解する人もいるだろうけど、どうなっても知らないよ。 「あんたが絶対に犯人だ」=証拠はないけど、あんたが犯人だと信じている。 「この投資は、絶対に大丈夫です」=大丈夫だと思うけど、失敗したときは勘弁してね。 本当に絶対勝つとわかっている弱い相手に「絶対勝ちます」なんて決意表明はしません。「油断せずに気を引き締めて行きます」などと言うでしょう。
お礼
早々の回答ありがとうございます。 私は頭が固いのか、間違ったことはそれが使われていようが全て間違っていると思ってしまうのです。 #2様の例ですと 1-何があろうと分解してはならない 2-証拠が揃っているけれども、自供が得られない 3-そもそも投資に絶対はない と考え、そもそもスポーツマンが口にする言葉ではなく、強い決意表明の際には「必ず」という言葉を使うべきだと思うのですが。
失礼ながら、誤用とまでは思いません。 「絶対、君は成功しない」は使いますね。ところが、成功するか、しないかは、神のみぞ知るところであり、未来の不確かな事象に対して「絶対」を使うのは、主観、意志の表明と思います。 但し、必ずしも正しい日本語かというと余り関心はいたしません。其の点は、質問者様のご指摘のとおりです。
お礼
早々の回答ありがとうございます。 私の中では「絶対、君は成功しない」すらおかしいと思うのです。 たとえば年齢制限があるとかで、成功する可能性が全くない場合にのみ使うべきであり、ましてや勝つ可能性が五分五分の場合などには使うべきではないと思うのですが。
お礼
回答ありがとうございます。 >でも「絶対勝ちます!」というと負けることが多い、というジンクスがある選手もいそうですね。 私がこのことを思うようになったのはまさにこれで、阪神時代の新庄選手がヒーローインタビューで「明日も勝つ!!」という度に次の日には負けるというジンクスがあり、いつも「いらんこと言うな!」と思っていたのです。まあこれは単なる決意表明でしょうが。 また私の調べた辞書では「絶対~ない」のほかに「絶対~する」というものもありました。「絶対に投票に行く」などというもので、これについては特に違和感はないのです。